姫路の遺構を見に行こうその2

 さて。モノレールの見学を終えたので,続いては軽く町の神社を巡りつつ北上します。
 まずは十二所神社。

鳥居 帆立の杜 復興記念碑 拝殿 椅子があります お菊神社
 
左の糞便の後始末はまだ分かるとして,
右の小・糞便をさせるな,ってのは
ちょっと無理があるような気がする(特に小)
よほど変な犬と飼主が大暴れしたのだろうか

 続いて,ボートピア姫路に立ち寄ります。自分のGoogleMap上のメモの見方を(自分でMapにマークつけた癖に)勘違いしていて,ちょっと混乱。まあ,混乱しても春の時期に自転車移動のでたいして体力を消耗しないのは助かります。
 ボートピアは駐輪スペースがよく分からん。どかどかと自転車が停められてる場所はあるんだけれど,なんかもう満杯。なので,とりあえず自転車から降りずに(中に入らずに)スルー。建物が2つあったんですが,いまいちどういう扱いになってるのか分からんな。まあいいや。


 そして,城の西側を目指します。大手口はまた後で(並んでまでして中に入る気がないので時間などどうでもよい)。

 西の方を自転車で進みます。さすが城下町だけあって,走りづらい。坂元町の交差点(G門跡)は凄いですね。戦国の世でも虎口は脅威でしたが,現代でも車道が虎口だともう危なっかしくて仕方が無いです。こういう恐怖を味わえるのも,これだけ遺構が残った姫路ならではですね!いやはや,素晴らしい。さらにいえば,Gは「クマタカ」って読むんですな。鳥偏だから鳥の一種なんだろうけれど。クマタカでWikipediaを見ると,真っ先に充てられている漢字が「角鷹」なんだな。やはりクマタカとは読めない。


このあたりの石垣もよいですね

住宅街からみる櫓

西側から見る姫路城

水質浄化事業記念碑

 そんなわけで,着きましたるは男山八幡宮。脇に千姫天満宮もついています。着く直前に,一直線に伸びた長い階段が見えまして,軽く絶望の気分を味わいました。境内に神社がひとつ鎮座しておりますが,これは水尾神社。目の前の山が男山ってわけだな……。左奥にも小さな階段が見えましたが,おそらくこれは迂回路なので,やはりまっすぐ昇るしかないでしょう!ってことで,右の道をまっすぐ進み,階段を上へ上へと進んでいきます。ううむ,静岡浅間神社よりは上りやすい階段だけれど,さすがに疲れるな……。
 と,へばってきたところで,左に向けて矢印。男山八幡はこっち,とあります。なるほど,途中からでも迂回路に行けるのね。でもそう簡単に迂回してたまるか。と,さらに少し進むと,またまた矢印が出てきます。そして社殿も見えます。ん?どういうことだ?
 ってことで,鞄を置いて偵察がてら脇にそれることにしました。すると,若干下ったそこにあったのは,まさに男山八幡宮でありました。なななななんと。てことはさっきの階段はなんだったのか。

 いずれにしても,男山八幡にお参りを済ませたので,再度ルートに復帰(そもそも鞄を置いてあるので復帰せざるを得ない)。ここまできて上まで行かない理由はないので,頂上まで登ります。頂上は,「男山配水池公園」という公園でした。それにしても,こういう山で山腹に神社があるのはいいとして,頂上になにもないのはなぜなのだろうか。配水設備をつくるに際して移動させたのかな?
 結果として,のぼった甲斐はありました!いやぁ,いい眺め。この角度から姫路城を眺めたのは初めてだったので,嬉しい限りです。気持ちいい。素晴らしい。そして,やっぱり白い。これを見に来たのだ。

 帰りがけに,今度は千姫天満宮も参拝。最初に迂回ルートだと思ってたルートが実は正式ルートだということが分かったのでありましたとさ。
 ところで,千姫天満宮を千姫さんがつくられたのは分かるんですが,どうして天神様になったのかがよく分からんな。どこで千姫と天神様が結びついたのだろうか。



水尾神社 男山遠望播磨灘絵図
日光の関係でうまく撮れなかったけど
龍の姿が印象的で面白い絵図ですね
日ロ戦捷記念樹 のぼります!
ここから男山八幡宮へ
下に放置されてるのが
NPの無駄に重い鞄です
男山八幡宮 摂社 奥に姫路城が見えます!!
中腹から眺める姫路城 配水池公園 階段を見下ろす
山上から眺める姫路城 フン 石鳥居
飛躍神馬一対。フェラーリもびっくりだ! 戯れる戎大黒 千姫天満宮 参拝記念
忠刻千姫お手植牡丹 御神牛 幸運の蛙 実はこっちが正解ルートでした 縁起

 続いて,県立歴史博物館を目指します。最近,城下町のこの手の博物館を巡るのがマイブームです。そして,意味も無く図録を買って積ん読するところまでが流れであります。この歴史博物館の裏手(城から見て)には,日本城郭研究センターがあり,その中に姫路市立城郭研究室があるようです。ここが,専門的に城郭研究をしたい方向けの施設のようですね。が,NPのようなニワカはお呼びでなさそうなので,ここはスルー。
 ここに向かう途中,清水門跡があり,井戸跡などが配置されております。城の裏側にもみどころ一杯な姫路城でありますな。ほんと,真面目に見てたら何日かかることやら。
 それから,花が咲く公園をチラ見して県立歴史博物館へ。


吉水地蔵尊 清水門跡 水門
これは現代だな
こういう部分だけ切り取っても
美しいのに
ほかが美しすぎて目立たない
ここからも天守が顔を見せます 清水門虎口
鷺の清水 ここからも天守が 案内板がありました 裏側の石垣と堀
こっちの角度だとイマイチ 花咲く公園 公園から天守 美似 the Nippon


 実はこの博物館,場所が場所でも県立だけあって姫路城に特化しているわけではありません。この日も特別展開催中。海洋堂主催のミニチュア製品の展示でした。姫路まで来て見るべきものなのかはよく分からないところですが,折角なので見ます。時間的余裕はないんだがな……。そもそも論として,海洋堂という会社について知らなかったりしたので,まあ素人チックに楽しむことができました。うむうむ。繰り返しますが,姫路で見なきゃいけなかったのかはよく分からない。でも,今後東京に巡回してくれるかどうかも分からんしな。
 で,常設展として,城に関する展示もあります。さすが日本を代表する国宝姫路城を擁する姫路だけあって,単に姫路城の展示に止まらず,現存十二天守の模型展示なんかもやっております。城によってなぜ大天守だけなのかとかちょっと疑問に思わないでもないですが……。でもまあ,折角なのでぱちぱち写真撮っておりました(フラッシュ焚かなきゃOKとのこと)。
 反対側のスペースには,姫路周りのお祭りに関する展示。こういうお祭りって,混むから行きたくないんだけれど他方で興味深くもあって悩ましい。


歴代城主の家紋
 
現存12天守の展示

姫路城
この角度だとなんかイマイチ

ここだけ切り取ると
不安定な弘前城天守

備中松山も
天守だけ切り取るべき
城ではないですな

高知城も御殿があっての
高知城だということが
よく分かります

石垣がなくても
丸亀城天守は
それなりに映える

国宝認定おめでとう!
(この時点ではまだだった)

ちょっと斜めにするだけで
変わりますね

彦根

松本

宇和島
どかんと口を開けてるのが
宇和島らしくていいですね!
 
伊予松山
せっかくの連立天守なのに,
なぜか小天守はつくられず

犬山
……あれ,
丸岡城どこいった

江戸城を再現

城下町の様子
築城の様子 山城代表として鳥取城 平山城代表は和歌山城 平城代表は赤穂城
姫路城大天守東大柱 姫路城大天守 1/15 内部模型
 
軒瓦

棟札
酒井の鬼瓦 榊原の鬼瓦 鯱瓦 鯱瓦1860 鯱瓦1687
鯱瓦江戸期 1/15天守模型


 ってなわけで,特別展をのんびり見てたせいもあり,思ったより時間がかかりました。続いて,姫路競馬場を目指します。やってなくても,とりあえず接近して状況をみられればそれでよし。



 道中,野里門の跡があったりして,そのへんはやっぱり姫路,至る所に遺構があります。こりゃ大変。


姫路その1姫路競馬場


旅行記TOPテーマ別