出航佐賀競馬

 大分から福岡に移動し,2日目は佐賀競馬であります。
 まず,朝に長老と待ち合わせ。自分がエクセル博多の場所を完全に勘違いして,一人でパニクっておりました。この日,佐賀競馬の前にエクセル博多に向かったのは,エルドリッジがデビュー戦人気になっていたからであります。てなわけで,フィラデルフィア計画ならぬ福岡計画が挙行され,庶民の長老とNPはエクセル博多で外から待機。ファミが内部で大勝負,と相成りました。まあ,せっかく中山でデビューするのになんで我々は福岡にいるのか,っていう話でもあるわけですが。

 で。びっくりしたのがこのエクセル博多が入っているgate'sというビル。2階にドンキホーテ,3階にサテライト中州,4階にエクセル博多と,もうダメ人間が一挙に集結するためのようなビルです。地震か何かでこのビルが壊滅しても,日本にいい影響しか及ぼさないのではないかという気がします。それよりなにより,3階のサテライト中州。外観がきれいすぎて最初は存在に気づきませんでした。競輪感ゼロです。入会無料キャンペーンやってますが,このキャンペーン,終わる日がくるんでしょうか。

正面 これはエクセルのある階
きれいすぎる
夜のgate'sビル

 そんなこんなで,なんともいえない敗戦(その後まさかのレースが続いていくわけですが……)を経てファミさんと合流。
 福岡で昼食も取って,佐賀競馬へ。2年前のことなのにすでに記憶から飛びつつありますが,記憶が正しければ西鉄大牟田経由で行ったはず。

 天候は小雨であります。佐賀競馬は無事40周年を迎えており,でかでかとその旨掲げられておりました。


 そして,佐賀競馬は誕生日月の人は無料で特観席に入れるというキャンペーンを行っており,3月生まれの方々について行ってNPも特観へ。それにしても,4人まで入れるってのは太っ腹というか,そんなに特観が空いてるんですね,というかなんというか。とりあえず先に感想だけ言うと,特にカネ払ってまで入りたい特観だったかというと個人的にはNoかな……(夏とか冬でエアコンを欲する場合は変わるかも)。せっかく無料で入らせるんだから将来的に有料客になるような場所だったらいいんだろうけれど,そこまで設備改修費出ないんだろうなあ。

ハッピーバースデー 特観席購入機 ここを上がると特観へ 特観からの眺め いすと机 こんな感じです

 そんなこんなで,佐賀競馬は2010年以来3年ぶり2回目であります。なんとなく見覚えのある赤煉瓦風の建物。そして右回りパドック。いやぁ,佐賀ですねえ。
 まあ,特観を取っていても基本的にやることは変わらず,下でパドックを見て馬券を買うだけです。そして,見る場所が特観席になって,階段1階分健康的ってことですな。
 そんなパドック馬券派にとって大敵なのが,よく分からない佐賀のパドック事情。前回はどうだったか忘れましたが,今回に関していえば,パドックに出てこずに裏の馬装所でとどまってる馬がおりました。そして,そいつがきちんと飛んでくれるならこっちも安心なのですが,そいつが馬券に絡んでくるから困りもの。パドック派には手の出しようがありません。パドックに出てこない馬を全部買うわけにもいかんし,どうせいっちゅうねん。

懐かしの煉瓦 パドック ボロくなっております 相変わらずの手書きと右回り 奥にいる馬は何なのか…

 まあ,前回の佐賀をよく覚えているわけでもないのですが,今こうやって写真を見比べていると,良くも悪くも変わってないな,という印象です。JRAのI-PATから地方の馬券を大々的に買えるようになってようやく利益が出ているわけで,この時期までに施設改善はきつかっただろうし。
 てことで,相変わらずコンパクトなスタンドに,いろいろ詰まっております。そういえば,写真撮ってないので確認できんのが痛いのですが,記憶が正しければ何でも焼く店からシャボン玉が消えていたように思います。気のせいかもしれません。まあ,いずれにしても雨の中外でシャボン玉を作る子供がいるはずもなく……というか,前回(ゴールデンウィーク中)よりも今回(普通の日曜)の方が当然のように家族連れが少ないわけで,まあシャボン玉売ってもね。
 人がお茶出ししているのも前回と同じでした。安心しますね。

スリにご用心 買ったらそれまで
何が消されてるんだろうか
スタンド内部の様子 ぶれたけど,まんじゅうのハローも現役 早朝払い戻し窓口
意識せずに前回と同じもの買ってた 便所と化粧室
両名併記です
前回は4社だったのに,
九スポが消えております
キッズコーナー 払戻金算出方法
競馬法知らんのですが,これって
掲示しなきゃいかんのですかね
誰も見てないと思うんだけど
スタンド

 そんなわけで,すでに昼飯も福岡で食べ終えてるのであとはぷらぷらするしかやることがありません。というわけで,JRAの馬券売り場を求めて歩きます。が,閉まってました。佐賀競馬開催時は閉鎖してるのかな。まあ仕方がない。「配当を1%上乗せする代わりに払戻金はすべて佐賀競馬に突っ込まねばならない馬券」みたいなのを売るわけにはいかんだろうしなあ。
 それにしても,佐賀も向日町や奈良並に食堂街が凄いですね。ほとんど閉鎖してるのが悲しいけど。でもまあ,高知とかよりは稼働してるか。儲かってるんですかね?

 ついでに,実は内馬場への道が閉鎖されていないことを知ったので,内馬場に行ってみました。
 誰もいません。この広い内馬場を占有している!いやっほい!と思ってファミと長老にメールしたら,実は長老も内馬場にいました。この日佐賀競馬場に何人入場してたのか知りませんが,内馬場にいる人間が2名だけ,しかもどっちも白馬勢,そして特に示し合わせていない,というのはなんという偶然か。なお,特観席にいたファミさんによると,内馬場の人影は目立ってたらしいです。


上から下から馬場を見る
ホースランドごあんない 地下道 おねがいも消えかかってます 一応15:30までらしい ハロン棒
内馬場の様子。芝は一応きれいに刈られているようでした 内馬場からスタンドを見る
内馬場にも一応遊具が カラスがたたずむ 遊具。なんともいえない寂れっぷりです 内馬場からゲートを見る スタートしました

 さて,この日のメインは重賞のはがくれ大賞典。Wikipedia情報によると,葉隠ってのは鍋島藩に由来するもののようです。「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」っていう言葉は有名ですが,これだけ切り取ってもなんのことやらさっぱりです。Wikipediaを読んでいると,一言に「武士道」といってもいろいろあるようで,葉隠的武士道は儒学的武士道とは違うんですな。へぇ〜。赤穂浪士にも批判的とか,なんとも興味深い。三島由紀夫の葉隠入門は,ブツとしての本は持ってますが,積ん読状態で読むのはいつになることやら…。

 そんなはがくれ大賞典。一着同着でした。同着というと,足利最終レースでの2着3着同着が思い出されます。あれ(2003年)から10年たっているわけで,なんとも時の流れははやい。そして,当時は10年後に自分がこんな場所にいるとは想像もしてなかったな。

1 3 デュナメス 佐賀 牡 7 56 南谷圭(佐賀) 土井道 432 -4 2:10:00 37.9 3  
1 4 レイズミーアップ 佐賀 セン 9 56 真島正(佐賀) 真島元 500 -1 2:10:00 同着 37.5 1   
3 10 キャプテンマジン 佐賀 牡 8 56 山口勲(佐賀) 九日光 515 2 2:11:01 6 38.7 2  
4 2 タニノウィンザー 佐賀 牡 9 56 吉田順(佐賀) 頼本盛 450 -5 2:11:03 3/4 38.4 9  
5 7 アティロン 佐賀 牝 5 54 鮫島克(佐賀) 大島静 507 -7 2:11:05 1 39.2 4  
6 8 フリートアドミラル 佐賀 牡 9 56 竹吉徹(佐賀) 山田義 521 4 2:12:03 4 38.8 10   
7 11 メイホウホップ 佐賀 牡 10 56 日野太(佐賀) 大島静 491 -1 2:12:05 1 38.9 8  
8 1 エーシンパナギア 佐賀 牝 5 54 倉富隆(佐賀) 川田孝 550 4 2:12:05 クビ 40.3 5
9 9 アドマイヤダンク 佐賀 牡 9 55 ☆岩永千(佐賀) 吉田昭 497 8 2:13:00 2 1/2 39 6
10 5 ホーマンルッツ 佐賀 牡 5 56 長田進(佐賀) 川田孝 483 1 2:13:03 1 1/2 39.8 7  
11 6 ネガイヲコメテ 佐賀 セン 10 56 田中純(佐賀) 大垣敏 471 1 2:18:03 大差 43.5 10  

 てことで,1着賞金180万円,2着賞金41万4000円を足して折半するってことでいいのかな?
 なお,1着馬が2頭に増えたとしても当たらん馬券は当たらんのでありました。


 帰りは友の会バスに乗っていこうかと思っていたところ,おいて行かれました。で,バス停に向かったところ,バスの接続もイマイチだったので,タクシー。3人いると強気にいけてよいですな(ファミさんがいるからそもそも強気なんだが)。
 そういえば,佐賀も競馬場近くに外向発売所がありました。これって昔からあったのかな?

さらば赤煉瓦 友の会バス バス停にはシュールな
馬刺屋の広告
武雄の広告もあります 競馬場前停留所を
でかでかとアピール
大木切ります さらば×2赤煉瓦

 ってことで,夜は水炊き。博多の夜を満喫させていただきました。

 佐賀はもうちょっとでパドック馬券大勝利になりそうな空気はあったんだがなあ。リベンジしたい。


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