飯塚の王と

 そんなこんなで飯塚バスセンターへ。バスセンター自体は,九州によく見られるものです。ぱっと見,倒産したボーリング場にしか見えませんが,現役であります。
 で,オートレース場行きのバスはどこから出発するのかというと,バスセンターの中ではなく,バスセンター横のあいタウン前のバス停から出発します。隔離されるのはいつものことですが,このバス停自体は他の路線にも使われているので,隔離というよりもバスセンターの雰囲気を壊さないために外のバス停を使ってね,程度のことかと思われます。中華屋(韓国料理屋だったかな?)の目の前にバス停があり,その前におっさんがたむろしているので,お店的には迷惑なんじゃないかと思いますが。

バスセンター
どっちが正面かは分かりませんが,とにかくつぶれたボーリング場に見えます
2階より上の窓はふさがれてますが,使われているのでしょうか?
バス停案内図 バス停 時刻表 バス

 バスは新飯塚駅を経由してオート場へ。13時に乗ったように記憶してますが,乗ったのは10人程度。まあ遅い時間だからね。
 しばらくして到着です。モーター音が聞こえてくると嬉しくなります。

正面から 正面から入ったところにある場内案内 場内案内その2 お願い
守られるはずもなく

 中に入ると,屋根の下に人がごった返しております。ああ,いいですね,この喧噪。
 ぱっと見た感じ(結果的に全体を見ても同じでしたが),川口船橋に比べて若い人が少ない。オートはモーターファン・バイクファンの若い人が見に来ていて,死にかけてるわりに若い人が多いイメージだったのですが,平均年齢が高い。(一般戦の)競艇場に近い年齢層な気がしました。
 まあ,まわりを気にしても仕方がないので,とりあえず食事。早く食べたかったので特に探索して食堂を比較…とかはしませんでした。あとで見たところによると,北・中央・南の3箇所に食堂があり,それぞれ「喜多」のような名前(←メモってこなかったので忘れた)が付けられておりました。
 「まるで社員食堂」「軍隊食堂」「炭鉱の食堂」などと形容されているのに,椅子も色がついていてそんな雰囲気ではありませんでした…が,どうもあとでちらっと見た感じ,北の食堂がそんな雰囲気でした。メニューは変わらないっぽいので,旅打ち的には北で食べるのが一番なのではないかと思われます。

 ネットを見ていると,ギャンブルに全く縁のない方がホルモンを食べるためだけにここに来ていたりして,ホルモンが名物のようです。そのためか,券売機に10枚券がありました……が,特に割引になっているわけでもなく,単に買う手間を省くためだけのようです。味的には普通かな,と思いましたが,どうもご飯にぶっかけると素晴らしい味になるようでした。
 ところで,このホルモン。名古屋ではドテ,関東ではモツですが,この業界(公営競技場)にいると,人類みな食べている,ラーメン・カレー・カツ丼と並ぶメジャーな食べ物に思えてしまうのでありますが,数年前に30代の女性(ビール大好き)と大井に行った際,「人生で初めてモツを食べる」と言われて驚愕した記憶があります。関東に住んでいて「人生で一回ももつ煮を食べたことがない」って人は一体どれくらいいるのでしょうか??

職権 ホルモン10枚
値引きはありません
あれれ
社食っぽくないぞ
カツ丼
色は薄めなのは関西風なのかな
(カツ丼の東西考えたことないけど)
あちこちで話題のホルモン 簡単な屋台 回転焼
90円なので良心的かと

 レースを見ながら場内探索。
 ノミとニギリって同じ意味でよいのかな?関東だと「ノミ」って言葉しか使わない気がするんですが,九州だとニギリなのかな。

「債権の時効」などという難しい言葉を
こんな場所で目にするとは
現金を受け取ったら調べろ! ニギリ追放
ノミよりニギリの方が使われているようです
場内クリーン作戦実行中
ぱっと見,特段作戦の存在は
見当たりませんでした
写真判定について
IOCの名前を使って説得力を増している
RACER'S GATE

 バック側には,子供用の広場があります。遊具はなんか中途半端で,そのせいか遊んでいる子どもは皆無でした。東京競馬場や浜名湖ボートランド並に本格的な遊具場にするには予算が必要ですよね−。

このご時世,なかなか土管を
見られないような気がする
2コーナー付近の椅子 バック方向 第3入場門方向 この怪しげな石の配列は何? 2コーナー方向
夜間照明 2コーナーの攻防 ちびっ子広場
成人は遊具使用禁止らしいです

残念
ゾウの滑り台ってなんか
ゾウが顔面をかち割られてるように見えてしまう
パンダやライオンなど
パンダは車券が当たるようにお祈りしてます
にわとりなど
これって乗りづらそうなんだけど
どういう遊び方をすればいいのかな?
バイクにすればいいのに… 滑車 中に入って遊べます
もうちょっと大きなものを作れなかったのか…
ロープを登れます バックから走路を見る

 そんなわけで,おじさんたちがごった返す飯塚オート。トタン屋根の下の広々スペースでの予想屋とオヤジの喧噪。たまらないですね。
 椅子が少ないのが少しつらいところではありますが,それでも正門休憩所の奥の方にいったら常に椅子が空いている(雰囲気が悪いからともいう)ので,まあ許容範囲。
 そして,第2スタンドは予想通り事実上の廃墟。まあこのへんは仕方ない。
 まあ,この日は暑くもなく寒くもなくでしたが,暑い日や寒い日は結構きついだろうなー。まあこれはここに限った話じゃないだろうけど。
 あと,スタンドの傾斜がゆるやかなので,レースがちょっと見づらい気がしました。船橋みたいな立ち見スタンドみたいなのがあればいいのに。
 
第1スタンド裏
トタン屋根の下,予想屋の声が響きます
南休憩所
裏にあるのは中央食堂
北食堂棟
2階はコミュニティーセンター
なんだかんだと最近はこのテの案内を見ない 単複売場 噴水
噴き出てないと,単に「水」
ポスター 第1スタンド 第1スタンドの座席
第2入場門
右手に南食堂
第2スタンド ここの座席は空いてます 第2スタンド スタンド内はガラガラ あまりに使われていないため
「学生・生徒及び」が消されてない


 さて。この日の車券は2レース的中で満足な結果。オートは基本的には試走重視な買い方しかしないんですが,割といい結果になる日(車券はともかく試走に基づく予想がレースの結果に結びつく日)と全然ダメな日に分かれるんだよな。なぜなんだろう。そういえば,試走中はBGMに若鷹軍団の歌(正式な曲名は知りません)が流れておりました。
 締め切りのときに「はい,締め切ります」というアナウンスで締め切られるのがちょっと印象的。
 まあ,プラスになったのはいいことなんだけど,控除率が25%だったらもっとよかったんだよなあ。なんだか残念。そういえば,単複はたびたび特払いになってましたが,特払いって控除率30%になっても70円のままなのね。

 そして,最終レースに登場した有吉。オートはそんなに詳しくないんですが,こういう有名な役者が現れて,きちんと勝っていくのはさすがだなあ,と思うのでありました。

飯塚市内芦屋競艇

旅行記旅打ち