味な草競馬〜2011年望月駒の里草競馬〜 その2
さて,肝心のレースであります。速歩レース 走ったらダメなので,普段からの馴致と騎手との信頼関係の構築が大変なのではないでしょうか |
馬場整備 | 散水 |
スターター | 馬をスタートに誘導 | 遠くから | スタート |
篠笛での民謡演奏 | 馬車に来賓を乗せて場内一週 | ||
消防音楽隊による演奏披露 | 保育園によるお遊戯披露 パラバルーンです。見ることすら20年以上ぶりじゃなかろうか。 僕のときは「手のひらを太陽に」でした。懐かしいのぅ。 |
午後1Rはポニー。1レースではありますが,激しいレース。落馬もありましたが,人馬怪我無く再騎乗完走。 | ||||
↑2Rは速歩。あいかわらずみなさん馬をウマく操ります。 | ||||
3Rはポニー。 1頭落馬し,その後カラ馬との併走が続きました。 カラ馬に絡まれながらも走りきったのは凄いことなんではなかろうか |
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4Rは競走馬。 なかなかうまく写真が撮れません |
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5Rは農耕馬。農耕馬,というのだからもっとばんえいに出てくるような巨漢が現れるのかと思ってたら,案外俊敏な奴らが出てきました。 内を小回りする42番と,明らかにスピードは上なのにコーナリングが苦手なのか大外を疾走して長い距離を走る43番の対決は,最後43番の勝ちに終わりました。 案外俊敏,とはいってもパワフルな馬なので,大外を疾走するとなかなか迫力があります。騎手の方の奮闘に拍手。 |
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6Rは中間種。 串木野では中間種の騎手の方々はアメリカ西海岸のカントリーな雰囲気の出で立ちでしたが,ここではそんなことはなく。 ところで,中間種って,軽種と重種の中間ってのは分かりますが,クォーターホースなんかがここに入るんですね。 もちろん,見た目で馬の種類を判別できるほどの相馬眼は持ち合わせておりません。 |
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7レースは再再度ポニー。 なんか写真の構図が固定化してきてて,変わった形にとろうと思いつつ結局元通りになりましたとさ。 |
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8Rは競走馬。併せ馬がひたすら続きました。騎手の技量の高さが分かります。 併せ馬をうまく撮ろうと思ったら結局被写体のスピードがありすぎてぶれました。 ところで,コースは1周400メートルです。8レースは7周。競走馬のレースは上に上がるにつれて周回数が増えます。 なんとなくぼけーっと7周見てたんですが,距離にすると2800m。かなりの長距離ですな。 |
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9Rは道産子。 3頭立てですが,いずれの馬もパワフルなので,馬場が狭く思えます。 3頭とも落馬。いかんせん馬が大きいから落馬がある度に見ていてひやひやしますが,一応皆さん無事で何より。 テンガロンハットのおじさんが陽気に乗っていて見ていて楽しめました。内柵を越えて内に逸走したのはこの馬だけだったような。 サラブレッドは臆病で走路上においてある縄をまたぐのも大変,という話を入障する馬に関してよく聞きますが,道産子だから大丈夫なのか,普段から農作業等で柵とかを乗り越えてるのか。 |
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10Rは速歩。 ここで,出走馬を見て,初めて気付きました。聞き覚えのある馬がいる。 そう,28番,ビッグテースト。言わずとしれた中山大障害馬(もしかしたらGJだったかもしれませんが,NPには両レースの区別がついていません)。 記憶が正しければ馬色も栗毛でした。ただ,毛色に関する記憶の酷さには自信があるのでこれは自分を信じてはいけない。 乗馬用の馬の場合,名付けルールがどうなっているのか分からないので,もしかしたら同じ名前の馬かもしれません。 というわけで,すぐさまネットで検索。……ビンゴ。 どうみても,あの,常石の,ビッグテーストです。まさか,まさかここで会えるとは!! あまりのびっくりな遭遇に慌てふためいてしまいました。 レース後に追いかけたら,引き運動してクールダウンした後,馬運車に入っていきました。お疲れ様。 速歩レースに出ているということは,脚がよくないのかな?というか,今何歳だ。 |
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11Rの競走馬(乙)競走。8周,3200mです。 天皇賞と同じ距離を走ってるのに,小回りであるためにあまり長距離感がありません。 |
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最終レース。最終レースにもなると,観客も減っていきます。 長距離を,併せ馬でひたすら走り続けます。小回りコースにおける正しいペース配分というのはよく分かりませんが,直線が短いために最後の直線で末脚爆発というのは期待薄。 そのためか,それとも長距離レースの中だるみ防止のためか,アナウンサー氏は絶えず「先頭は○○!!,△△は追いつくか!?」と,先頭争いを煽ります。 実際,小回り長距離の必勝法はどうなんでしょうか。 |
さて,レースも終わったところで帰路につきます。第1目的地は最寄りのバス停。もうタクシーなんて使いたくありません。
幟1 | 幟2 |
ですが,最寄りのバス停なんて当然会場では案内されていません。最寄りバス停の名前が「瓜生坂」であることは分かってたので,目の前の坂が瓜生坂だと決めつけて歩き出したのでした。坂を歩いて下っている人はNP以外にも数名おられましたが,持っている荷物から判断するに,近場に駐車した方々なのではないかと思われます。
結局,バス停は見つからず(瓜生坂バス停はトンネルを抜けてしばらく歩いた場所にありました。どうみても歩行者を想定したトンネルではなかったので,瓜生坂を使わなかったのは結果的に大正解だったと思います。あのトンネルを歩行者が歩いたら歩行者的にも自動車的にも危なすぎる。丸亀の二の舞になるところだった…)。
坂を下り,橋にさしかかると,向かいに鳥居を発見。せっかくなので道路を渡って鳥居へ。
もともと,この場所に「豊川稲荷」があるのは地図で知っていたのですが,解説を見ると弁天様がどうしたこうした。鳥居を見ると「西宮神社」。現代っ子NPには神社のこのへんの理屈がさっぱり分かりません。
とりあえず,奥の弁天窟方向は立ち入り禁止になっていたので,階段を上っていくことにしました。すると,見えてきました赤い鳥居と赤い社殿。豊川稲荷の登場であります。
都会の人気(にんき+ひとけ)あるお稲荷さんは大量に幟が立って鳥居もたくさん立ち並んでいるわけですが,やはりこういう場所だと寂しい限り。せっかくなので拝殿にあがらせていただきましたが(本来靴は脱ぐべきなんでしょうが,野ざらしすぎたので靴で失礼しました),本殿前に並ぶ狐の陶器?でようやくお稲荷さんらしさがでてきたなーという感じであります。ただ,狐の陶器も割れてたりするので,夏の夜なんかにはなかなか楽しいことが起きてるのかもしれません。
そんなわけで,お稲荷様にJBC的中祈願をして退散。御利益はなし。
それにしても,旅行者としてはなかなか見慣れない雰囲気の3つの社を見られたので満足でありました。
崖についている 怪しいマークが気になるところです |
看板 | 西宮神社 | 弁天窟への道。立ち入り禁止 | 弁天窟方向 |
堤防記念碑 | 弁天窟方向 | 階段 | 鳥居が登場 | 鳥居と拝殿 |
忠魂碑 | 拝殿 | 読めない | 拝 | |
割れてる | 拝殿からの眺め | 橋から弁天窟 | 橋から川上方向 もう少ししたら紅葉がいい感じになりそう |
そんなわけで,橋を渡っていくと,望月宿の近くに。記憶が正しければ,このあたりにバス停があるはず……と思ってたら,ありました,望月バスターミナル。
馬を全面にアピールしてます | バス乗り場 | 向かいにはシャトルバス乗り場 |
帰りのバスを待っている際には,中仙道のガイドブックを持ったご夫婦が横に座っておられました。
今回,初めて望月宿の存在を知った……というか,これまで「中仙道」といえば,「一日中山道」のイメージしかなかったのであります。
この近くには五稜郭があったり,石仏群があったりと,なかなか文化的に面白そうでありまして,是非お城めぐりをしてみたいものであります。という具合に,文化の日を文化的に締めくくったのでした。正確には締めくくりはJBCの外れ馬券だったのですが,それはそれ。
あらためて,競馬って,本当に素晴らしいですね。賭けの有無なんて二の次なのであります。
そういえば,「賭け」と書いて,勝馬当て懸賞が行われてたことをここで思い出しました。NPは投票してませんが,そこそこ盛り上がっていたように見えました。対象は午後のレース2つ。単に勝馬をあてる,正真正銘の勝馬投票券です。的中者の中から抽選で商品プレゼント,という方式でした。投票券の枚数が限られているため,参加したい人は早めに並ばないとダメみたいです。
再度あらためて,賭けって本当に楽しいですね。それ以上に,競馬は楽しいですね。
オシマイ。
今回の題名はビッグテーストに出会えたので「味」という言葉を入れたかったためのものであります。