小田原さんさん記念競輪

 大河ドラマ化アンケートで常に上位にランクインするのが後北条氏。初代早雲三代氏康四大氏政あたりが知名度的に上位で,五代氏直,二代氏綱は知名度的に劣る印象。とはいえ,どうも氏綱は勝って兜の緒を締めよの名言を残して全国の緒業界に勇気と需要をもたらしたことで知られているようであります。
 とまあ,ごたくはさておき,小田原の記念競輪は北条早雲杯と名付けられております。尤も,Wikipedia情報によると,北条早雲自体は小田原城を奪取したものの拠点は韮山だったようで,小田原を拠点とした北条氏綱を冠した方が小田原的にはいいようにも思う…ところではあるのだけれど,まあ知名度的にね。

 そんなこんなで,記念初日に小田原に乗り込みました。本当はケチケチと小田急まわりで行きたかったのですが,寝坊したので東海道まわりです。

小田原駅の出口と案内
記念競輪開催中なのに競輪のケの字もない
これ,西口に無料バス停があるって知らなかったらどうしてくれるんだろうか
常設のバス停なので案内あり 無料バス
ミニバス。28席全員着席義務であります

 小田原駅構内を一応探しましたが,記念競輪を開催していることを示すものは何一つなし。このやる気のなさは本当にどうしようもない。
 尤も,バス停は独自のバス停が確保されており(隔離というべきなのかもしれない),案内板を見れば容易に場所がわかるようになっています。もちろん,記念競輪だから何かがあるわけではありません。びっくりしたのは使われているバスで,補助席含めて28人乗りです。着席義務。これ,帰り大丈夫なのか……。
 これ,おそらくですが,競輪場に向かう途中の道が狭くて,大型バスが通れないんだろうなあ。不便ですな。
 てなわけで,入場料100円払って中に入ります。特観は売り切れ。
 到着は確か4レース発売中。まあ,距離を考えたら頑張った。
 333バンクなので,施設は全体的に小さめ。スタンドはバンクをぐるっと囲っておりますが,一部屋根の剥離の関係で通行禁止になっていて,バンク周りを歩いて一周できません。不便ね。そして,向正面の第2特観や,その他2階席は全般的に閉鎖。記念でこの状態です。まあ,小田原市自体が勢い落ちてるんだろうなあ。

 さて。実はこの日は若干真面目にオークションでTシャツでもゲットしてやろうかと思って乗り込んでいたのですが,1回目はお釣りが出ないのに手持ちの小銭がなく,かといって1000円払うのも悔しかったのであきらめました。2回目はやけに昔のユニフォームが出てたけど,誰が寄贈したんだろうか。

入口 新聞売り場 カップルで応援すれば
ふえる思い出
これを作った現場の意気込みは
いいと思うんだけれど,
実際の広報と現実が
全く追いついていないのが哀しい
場内案内 ここはやけにペットボトルに厳しいです
(ここまでうるさいなら場内で売らなきゃいいように思うが)
あと,「迷惑行為」の下にあったのは「写真撮影」でした
これは小田原が写真OKしたと受け取っていいんですよね?
せられます!
ところで,私服警備員と覆面警備員って
なにが違うのでしょうか
あと,「小田原」の下にはなにがあったのかな
赤い文字が日焼けした結果
固く何をするのかが
分からなくなった看板
ノミヤではなく「ノミ行為者」という
表現を使うのが小田原
(たぶん条例がそうなってるんだろう)
細かいルール説明 ↑でやけにペットボトルに厳しい割に
着順表示板の下にはクリスタルガイザーの広告
いつからあるのか知らないですが,
本当に大塚がこれの広告出したんでしょうか??

 そんなこんなで,場内には飲食店街がホーム側の販売所裏手とホーム側奥に,バック側にも1店。適宜買い食いしてぷらぷらします。噂通り,揚げ物が充実していて素晴らしい。あと,400円のモツ煮込みは量が多くてコスパいいと思います。量が多いだけに塩分過多で死ぬんじゃないか不安になるけど。ただ,タコの300円は高いなあ。
 焼き鳥や串揚げは基本的にふわふわ系。焼きたての焼き鳥はおいしいですね。
 あと,噂の梅ジュースも飲んでみました。これって記念だけなんでしたっけ。コーヒーはザ・インスタントという味でしたが,まあこれは仕方がない。

梅ジュースから温冷コーヒーまで 一番奥の店は閉店
手前の木は伐採したら
祟られるのだろうか……
ホーム側,奥に3店舗並んでおります まずはモツ煮400円
ネギが多いのがうれしい
ホーム裏手の売店群。「元祖まぐろブツ」とありますが,絶対元祖じゃないだろ さらに奥のホーム裏手売店 バック側が1号売店
フォントが独特
「専門店」ってなんの専門なのだろう
串揚げ たこ 揚げシューマイ やきとり

 記念で一部の座席を閉鎖していても,2C側の座席は空いております。このあたりがなんとも哀しいところですな。ベンチで横になって寝てる人もちらほら。この自由さがいいですね。
 ホームは,座席は特観だけですが,特観前にも立ち見席があり,ゴール前からの観戦も可能。なのはいいのだけれど,ゴール前のアクリル板が曇っててかなり残念。西武園の曇ったアクリル板ほどではないように思えたけれど,ゴール前でこれはさすがにちょっとねえ。
 なお,勝ち上がり戦後のファンサービス品は4角付近でおこなわれておりましたが,他場に比べてみんながっついてなかったな。なんでだろ。
 あと,カントがきついせいか,コーナーで選手がとても近く感じます。気のせいなのだろうか。なので,臨場感あります。最近近くでレースを見てなかったから感じるだけなのかなあ。このあたりも考えると,バックからの方が観戦するにはいい気がする。狭いけど。

ホーム裏の広場。売店はここからさらに1本奥に入ったところ 奥にそびえる家が凄いな
地震があっても大丈夫なんだろうか
振り返れば小田原城 キッズコーナー トイレ
ホームは立見 曇ったアクリル板 4角付近 4角付近からバンク方向 ホーム裏の販売所
スタンドは小さく,
屋根付スペースで買います
いまどき両替屋がいるのか
この手の看板を見るのは
多摩川以来な気がする
1角側スタンドは一部立ち入り禁止 1角スタンドからバンクを見る。柱があって見づらい 柱と言えば,氷柱
暑くなかったのであまり溶けず
触る人も少なかったです
バック側へ
1号売店のアピールが凄い
節電中
これって落ちたら危ないから
これごと撤去した方が
いいように思うんだけど
バックへの道
1号売店営業中です
B特観は
何も言わずに閉鎖
バック観戦席 上部階は立ち入り禁止
2角スタンドからの風景 バックからの眺め
やっぱり柱がな…
バックスタンド
第9投票所は
当分の間,閉鎖します
2C奥の第6投票所は
当分と言わず完全に閉鎖
2Cスタンドからの眺め 2C観戦席
ここまで来るとすいている
敢闘門
あらためて2角側からの眺め 藤棚では実がなってた 熱い応援に感謝 ありがとうございました

 とまあ,こんなあたりがふらついた感想。
 よく話題になるのが目の前にそびえ立つ相洋中高。ここの看板が完全に競輪乗客に学校名アピールしているようにしか見えんのですが……。でもここ,河野洋平森田実織田無道松坂桃李と,なかなかの逸材を輩出してる学校なんだな。

 あ,そうそう。特徴としては,選手紹介時,先頭誘導員の名前をフルに紹介するのが特徴のような気がする。普段意識してないけど,ここまでのは聞いた記憶がないから多分特徴といえるのではなかろうか。
 あと,ここは鐘を叩く人がやる気なさげに鐘を叩いております。場によってはなんかぴしっと足を開いて叩いてるところもあって,このあたりは一体誰がどういう内部通達を出しているのか気になるところです。
 記念だからなのか普段からなのかは分からんけど,それなりにヤジが飛んでました。とはいえ,バック側は大人しいし,ヤジも周囲は「仕方ないやっちゃなあ」的に苦笑しながら聞いてる雰囲気でしたので,総じてお行儀の悪い場ではない気がする。まあ,ヤジ自体はあまり気の利いた内容でなかったけど。
 ところで,小田原というと加藤茶とコラボしてた記憶なんですが,いつのまに契約切れたんでしょうか。今は甲冑を身につけたゆるキャラ(りんたろう)がメインをはっておりました。

相洋中高
この看板はどこを向いているのか
ちんどん屋さん
話を聞くと何年もここに来ているようです
ちゃんと締め切り案内して車券買うように言ったりしていて
すばらしい活動をされておりました
ガイダンスコーナー前で
ダンスをするゆるキャラ


 車券的には,8R。ほぼ完璧に展開を当てて(こんなこと本当にめったにないので本当に嬉しい),佐藤が高久保に挑んで最後は捲ってくる古川vs三谷……というところで,裏目。
 これを取れなかったのでこの日はもうちょっと残念モードでした。ただ,やっぱりコメントはきっちり読んだ方がよいし,コメントをちゃんと見られる新聞のある競輪場がよいな,と再認識した次第。
 とはいえ,一応11Rもそれなりに展開を読めて,安いのを引っかけて全敗は回避。まあ,回収率50%切ってるからあくまで全敗を回避した以上の意味はなく。林が和田を差せないのか,というか,完全に和田を舐めてたな。

 このあと,横国に行かねばならないので11Rで退散。ここのバスを考えると,12Rまでいたら大惨事になる。歩いてもいいんだけど,時間的に(新幹線を使わずに行くには)ぎりぎりになるから,まあ潮時です。
 この日は漏れ伝わる情報によればバスは6台体制で運行していたようです。う〜ん,無理があるよなあ。補助席付きのバスで全員着席が前提だから,バスに乗るにも降りるのにも(補助席を出し入れする)時間がかかるし。

 とまあ,意気込んで出かけた日産のマリノス戦は,競輪以上の大惨敗。
 まあ,俊輔は毀誉褒貶激しい選手ではあり,ダメなときは本当にダメな選手だけれど,ああいうゴール決められると場の雰囲気ががらっと変わってしまうわけでして,そういう意味で「場の雰囲気を変えられる選手」であることに違いはない。やっぱり名選手だな。はぁぁ。ロスタイムの高木とかいろいろ文句はあるけど,まあやっぱり俊輔だった。はぁぁ。

日産スタジアム Welcome まだこのころは平和だった
去年はここを出たとき,優勝を確信してたんだよなあ



旅行記TOP旅打ち