後閑AS制覇記念上州城めぐりその9
小川城
さて,上毛高原に近づいたところで時間が中途半端にあまりそうだったので,最後に小川城に寄ってみることにしました。小川城は,道路沿いに幟が出ているので場所は簡単に見つかります。
しかし,駐車スペースが無いんですね,これが。これだけ幟が立ち並んでるんだからてっきり登城者用駐車場があるもんだと思って右に方向指示器出したんですが,駐車場無し。う〜ん,これは困った。ですが,小川城から上毛高原の駅まで,車で走っている限りにおいてはたいした距離ではありません。まあ,今回は車を使ってるために歩くのを億劫がってますが,普段だったら歩け歩けになっているので(てか吾妻峡でもさんざんっぱら歩いたしな),いったん車を返して歩くことにします。
だんだん日も落ちてくる時間になっているので,若干急ぎ気味。
……というわけで,見事にガソリンを満タンにするのを忘れて返却しそうになってしまいました。いやはや,人間てんぱると本当にアホな行動をとりますね。てか,そもそもてんぱるべき事情でもなんでもないんだけど。
さて,結果的に上毛高原から小川城まではたいした距離はなく,もうちょっと「新幹線の駅から徒歩圏内の城跡」として売り出してもいいんじゃないかという気もしました。ただ,城郭建築好きな人も(の方が圧倒的に)多いだろうから,あまりプッシュもできないだろうな。
この小川城,構造としては名胡桃城なんかと非常に似ていて,しっかりと堀切で各曲輪が区切られていて,本丸から奥にも物見目的?の曲輪があったりします。ただ,少なくとも現代の地形だと特に見晴らしがよさそうなわけでもないので,城郭の役割としては名胡桃とはまた異なっていたんだろうと推察するのであります。
道の逆側に二の丸
まず堀に降りていく
案外堀が深い
堀に入って左側
その上を見上げる
堀に入って右側
案内板
本丸の様子
植物園ちっくですね
藤棚の奥には土塁(櫓台?)
土塁上には石碑
城跡に咲く彼岸花
ひっそりとお社
この角度だと土塁が目立つ
城趾碑
奥の段へ
さらに奥は深いですね
奥の段
写真右手の方に
石が並んでいるのですが
これはなんなんだろうか?
奥の段逆方向
あらためて入口
こうしてみると堀の深さが
分かりますね
あらためて登城口
歩道の切れ目に
駐車してもよかったかな
ということで,あまり期待していなかったのですが,特に入ってすぐの堀がとてもしっかりしていて見応えありました。まあそこで終わりという見方もありうるんでしょうけれど。
てことで,これにて旅行終了。
行く前は「とりあえず真田遺構をいくつか」程度の考えだったのですが,後閑のこともあったり(駅に行っただけですが),八ッ場ダム・川原湯温泉にも行けたりと,個人的にはなかなか満足な旅行でありました。それにしても,こんなわけわからん行程,一人じゃなきゃ絶対無理だな。
岩櫃城
旅行記
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