日独智三国同盟〜Newbury 攻略戦

 今の時代、Facebookが世界中で大はやりでありまして、私も留学時には友人と繋がるために積極的にFacebookを活用することとなりました。
 そして。せっかく登録したんだから、というわけで、競馬場に行くたびに競馬場写真をせっせとアップしていたのでした。その結果、私が競馬野郎であることが友人にバレました。まあ、バレること自体は望むことなのでそれでいいのです。

 そして。「今度一緒に競馬場に行こうぜ」と誘われたのでした。白馬の皆様はご承知の通り、私は競馬場を案内する能力に著しく欠ける人間でありまして、競馬場に縁の無い人と競馬場に行くという作業には困ってしまうのですが、とはいえせっかく友人達が行こうと誘ってくれているのにそれを断るほど馬鹿じゃありません。てなわけで、友人が借りた車に乗って、5人でニューベリー競馬場に乗り込むことになったのでした。もちろん、「ここニューベリー競馬場はヘネシーゴールドカップの行われる非常に由緒ある競馬場である」などといった説明はしません(それをきっちりと説明しきる英語力もない)。
 今回乗り込んだメンバーは、NP(日本人)、ドイツ人A(ブレーメン出身。彼にはこのあとも何度もお世話になります)、ドイツ人B(ハンブルク出身。別の大学なのだけれど、Aと知り合ったらしく、私とも仲良くなりました)、チリ人夫妻(夫が同じ大学。奥さんは英語勉強中)であります。


事前に注文したチケット
友人と行くだけあって準備万端です
ニューベリーの年間予定表

 そんなわけで、ニューベリー競馬場に乗り込みました。いつもは電車+徒歩で競馬場入りしてるので、車で競馬場に着くのはなんとも新鮮です。
 そんなこんなで、とりあえず記念撮影をパチパチと。いやあ、なんかリア充な行動で、自分じゃないみたいですね。なお、「顔を隠すのにアップする意味があるのか」と問われると「一人で行ったのに友人のいるフリをしてる痛い奴じゃないことを証明したいんだバカヤロー」と逆ギレすることになりますので、そんな質問はしてはいけません。

ドイツ人Aと NP+ドイツ人AB NP+ドイツ人AB+チリ人妻 ドイツ人AB+チリ人夫妻

 こんな流れですが、一応、レープロは買ってます。


 そんなわけで、1レース。まずはパドック。
 前回Newburyに来たときはヘネシーゴールドカップDayで大混雑だったのですが、この日は一般開催ということで雰囲気ものんびりしてますね。しっかりとパドックを見られます。しっかり見たために、パドックにビジョンがついていることへの意識がありませんでした。Kempton Parkではパドックのビジョンに意識を向けてたんだけどなあ。なんでだろう。

真剣に馬を見ている(ふりをしている?)ドイツ人B 振り返ってパシャッ パドック ビジョンには馬場状態が Smad Placeの名が
付け加えられています

 そして、スタンドへ。この日は一般開催日なので、ヘネシーゴールドカップDayよりもGrandstandのチケットで入れる範囲が広いような気がしました。一人だったらもっとしっかりと場内探索するところですが、ここはぐっとこらえて団体行動。
 なお、私以外の4人はもちろんお酒を飲みます。車で来てるからといってそんなの関係ねえ。ここイギリスは日本ほど酒には厳しくないのです(日本の新法が厳しすぎるという説もある)。私は例によってダイエットコーラ。

Dubai Duty Free Grandstandからの眺め スタンド内。

 1レースは上から見ましたが、2レースは下から見たりと、まあこのへんは皆さん色々と動きたくなりますね。
 できればこんな日には黒幕が出てくるのを避けて貰いたかったんですが、残念ながら黒い幕にも出番がおとずれてしまいました。まあ、なんとか、自力で立ち上がってくれましたが。友人達は別に動物愛護家というわけではありませんが、それでもヒヤヒヤしますね。

馬場脇からスタンド方向 ハードル障害準備中 ハードルを越えていきます

 あらためて、ふらふらします。前回はツアーで通るだけだったBerkshire Stand内にも堂々と入ることが出来ます。

パドックから、GrandstandとBerkshire Stand Berkshire Standからの眺め Berkshire Stand内の様子。
Berkshire Standからパドック方向 そして、右には行けない Grandstandを見る 3階の様子
馬場を眺める 馬場をぐるりと 見下ろす


 のんびりした1日ですが、実は第4レースにG3の重賞がおこなわれておりました。その名もGreatwood Gold Cup Handicap Chase。2マイル4ハロン、約4000mのハンデ戦です。

3:25pm /THE StanJames.com SUPPORTING GREATWOOD GOLD CUP HANDICAP STEEPLE CHASE (CLASS 1) (Grade 3)
Runners:13 RUNNERS Prize Money:£50,000.00 Race Distance:2m 3f 187y Race Going:Soft, Good to Soft patches
Horse Age:5YO+ Min Weight:10st 0lbs Weights Raised:4lbs
1st6 Sametegal (FR) Sam Twiston-Davies Paul Nicholls Mr and Mrs J. D. Cotton 5m 8.9s 7/1
2nd4 Bennys Mist (IRE) Liam Treadwell Venetia Williams Mezzone Family 4 Lengths 5m 9.88s (+0.98s) 10/1
3rd13 Aerlite Supreme (IRE) Adam Wedge Evan Williams Mr M. J. Haines 3/4 Length 5m 10.05s (+0.17s) 20/1
4th3 Pythagore (GB) Felix de Giles Emmanuel Clayeux Jean-Pierre Colombu 3 1/4 Lengths 5m 10.89s (+0.84s) 10/1
5th12 Ultragold (FR) Paddy Brennan Colin Tizzard Brocade Racing J P Romans Terry Warner 6 Lengths 5m 12.36s (+1.47s) 8/1
6th10 Generous Ransom (IRE) Nico de Boinville Nick Gifford Sir Christopher & Lady Wates 12 Lengths 5m 15.44s (+3.08s) 8/1
7th5 Art Mauresque (FR) Nick Scholfield Paul Nicholls Mrs Johnny de la Hey 5 Lengths 5m 16.65s (+1.21s) 5/1
DNF14 Laser Hawk (IRE) Paul Moloney Evan Williams Mr W. J. Evans 10/1
DNF9 Off The Ground (IRE) Tom Scudamore Charlie Longsdon Off The Ground 20/1
DNF1 Shutthefrontdoor (IRE) Barry Geraghty Jonjo O'Neill Mr John P. McManus 12/1
DNF7 Little Jon (GB) Noel Fehily Nigel Twiston-Davies Mr R Frosell & Mrs L Taylor 15/2
DNF11 Vicomte du Seuil (FR) Jacques Ricou Emmanuel Clayeux Mrs M. Boudot 14/1
DNF8 Un Beau Roman (FR) Tom O'Brien Paul Henderson John H. W. Finch & The Romans 33/1
NR2 Seventh Sky (GER) Non Runner Charlie Mann Mr John Heron --

Sametegalが抜け出す

 勝ったSametegalは2012年のDoncaster Summit Juvenile Hurdle(G2)2着、2013年春のCheltenham Triumph Hurdle(G1)3着、Ayr Scottish Champion Hurdle(G2)2着、2013年秋のCheltenham Greatwood Hurdle(G3)2着、Kempton Christmas Hurdle(G1)3着など、重賞で惜しい成績のあった馬で、ここで重賞初制覇。そして、なんとこれを書いている2023年もPTPを現役で走っております。凄い。
 2着Bennys Mistは2年連続このレースを2着しています。過去を遡ると、2013年のAintree Grandn National開催でGrand NationalコースのTopham Chase Handicap(G3)を走ってPull up。同年冬のBecher Handicap Chase(G3)で再度Grand Nationalコースを走って11着。2014年Grand National開催のTopham Chase(G3)で三度Grand Nationalコースを走り、2着。長距離のChaseを走り、前年のこのレースを2着。この馬は次走でまたもAintreeのTopham Chase(G3)に挑み、12着になっております。翌シーズンはPull upが続き、このレースを走ることなく終わったようでありますね。
 3着Aerlite Supremeはあまり面白みなし。
 4着のPythagoreはフランスが主戦場の馬で、前年11月にオートゥイユのPrix Georges Courtois(G2)を勝利し、前走もPauのリステッド戦を勝ってここに乗り込んできたようです。このあとは目立った活躍なしかな。
 5着のUltragold Iは、2017年のAintree Topham Handicap Chase(G3)を優勝。このレースでは私がKempton King George VI Chaseで見たIrish Cavalierなどに勝っております。さらに、翌2018年もTopham Handicap Chaseを勝利して連覇。


 さて、その後もレースは続きます。6レース、勝ったJohnny Ogは、前々走Ascotで勝利していました。私もAscotで見ていました。当然、現地では気付いていません。また、3着のTrojan Starは2023年現在PTPで走っております。息の長い馬はやはり嬉しいものです。また、4着のRoyal Guardsmanは前回私がNewburyにきたときに勝っていました。もちろん、今これを書いていて気付きました。

4:35pm /THE BetVictor SUPPORTING GREATWOOD NOVICES' LIMITED HANDICAP STEEPLE CHASE (CLASS 3) (for The Jacky Upton Trophy)

 最終レースでドイツ人Bが見事馬券を的中させました。さすがEUの勝ち組ドイツ。EUから離脱を試みるイギリスからカネを持っていくのであります。
 てことで、勝ったSam's Adventureにご挨拶に伺います。

Sam's Adventure 記念撮影

 というわけで、楽しい1日も終わりました。ほかの4人がどこまで競馬場を楽しんだのか私には分かりませんが、私としては友人と一緒に競馬場に来られたのは非常にいい思い出であります。

さらばNewbury 日の落ちたNewbury駅

 そして、私はここで友人達に別れを告げ、ロンドンへと向かいます。


UCI World Championshipへ


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