松阪世代が松阪競輪

 そんなわけで,松阪競輪場に向かいます。自転車なので,道を間違えて大回りしても大して苦じゃありません。
 時間的にはちょっと遅めなので,入場口周りはすいていました。早めの時間だったら混んでるのか,といわれると困りますが。

 とりあえず,暑いのと鞄が重いのとで,外にいたら体力消耗するだろうと思い,特観に駆け込みます。まあ,車券に大金突っ込むわけでもないから,こうやって少しはお金落とさないとね。ただ,冷房の利きが悪いとかいう大事な情報は先に教えて欲しかったですが…。あと,3階まで階段をのぼらせるというのは老人には優しくないよなあ。これは施設老朽化してる競輪場共通の大問題だけど。いまさらエレベーターつける資金力なんてどこにもないだろうし。

 車券の前に,とりあえず食事です。中部と行ったらドテ丼ですが,てっきりドテ丼がないのかと思ってタマゴカレーにしてしまいました。中には牛肉が入ってたので,とりあえず松阪牛だったということにします。多分違うだろうけど。とりあえず,松阪で牛を食べた,ということで満足しておくのがいいかと思うのであります。
 あと,特観食堂には伊勢うどんがありました。伊勢うどんって伊勢で食べないと単なる醤油の濃い柔らかいうどんだよな,と思いつつ,まあそれだけ特徴があれば十分か。

道中見つけた交通案内 入場口
素っ気ないです
城内案内 食堂街は2つにわかれております タマゴカレー 豚串
松阪は味噌味噌
してませんでした

 場内は(松阪城同様)至ってシンプルかつコンパクトな構造。
 スタンドはホーム側だけで,スタンド裏手には屋根付の広々スペース。観音寺をちょっと思い出しました。
 1コーナーあたりにサイクルシアターという建物があり,どうもここも特別料金を取る第2特観的な場所のようです。ちゃんと営業してました。どうもホームページを見る限り,毎日営業しているわけでは無さそうです。でも,中にちゃんとエスカレーターがついてたりして,居心地は良さそうです。お値段の500円というのもまあ関東にいたらそんなもんだよな,という値段だし。
 で,存廃に揺れる松阪競輪でありますが,まちなか避暑地キャンペーンの対象施設として,エアコン代をけちりつつ節電に協力する市民を呼び込もうとしております。おそらく効果はないでしょうが。どうでもいいですが,その張り紙の上に,「マークカードと一緒に金を出せ」という注意書きがあります(今気付いた)。機械だったら金を先入れ,人の窓口だったら後でもOK,ってのが一般的だったので,こんな指示は珍しいな。ただ,人件費削減のさなか,人の窓口が激減してるので(というか人がやってる窓口を見かけなかったよう気がする)特に効果のない張り紙になりつつありますが。てか,こんな貼紙誰も読まんし,読んだところで守らないよな。
 とまあ,そんなわけで,特になにか特徴がある競輪場というわけではないのですが,三重県の中堅都市にあって,交通の便がいいとも言い難いので,いろいろと厳しいんだろうなあ。住宅街のど真ん中にあるから,そっち方面からも廃止の声が出てそうだし。
 特徴といえるかは怪しいですが,ピストル係がピストル構えてる時間が長かったように思います。だからどうした,といわれれば本当にそれまで。

え゛〜〜 特観入場券は外で買うタイプ 特観席内部
この○分前の案内が
レトロで味があります
特観席からの眺め 奥に見えるのが案内書
それにしても無駄に
広いスペースだな
サイクルシアターへ
スタンド前 スタンドの様子 スタンド内部 スタンド スタンド裏手のスペース
まちなか避暑地キャンペーン どういう注意だ
飲料入れ以外の用途って
灰皿代わりってことかなあ?
検尿っぽい利用はしないだろうし
ノミに注意 バック方向
掲示板は順位だけ
すぐ裏手は住宅街です
敢闘門 旗振り
係員整列 2C方向 1C方向 松阪らしい牛のアニメーションでレースを盛り上げます
この松阪競輪のゆるキャラは個人的に好きです

 場内は特に目立ってきたないヤジもなく,暑かったことを除けば居心地は悪くなかったです。
 この日はF1開催で,新田が一人銘柄級選手として参戦してました。で,初日には20年ぶりに松阪のバンクレコードを更新しておりました。
 当然車券も新田がらみが馬鹿売れしていて,新田外した連単は全て万券。いやぁ,人気背負って勝つって大変ですよね。ですが,ある意味競輪は地力の差が大きければそのまま結果に出るので(このあたりはスタートドカ遅れしたら挽回はほぼ無理な競艇とは違いますな),この日も圧勝でした。

ひたすら新田…と,それに群がる(記念品目当ての)競輪ファン

 てことで,つぶれる前に行きたかった松阪競輪場を攻略できたので,一応は満足であります。できれば潰れないでいてほしいものですが……。

松阪城松阪市内へ


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