雨の児島夜の鷲羽山
福山競馬で惨敗した夜は岡山に泊まり,翌日は久々の児島競艇。
前回は総理大臣杯の優勝戦の日に行ったと記憶してるんですが,松井が勝ったのを見て何かを思ったような記憶が全くなく,今見たら11Rで浜野谷が6枠から6着に負けてるんですが,これを見てどうこう思ったような記憶もないのであります。ううむ。
まあそれはともかく,実は,児島競艇はもちろん目的地であったのですが,本来の主目的は風の道を自転車で走って下津井城を目指す!というものでした。
が。雨でした。岡山のホテルを出た時点で雨。例によって傘を持ってないので軽く小走り。
そして,昔はよく乗ったマリンライナーで児島。雨は……まだ止んでいません。
風の道の紹介 | 児島駅にあるボートの展示 ボートを隠したがる街が多い中, ここまで堂々とボートをアピールする場所は珍しい |
で,雨が降ってる以上児島競艇直行以外の選択肢はなかったのに,NPは児島駅で観光案内所を覗きます。その間に,児島競艇場行の無料バスは出発していたのでありました。
次のバス自体は早いうちから児島駅で獲物を待ってくれていたのですが,当然電車と関係ない時間に出発するわけもなく。まあバスに出走表はあったので,にらめっこしつつ・常連さんとバスの運転手さんとの会話を聞きつつ,バスの出発を2〜30分程度待ったのでありました。
さて,バスを降りると,例によっておばさん達が駆け寄ってきて,復路運賃支払いサービスの副票を渡しにやってきます。一斉に走ってくるのは前回と一緒だな(←こういうことは覚えているんだよな)。初めて行ったときはビックリしましたが,2回目の今回は帰りはバスで帰るのでいりません,と冷静にお断り。
ところで,前回は往復の運賃をいただけたと記憶してるのですが,どうも復路のみに縮小されたようです。バスの中でも,「いつも○○身につけたおじいさんを最近見なくなった」という常連さんと運転手さんの会話を耳にしました。正直,関東人NPは児島丸亀に出会ったときにこの「運賃サービス」そのものに驚きを隠せなかったのですが,地元にはこれだけ根付いてるんですね〜。
児島競艇場は2回目でありますが,個人的な印象は,「オーソドックスな競艇場」です。水面際には観客がいるスペースもあり,1階は開放的なスペースにイベントスペース,2階以上はガラスで覆われた一般席と特観席。新スタンド旧スタンドに分離もしてませんし,水面と反対側にイベント用の建物があるわけでもない。可もなく不可もないを体現した施設だと思うのでありました。
入場者プレゼントでカイロもらいました。これはこのあとの旅打ちでありがたく使わせていただきました。
個人的に「可」だと思ったのは手荷物預かり所。荷物の種類で色分けして窓口変えてました。まあ,人が少ないからこんなことしても意味はないんでしょうけど,これはほかの場所にも見習ってほしいものであります。
そんな児島の「不可」は食事。どうもカレー屋が評判よかったらしいのですが,閉店したのちはいたって不評。そんなに評判いいなら前回食べておけばよかったな……。一応タコ飯が名物ということで,定食食べてみました。まあ,瀬戸内海に住んでるので特に珍しいわけでもなく,特にタコが大きいとかの特徴があるわけでもなく,普通のタコ入り炊き込みご飯なのでした。うどんはもちろん讃岐のようなコシ重視のうどんではなく,普通の定食うどん。なんというか,ガァ〜コキャラや,駅のボートなど,あちこち力を入れてるのはよく分かるんですが,なぜ肝心の食事に力を入れないのでしょうか……。
ここのキャラクターはご存じガァ〜コ。今までガァ〜コって背が高い雌のアヒルキャラだと思ってたんですが,主役っぽいアヒルがガァ〜コなんですよね。単に名前に「コ」がついてるから雌だと思ってしまった自分がいかんのですが。
締め切り5分前や3分前,発走のときなんかに,ガァ〜コの映像が流れます。最初は「凝ってていいなあ」と思ったのですが,何回も見ていると(舟券が外れ続けていることもあって)だんだん鬱陶しく思えてくるから不思議です。多分通い詰めたら何とも思わなくなるんでしょうが。
で。肝心の舟券。まあ,特に何事もなかったかのように外れ続けました。まあ,基本的に点数絞って買ってるから外れまくるのは仕方がないのですけど,2日続けてこれだとね……。
そういえば,12R出走メンバーのスタート特訓がありますが(別に12Rに限った話ではないですが),「これから12R出走メンバーのスタート特訓があります」といったようなアナウンスがありました。水面見てれば分かる話ではあるんですが,こういったアナウンスはありがたいですね。できるのであればほかの場でもやったほうがいいんでは。
この日は近畿地区戦の準優日で,併売してたのですが,肝心の児島12Rと近畿12Rの時間がもろかぶりしておりました。もう少し何とかならんのか……。いや,この日は雨だったからずっと4階席に引きこもっていて,最後の12Rくらい生で見ようかな,と思って1階に降りてたんですよね。
はい,というわけで,いったん児島駅に戻ります。バスの時間まで少しあったので,暖房が効いてる駅の中で時間をつぶし,いざ鷲羽山北のバス停へ。運転手さんがバス停の場所知らなかったらどうしよう,と不安でしたが,さすがにそんなことはなく,くら〜い山の中,高速の脇をタクシーはひた走り(徒歩じゃ怖くて行けないな),10分ちょっとでバス停到着。下り線バス停は高速の上の道を通って反対側。
陸橋から撮影 暗くて何が何だか |
海の方向を撮影 光がピンぼけしてあまりきれいじゃないですね |
バス停から瀬戸大橋方向 反対側に薄く上りバス停が見えますが, 全体的に暗くて何が何だか |
バス停から岡山方向 暗くて何が何だか |
バス停には当然NPしかおらず(正直女性一人だったら怖くて仕方がないんじゃないだろうか),地図も下津井電鉄がまだ走っているなかなか歴史的な代物。下電タクシーの電話番号が記載されていたであろうシールももはや日に焼けて見えず。「携帯電話は電話とメールだけ!」という人は,山奥から歩かねばならないのか(普通に104を使いますね)……。
付近の道路案内図 下津井電鉄がまだ現役 |
下電タクシー 電話番号が分かりません |
バス案内 |
この日はバスがちょっと遅れていたのでありますが,こんな場所で最終バスが15分ほど遅れていると,「もしかしたら先に行っちゃんたんじゃないか」「このままここで1時間待ちぼうけになったらどうしよう」などと妄想がふくらんでくるのでありました。
まあ,普通にバスが来て,普通に乗って帰ったんですが。