名古屋を射ぬ
伊奴神社への案内
そんなわけで,名古屋競輪場を目指して名古屋市内に突入。
といいつつ,ちょっとその前に伊奴神社に寄り道。やはりサルと来ればイヌ。犬猿の仲の両者をどっちも押さえることが肝要であります。
まあ,須ヶ口から向かうことを考えると別に交通の便がいいわけではないんですが。まあ気にしない。こんなことでもない限り行く機会も無さそうだし。
そんなわけで,名古屋伊奴神社へ。最寄り駅は庄内通。ちゃんと伊奴神社への案内が出てます。単に名前が特徴的なだけではなく,大人数の参拝客を集める神社みたいですね。
さて。伊奴神社への行きがけに秋葉神社と地蔵菩薩が一緒になった場所を発見。このへんはまだ神仏習合の名残ですね。お賽銭箱やまわりの柱なんかは新しいので,近所の方が大事にしている場所なのではないかと思います。
で,川沿いに歩いて行くと,意味ありげなスペースに出くわしました。一段下がっていて,ここで荷下ろししたり洗濯したりできてもおかしくなさそう,それでいて柵があるのでそんなこと不可能,というスペース。
近くの解説によると,庄内用水というのがあったようです。なるほど。
秋葉神社・神変大菩薩・地蔵大菩薩
庄内用水のあゆみ
そして,庄内用水緑地の休憩スペースの向かいにあるのが,伊奴神社であります。
イヌというと,穢れ概念を重視する神道では禁忌中の禁忌というイメージなのですが,ここはそんなつまらないことを言わない神社のようであり,由緒をみるかぎりまさに犬は洪水避け・災難厄除けの神様なのであります。ただ,一般的に犬連れの参拝を受け付けてるのかどうかは分かりませんが,まあ犬を飼ってないので個人的にはそのへんには興味が無く,どっちかというと民俗学的なこのあたりの伝説の評価が気になるところであります。
見えてきました
鳥居
御祭神と御由緒
土俵には保護のためブルーシート
太鼓橋と鳥居
吽
阿
手水舎。8角形
手水の使い方
このタイプは初めて見るような
右手左手と繰返し丁寧に説明されております
境内案内図
3カ所の入口のある稲荷神社
鳥居
提灯
角度を変えて
拝
由緒
春日社天神社日枝社
由緒書
大杉社
由緒書
平成8年創建らしい
五色ローソク
白龍社
明治以降に神社が荒廃,
って理由が気になる
左側が傾いてるような
吽
阿
あめ玉なめてるみたい
この柱はなんと呼ぶのでしょう?
拝殿
由緒書
犬石像
凛々しいお姿
由来
由来を読むに,安産に結びつけるのは
若干こじつけの気も
伊奴神社
絵馬殿
絵馬伝の中
賑やかなおみくじ結び処
いぬみくじ
再度拝殿
正面から
角度を変えて
参道
看板
一番右は猫ですよね?
ちゃんとしてますか
帰りがけに道ばたにあった神明社に寄ります。
加藤清正が日蓮宗というのは知ってましたので,おそらくこの辺は日蓮宗が強いんでしょうね。普段この日蓮宗系の豪快な石碑を見ないので,いざ見るとどうやって彫り込んでるのか気になります。
神明社鳥居
さすがこの地域は日蓮宗が強い
神明社
で,ようやく中村公園であります。
この中村は,秀吉でおなじみの中村らしいです。現地に来て,ようやく歴史上の地名と現実の場所との位置関係が分かってきますね。しかし,清須と中村にそれなりの距離がある気がしますが,中村に生まれた秀吉が,近くの神社でなく日吉神社と関係を持つようになったのはなんでなんでしょうか。
てなわけで,地下鉄中村公園駅から地上へ。目の前に赤くて大きい鳥居がそびえ立っております。大きいというより「デカイ」という言葉がぴったり。ここまで大きいと,かえって遠い世界の神社みたいであまり御利益を感じないのですが……。
豊国神社に向けて参道を歩いて行きます。逆側から,すでに敗北したそれっぽい人が歩いてきます。お前が納税した分は俺が取り戻す!と意気込みます。
で,ふたたび鳥居が見えてきます。今度は焦げ茶色。
鳥居をくぐって公園に入ります。左手には気持ちよさそうな池と庭園っぽい風景が広がります。時間があればゆっくりしたいところですが,さっきのおじさんの負けを取り戻すという壮大な使命を背負っているので,先を急ぎます。
近隣地図
ちゃんと競輪場が描かれております
鳥居
でかい。
とにかくでかい。
さっきの絵と似てますが,
犬の右手からスコップが無くなっています
「フン・尿をさせないしつけ」といいつつ,
「フンは自宅へ」と,フンをすることを前提にしてますね
持ち帰れ,というのになぜあえて
スコップを消したのかが気になります
鳥居
やはり大きい
五七の桐
参道
太鼓橋
庭
吽
阿
参道
手水舎
たき火
五七の桐
拝殿
拝殿の奥
由緒
明治18年創建だから新しいですね
なんで明治期になって
創建に至ったのでしょうか?
明治政府的に徳川に負けた側を
応援したかったとか?
でも,それにしては明治に入ってから
時間がたってますよねえ
池
犬と同じ人がかいたのかな?
鳩ならともかくネコは珍しいような
大正天皇お手植えの松
木下勝俊宅跡
てっきり競輪場の入口は公園側(神社側)に開いてるのだと思っていたのですが,そうではなく,公園とは逆側の道に向かって入口が開いておりました。
で,そこに向かって歩いていると,道の反対側に常泉寺。秀吉生誕の地という説もある,由緒正しき場所にたつお寺であります。やはりここでは力が強い日蓮宗ですね。
境内は閑散としておりましたが,こちとらゆっくり参拝する時間もないですし,目の前に競輪場があると邪念が圧勝してしまいます。
というわけで,ぐるっと回って一通り見てお寺をあとにしました。
太閤山常泉寺
由緒
昭和58年に火災に遭い,
昭和63年に再建したそうです
水子地蔵
産湯の井戸
豊太閤之像
石塔
お手植えの柊
本堂
そんなわけで,競輪場へ。
清須2
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名古屋競輪
旅行記