井伊直虎遠征

2017/1/25()に井伊直虎関連の史跡を巡るため、浜松遠征してきました。メンバーは長老・トリです。

浜松には何度も行ったことがありましたが、井伊氏関連の史跡は行ったことがありませんでした。大河ドラマになった年に、ちょうど長老も住んでいるとのはいい機会と思い、白馬20周年企画ということで、強行しました。

始発の新幹線に乗って、8時半くらいに浜松駅着。

ほどなくして、長老と合流し、まずは1つ目の目的地の

高根城へ。

高根城は一般的にはマイナーですが、中世の山城が忠実に再現されていることで、マニアには有名です。さらに、某山城本では初心者にお勧めしたい山城1位でもあり、実は一般人にもお勧めできます。

さらにさらに、最近は井伊直虎のロケ地でもあり、超ホットな場所であります。

浜松駅から車で山奥に向かうこと、60キロ!

ここも浜松市内かよという場所で城に到着。途中は道が細くなったりしましたが、そこまでヒドくはなかった印象です。

北側の駐車場に駐めて、いざ登城。

まずは、南側の広場を目指します。途中、仕掛けられたワナにはまりつつ、到着。

さすが、山路はかなり整備されてます。ただ、息は切れます。これは歳のせいか。

途中休憩の四阿には、

マムシに注意

が貼ってありました。やはり、山城はマムシが寝てる冬に限ります。

続いて、狼煙広場へ。

ホントに狼煙をあげたのかな?解説がないので、イマイチ不明。

引き返して、城域へ。

尾根の先端にでるところで、間に土塁がある大きな堀切が見えます。

この景色が圧巻。

たぶん、この城の最大の見所です。足軽の気分で堀切の下から見上げた三の曲輪とか、絶望感しかないです。

二の曲輪はハシゴで登る形式。本丸に向かう道に横矢がかりができる構造です。三の曲輪と二の曲輪の間の岩盤くり抜き堀切もヤバイです。

本丸は木造の物見櫓などかあるものの、入れず。

ちなみに、三の曲輪とは反対側の本丸の門が大手門ということになってました。

続いて、昼食のため、市街地へ移動です。

これまた60キロくらいです。ちなみに東京駅から北に60キロ進んだら、久喜のあたりです。これで市内っていうんだから、大変なものです。

連れて行ってもらったのは、浜松名物のうなぎ屋、

うな吉

でした。なんでも数日前にNHKの番組で鶴瓶がやってきたらしく、タイムリーな店でした。うなぎは関西風でパリパリして美味しかったです。ごちそうさまでした。

続いて、

井伊直虎大河ドラマ館へ。

こちらも、数日前にオープンしたばかりのタイムリーなところです。

絶好の観光地らしく、我々が到着したのと同じタイミングで、大型の観光バスが何台も到着し、じーさん・ばーさんが吐き出されてきました。飲み込まれないように団体を追い越して、入館したものの、すぐに飲み込まれて、館内は大混雑。やれやれですね。

ちなみに展示内容は、だいたい想像通りでした。

隣の関所をさらっと見つつ、実は本物の関所が別の場所にあったことに衝撃をうけつつ、次の目的地、

龍潭寺へ。

言わずと知れた、井伊直虎が出家した寺です。この寺の入口は、桝形虎口になっています。これは有事には砦になったと思われます。まあ、この石垣がいつできたかは不明ですが。

最大の見どころは、庭園です。

庭園は解説音声が流れていて分かりやすかったです。寺院庭園は、中央の岩を仏、左右を金剛力士に見立てるとか。庭園やら寺院も目が肥えてくると、全然違う世界が見えて面白いのだろうなと思いました。城も目が肥えてくると、ますます面白くなりますからね。

日没時間がせまりつつ、次は、

井伊谷城へ。

この城は、お城ファン的にはそんなに魅力的ではないのですが、えらい整備されてました。さすが大河効果。

山路だったと思われる急坂が、きれいに舗装され、手すりがつき、さらに途中に2か所の休憩所までありました。お城ファン的には興ざめなんですが、年寄りが押し寄せるので必要なんでしょうね。

整備されても結構きつい急坂を登って、虎口へ到着。

この城は、山頂部分が単郭式の縄張りになっています。大して広くないので、麓の館でダメそうなときに一時的に籠る場所と思われます。ここでダメなとき、後ろの山には詰めの城があったらしいです。

最後は、ほぼ日が暮れつつ、

渭伊神社へ。

この神社もそれなりに雰囲気があっていいのですが、裏の丘にある天白磐座遺跡の方が見どころです。井伊直虎のロケでも使われていた巨石があるのです。ということは、巨石の周りを散策。いわゆる、パワースポットな感じでした。

ということで、無事に史跡めぐりは完了。

締めは、NHKの番組で柴咲コウが行ったという、

「さわやか」へ。

「さわやか」はローカルのハンバーグチェーンで、それなりに有名だそうです。俺は知りませんでしたが、ローカルチェーンというのは観光客にはうれしいですね。

ということで、今回も長老には大変お世話になりました。