下関のふくと島
休みの日だとちゃんと目が覚めるのが人間の性。
朝食を食べに,唐戸市場へ向かいます。
下関のバスシステムは機械化が進んでいて,初心者に優しい,乗るバスに迷わないシステムです。結構金がかかってるんじゃないかと思いますが,再びバブル時代がやってきたら是非他の市町村も導入してもらいたいものです。
そんなこんなで,バスで唐戸。
朝の散歩は気持ちよいですね。完全夜型人間だけに新鮮です。それにしてもなんで休日は早く起きられるのでしょうか。
手前が関門汽船 奥がチャレンジの遊覧船 |
絶賛増便中 | 運賃半額 (多分両社同じ値段) |
とりあえず,巌流島行きの船の時間を調べようと思い,乗り場へ。
事前の情報収集は皆無だったのですが,どうも巌流島には2社船を出しているようで,激しい集客合戦を繰り広げておりました。宮本武蔵の大河ドラマの前からこんな状況だったのでしょうか?見たところ,(カモンワーフから見て)手前の関門汽船が,奥の黄色い遊覧船よりも集客に成功しているようです。料金も両社適度にダンピングされてる様子。黄色い方は遊覧船扱いのようですね(いままで考えたこともないですが,高速路線バスと高速ツアーバスのように,遊覧船と普通の交通船は根拠法が違うんでしょう)。
まあ,偵察はこれくらいにして,とりあえず朝飯です。
目指すは唐戸市場。
下関ではふぐの「ぐ」に濁点をつけずに 「ふく」と呼ぶらしい |
正面に唐戸市場 | フランシスコザビエル下関上陸の地 1550年秋に下関に上陸したらしいです ザビエルなのに髪がふさふさ!こんなのザビエルじゃない! ザビエル城の石については解説無し。 スペインのザビエル城から持ってきたのでしょうか? |
堂崎の渡し場跡 |
さて,唐戸市場。
入ると,たくさんのお店が所狭しと並んでおり,ここも集客合戦を繰り広げております。
基本メニューは,お寿司と丼物,揚げ物などなど。店によって少しずつ違いがありますが,味音痴なNPにはどの店がよさそうなのか見ただけで分かるはずもなく,実際に食べても違いが分かる程肥えた舌は持ち合わせていないのであります。というわけで,適当に寿司を選び,せっかくなのでフグ(ふく)の味噌汁と天ぷら。 サンマの寿司はお店の方に勧められました。どれもおいしくいただきました。
賑やかです こういう活気がある場所って 気持ちいいですね |
店が並びます よく見たら「ふく刺」の横に「ふ『ぐ』汁」とありますね |
ふく汁 | 天ぷら | お寿司 |
というわけで,おなかもふくれて巌流島です。これ以上小次郎を待たせるとたたき殺されてしまいます。
乗った船は関門汽船。風が気持ちよいです。途中,三菱重工の下関造船所が見えました。関門汽船は定期航路なので(最低限の観光案内はありますが)突っ込んだアナウンスはありません。巌流島に着いたときに聞こえてきた黄色い船のアナウンスでは,三菱重工の紹介などもされていたようで,こっちはやはり遊覧船色が強いようです。
船着場 | 乗った船 船名は「かんもん」 |
船着場をあとにします | 気持ちいい〜 | 三菱重工下関造船所 | 到着 |
さて,船は巌流島に到着。
特に宮本武蔵マニアでも剣術マニアでもなく,吉川英治にもバガボンドにも大河ドラマにも縁がなかったので,巌流島についてこれまでよく知りませんでした。当然,現在は私有地であるとか(確かに国有地にする意義はないな),埋め立て地の方が大きいとかは知りません。勉強になりました。
島自体は特になにがあるわけでもなく(大きさから考えてあたりまえ),いくつかの記念碑があり,気持ちのよいお散歩コースになっておりました。変に観光地化されていない(自販機もゴミ箱もない)ので,昔の戦いに思いをはせながらまったりとするにはもってこいの場所ではないかと思います。
こっちは時間もあまりないので,メイン部分だけを歩いて島を後にします。船島よりも舟券の方が大事なのでありました。
あと,この島には狸がいるらしいのですが,遭遇できませんでした……。
最初に往復券を買ったので,帰りは下関に帰らなければならないのかと思ってたのですが,門司に直接行っていいとのことだったので,ありがたく門司へ直行。
というわけで,門司に上陸。いざ九州であります。