東京の大坂~東レPPO2022

 私はこう見えても中高テニス部でした。テニス部に中高5年間在籍していた、というと、さぞかしテニスに詳しく、テニスが上手いのだろうと思われそうですが、ド下手です。
 まあ、それはそれとして、そういう経緯がある関係で、今でもちょっとだけテニスに興味があります。別に何か詳しいことを理解しているわけではなく、フェデラーやジョコビッチすごいなー、程度の酷い有様です。それゆえ、プロテニスの試合を生観戦したのは2015年のATPツアーファイナル初日。これまで40年程度生きてきて、日本で試合を見に行ったことはありません。今にして思えば、伊達公子ブームの時に頑張って見に行くことができたんじゃないかとか思ったりもしますが、まあ今さら言っても始まりません。

 そんな私ですが、何を思ったか、2022年の東レパンパシフィックオープンにいくことにしました。運が良ければ大坂なおみを生で見られる、という感じで見事に主催者のエサに釣られたという説もあります。
 そんなこんなで有明コロシアムへと向かいます。有明コロシアムの最寄り駅はゆりかもめ有明テニスの森です。この有明テニスの森は、中学時代にテニス大会に出てた記憶があります。懐かしいですね。あのころはもちろんまだゆりかもめなるものは存在せず、フジテレビの本社ビルがオープンしていなかったので、「あのへんちくりんなボールのある建物は何だろう」とバスから見て思っていたのでした。

 最寄り駅は有明テニスの森、といいつつ、今回はりんかい線国際展示場から乗り込みます。

国際展示場駅 歩道橋を渡ります 歩道橋から見下ろす 入口 トーナメント表 Order of Play

 とりあえず、座席へと向かいます。ニワカなのでどの席がいいのか特に考えず、安めの席を買いました。結論として、この日は雨で屋根が閉まったのでどこだからいいとか悪いとかはあまり影響はありませんでした(サイン貰いに行くような熱心さはない)。なお、2023年のジャパンオープンテニスを見た結論として、西日が直撃する東側は座ってはいけないということになりました。

パノラマ ぐるりと3枚 ボール入れ 座席(あとで撮影)

Wang vs Mertens

 メインコートの1試合目は中国のWangとベルギーのメルテンスの対決です。

Wang vs Mertens ドロー コイントス
練習風景

 試合が始まってしばらくしたところで、ちょっと外を見に出ます。ニワカなので両選手に絶対的な興味があるというわけではないのです。申し訳ない。
 ついでに、記念にグッズを買いに行きます購入。といっても、キーホルダー程度です。現在進行形でテニスをやってるわけじゃないから、ウェアとかは買わないのであります。

TORAY PPO TENNIS 案内図 広場 シングルス シングルス予選 ダブルス
グッズ案内 パンフレットより
往年の名選手達。老害NPはこの辺りの選手になじみがあります 大坂さん ヨネックス

 そうこうしているうちに、雨が降ってきました。荷物を置いてきたので、これはまずい。ってことで、戻ります。戻ると、試合は中断。屋根は閉じられようとしており、コート上では必至の排水作業がおこなわれておりました。とりあえず、ビニール袋の中に鞄を入れて防水態勢を整えます。そして、再び場内をぷらぷら。

屋根が閉まっていきます 必死の作業中

 試合が止まっているうちにグズを買おうというのは皆さん当然考えるわけで、さっきまでは並ぶことなくすんなり入れていたグッズ売り場には大行列ができておりました。早めに買いに行っていてよかった。

グッズ売り場には行列 ヨネックスとフィラのブース
雨脚が弱まった広場 必死の作業が映されております ドロー

 やることもなくなったので、自席に戻って排水作業を眺めます。とにかく全て人力。昔ながらのタオルで水分を吸い取って外に吐き出して……という気の遠くなるような作業です。みんなガンバレ。
 本来は動画禁止のようですが、試合じゃなけりゃいいだろの精神でちょっと撮った動画はこちら→https://youtu.be/iGfBjnvj1Kg

第4ゲームの途中で中断 作業中 ぐるっと
パノラマ 閉じられた屋根の様子
作業も終盤 頑張ってタオルを絞っている様子 綺麗になりました

 選手が戻ってきました。練習してからの、試合再開です。Wang選手がメディカルを呼んでテーピングしてましたが、大丈夫だったのかな?

戻ってきました ウォーミングアップ
座席に戻る 治療中 手に何か塗ってます

 試合終了。セットカウント2-0でメルテンスが勝利。

Q Wang 0 3
E Mertens 6 6

 まだまだコロナの影響が出ているので、インタビューはマイクスタンドに向かって1人しゃべりとなります。でもまあ、観客入りで試合できてるのはいいことですね。

握手 ガッツポーズ ピース ラケットポンポン
お疲れ様でした インタビュー
サインボール打ち込み
撮影タイム。直接のサインは禁止だったのかな? お疲れ様でした

Wang vs Perez

 続いての試合は中国の王とオーストラリアのペレスの対戦です。さすが中国、Wangさんが多いですね。
 ちなみに、外はまた雨脚が強まっておりました。屋根が開くことは無さそうです。

外では強い雨 Wang vs Perez

 そんなわけで、試合を眺めます。私の能力だと、写真はサーブの場面ばかりになります。まあ、サービスの場面は絵になるからいいですね。

Perez
Wang

ボール交換
水分補給 引いた図 休憩中を撮影

 試合はセットカウント2-1でWangが勝利。

Xin Wang 7 1 6
E Perez 5 6 4

 中国勢が5人出場した今大会、1回戦を突破したのは3人。王欣瑜(Wang Xinyu)は2回戦で終わってしまいましたが、2人が準決勝まで進出し、Zheng Qinwen(郑钦文)が準優勝となっております。
 

Claire Liu vs Alison Riske-Amritraj

 続いてはアメリカ対決です。とはいえ、名前を拝見する限りいずれも移民系の方でしょうか。Claire LiuのWikipediaには中国名(劉婧文)も載ってますね。リスケさんはドイツとかそっち系でしょうか。
 リスケさんは第7シード。この日のセンターコートに登場する予定のシード選手はリスケさんだけです。

次の対戦 外は雨がやんでました

 既に試合の状況は記憶から吹っ飛んでおります……。せっかくの生観戦なのに、これだからニワカは困ります。

Claire Liu
Alison Riske-Amritraj

 試合はLiuがいきなりブレークして終始優位に試合を進め、2セット目も安定してRiskeを押していき、セットカウント2-0で勝利。シードのリスケは1回戦負けとなりました。

コート上に2人 エース表示 ボールパーソンと何か話してた チャレンジ
ボール交換 コートチェンジの休憩
勝利が近付く マッチポイント 握手 インタビュー ボールサイン

C Liu 6 6
A Riske-Amritraj 2 3


Zheng Qinwen(郑钦文) vs Misaki Doi(土居美咲)

 また中華系か、という感じで、女子テニス界の中国勢の勢いを感じるドローですね。対するは日本の土居美咲。土居は翌2023年のこの大会で引退することになりますね。
 せっかく日本人が出てきたというのに、非国民な私は新橋でまったりするためにコートをあとにしたのでした……。

Zheng vs 土居 最後にコートを撮る 意味もなくパノラマにした結果、歪んだ 外で試合開始を見る

 ちなみに、試合結果はというと、6-2、6-4でZhengが勝利。

Q Zheng 6 6
M Doi 2 4

日本勢、そして大坂なおみ

 この大会、ほかに本戦進出していた本玉真唯、西郷里奈のいずれも1回戦で敗退。2回戦に進出したのは、大坂なおみのみとなりました。
 本大会の目玉である大坂なおみは、1回戦がサビルの負傷途中棄権でわずか14分で勝ち上がり。そして、なんと2回戦は大坂の腹痛で、今度は大坂が棄権。大坂目当てで事前にチケットを買っていた人は落胆というか怒ってもおかしくない展開となったのでした。まあ、「これぞ大坂なおみ」感もありますが……。

リンクをいくつか

前回覇者の大坂 なおみ選手(24才/日本)が「東レPPOテニス 2022」へ出場表明!魚拓
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左膝を負傷したサビルの途中棄権で大坂なおみが2回戦へ [東レPPO]魚拓
大坂なおみが2回戦を棄権 [東レPPO]魚拓
大坂なおみ、腹痛で東レPPO棄権

 有明駅から新橋へ。適当に検索して、路地裏のラーメン屋。

有明駅 路地裏のラーメン 新橋駅のキャラクター爆誕

 そんなわけで、有明コロシアムの記憶は先日見に行った木下ジャパンオープンテニス2023に完全に上書きされているのですが、とりあえずなにかを残しておかないと完全に頭から消去されそうなので、なにか残しておきましたとさ。



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