ペナン旅行記その3

 そんなわけで,徒歩10分弱でジェティーバスターミナル到着です。ネット上で,「歩道橋から見える」というのを見たので,特に迷うことなく発見できました。ちなみに,地元の方々は歩道橋を使ってる方,普通に道路を横断している方,半々くらいだったんじゃないかと思います。別に物乞いが列をなしているわけでもなく,夜でも歩道橋上の雰囲気は悪くなかったので,僕は毎回歩道橋使ってました。

奥に歩道橋が見える 歩道橋内
綺麗です
歩道橋から向かって左 歩道橋から向かって右
日曜なのでKioskは閉店
歩道橋からバスターミナル RapidPenang
の競馬場情報

 数年?前から,ペナン内のバスは基本的にRapidPenang1社体制になったらしく,ペナンのバス交通はラピッドペナンのサイトを見れば一目瞭然です。なのですが,RapidPenangのサイトを見ても,どうにもこうにも分かりづらい。路線名を選択すると,主要停留所が出てくるんですが,主要停留所の名前だけ見てもそれがどこなのかさっぱり。一応路線地図もあるんですが,これまたおおざっぱで,別にどこの道路をどう通るかとかは示してくれておりません。
 そこで,Places of Interestというところを見ると,主要観光地を通るバスを示してもらえます。そして,空港はもちろんのこと,PenangTurfClubも主要観光地に入ってました。これは助かる。これによると,PenangTurfClub脇を通るのは,102,304,306のバスのようです。これまでの町歩きで,暑いとはいっても死ぬほど暑いわけではないことは確認済。あとは,バスに乗り込んで,スマホの位置情報を頼りに近場で降りればなんとかなるだろ,という敢闘精神でバスに挑むことにします。ちなみに,GoogleMapさんはきちんとRapidPenangのバス停を表示してくれています。GoogleMapさんは偉大です。
 てことで,ジェティバスターミナル。ごちゃごちゃしてます。ターミナルってんだからバスを待つ島がたくさんあるんだろうと思ってたんですが,実はそんなことはなく,乗り場はほぼ1つ。そこに,バスが数列並びます。非常に分かりづらい。(尚,コムタは島がいくつもある,日本的なバスターミナルでした)分かりづらいだけならいいんですが,102も304も306もバスが見当たりません(正確には,バスルート表やそれっぽいバス停,それっぽい時刻表)。あれれ。てっきり全部のバスがジェティターミナルに寄るんだと思ってたけど,違うのか。
 いずれにせよ,肝心のバスが見当たらないのであれば,これ以上ここにいても仕方がありません。競馬場にはタクシーで行けばよい。こちとらまだカザンの惨事の記憶が新しいので,競馬場についてはケチらずいきます。競馬開始は1時〜1時30分。現在11時過ぎ。タクシーで30分あれば着くだろうということで,2時間弱の時間があります。

 そこで,本来は最終日に乗る予定だった対岸バタワースまでのフェリーに今乗ってしまうことにします。

 フェリー乗り場までの道は特に迷いません。商店街を人の流れに乗って抜けていけば到達します。

ここを進む MASUKの意味は分からんけど,逆側がいかにも進入禁止なので
まあこっちを進めば間違いないでしょう
動物禁止の絵が何とも独特。
犬と牛?は黒く影絵なのに対し,猫と鳥はやけに具体的
さらに進む

 で,待合所に到着。噂通り,ペナン島→バタワースの船には料金所がありません。
 ここに簡単な売店があったので,ここで朝食代わりのパンを1つ購入。俗に言うカレーパン的なパンです。


 少し待つと,人が動き始めました。乗船ですね。後方をヨコテンばりにポツンしながら写真を撮りつつ進みます。

 乗船するとびっくり。車がいます。いや,車がいるのはいいんですが,車両甲板の真ん中部分に人がいるという構造です。へぇぇ。これは面白い。日本だと航行中は車両甲板立入禁止になってる船が多い印象なんですが(なんとなくそういうルールを定めた法律がありそうですが,調べる気力はありません),ここではみんな仲良く進むことになります。案外船高ありそうな船だったのに,車両と人が同じ甲板とは意外だな…(注:このあと自分の勘違いに気付くので,ツッコミ無用です)。

 人の座席は,中央部と,船の欄干にも折りたたみ式のものがあります。基本的に皆さん中央部におります。そういえば,オートバイいないな。

乗り込みます 20〜30分おき
3隻で運行中
始発と終発だけ決めて
時刻表的なものは
ないのではないかと
さらに進む 甲板
車は外側,人は内側
出航!

 さて,基本的には観光船ではなく,日常用の船ですので,嬉しそうにカメラ片手にふらふらしている人間はNPくらいなものです。
 そんなに長時間の船旅ではありませんが,船なんてそうそう乗るものでもないので乗るとどことなく興奮してしまうのでありました。
 船内設備としては,短時間の航路ではあってもちゃんと男女別のトイレもありますし,売店もあります。揺れも少ないので,快適です。僕も途中からは読書と仮眠という,日常的な行動をとってしまいました。

 フェリーは20〜30分で対岸に到着しました。ペナンにいて簡単に旅気分を味わうには,このフェリーはいいですね。往復1.2RMと格安だし。


奥に豪華客船が見えます
格差社会ですな
 
さらばペナン
 
ペナン島
コムタタワーが目立ちます

奥に橋が見えます

 さて,対岸に到着。正面から接岸する方式なので,前向きに乗り込んで,そのまままっすぐ下船するかたちになります。宮島なんかと同じ方式だな。
 特にやることはないので,そのまま折り返してもいいんですが,せっかくなので電車の駅の方にだけ行ってみることにしました。乗船待ちしてる人数が多くて,ちょっとびびった,ってのもあります。
 あんなに大量の人が降りたのに,誰一人として電車方向に進まないのでちょっとびびりました。ここの鉄道網について全く予備知識が無いんですが,電車は夜行列車メインだったりするのでしょうか。確かマレー鉄道ってそこそこ旅行者御用達の電車でしたよね?

下船します 乗船待ちしてる人たちが
なんか檻にとらわれているみたい
列車は右です 駅への道
ここに数人人がいたんだけれど,何をしてたのだろう

きれいだけれど,
人がいないので寂しい

 駅回りは人がいなくてなんとなくいい空気ではなかったので,すぐにUターンして,再度フェリーに乗ります。バタワース→ペナンは有料。
 ゲートはコイン式で,手前のブースでお札をコインに両替できます。

 てことで,マレー半島に人生初上陸してから,滞在時間は30分にも満たなかったな……。

フェリーに乗り込む車 ゲート 待合所 機械が壊れたときだけ
チケットを出すとのこと
安売り自販機 船に乗り込みます バタワース側。さらばマレー半島

 帰りの船は行きとは違う船でしたが,基本的なかたちは変わらず。そして,今頃になって船が2階構造になっていて,1階部分に車両専用甲板があることに気付きました。そりゃそうだよな。あれだけの数の車を捌こうと思ったら足りないものな。

行きの船 帰りの船
若干椅子の種類と並びが異なってました
あと,手摺りの色が違いますね
欄干に折りたたみ式の
椅子があります
行きの船のスペックや避難経路など
船名はPULAU KAPASのようです
救命胴衣もちゃんとあります!
帰りの船のスペックや避難経路
船名はPULAU RIMAUとのこと
PULAUの意味が気になります
550人乗れるようです 女性トイレ
中には入ってませんよ!
これは帰りに入った
男性用トイレ
きたなくはないんだけれど
綺麗ともいえないなにかがある
車両甲板の様子
高校時間が短いので残ってる人が多い

 そんなこんなで,ペナンフェリー往復旅行終了。
 本来3日目に突っ込む予定だったんですが,早めに消化できてよかったです。
 でもって,船旅ってやっぱり気持ちいいですね!


その2に戻るその4へ

ペナン旅行記TOP

旅行記TOPその他テーマ別