メイケイヤトミ

11 弥富トレーニングセンター

11.1 弥富トレーニングセンターへの交通手段

 2日目。2022年3月7日。この日の予定は元通りです。行き先は弥富。

 土古にある名古屋競馬場は2022年3月に閉場し、2022年4月8日、弥富トレーニングセンター所在地に移転することとなりました。
 これまで、足利競馬場最終日には現地に行きましたし、私が競馬を始めてから新潟、北関東、北海道、荒尾、福山の競馬場が廃止されていきました。競馬場の閉鎖というのは、様々な背景があっておこなわれるものですが、いずれにしても様々な軋轢と反対運動がつきものの、なんとも複雑な空気感の中でなされるものであります。
 それに対しこの名古屋競馬場移転。コロナ禍であるということとはおそらく無関係に、非常に平和裏に、無風の中でおこなわれようとしておりました。周辺の飲食店や土古で働く人などは少なからず被害を受けそうなものですが、移転反対の運動が大々的に取り上げられることもなかったように思います。むしろ、何もなさ過ぎて、直前まで、「本当に移転するの?」的な、空気感があったようにも思います。これは私の感度が低いだけかもしれないけど。ただ、今(2023年9月)「名古屋競馬場移転反対」で検索しても、出てくるのは先日ぽしゃった同朋大学の移転計画の話ばかりなので、やっぱり自分の感度の問題ではなく、反対運動はほとんどなかったんじゃなかろうか。
 この背景には跡地にやってくる予定のアジア大会選手村や、その後のなにか(大学?)への期待値が高かったからかもしれないですが、よく分かりません。

 さて、移転先であるところの弥富。どこにあるかと思えば、愛知県の最も三重寄り。そして、海に面した、ぱっと見埋め立てられた工業地のようです。Wikipediaをみると、真っ先に金魚の産地と紹介されました。あれれ、工業メインじゃないのか。かつて織田信長が使っていたが弥富の北にあることからみても、海の中の町というのは間違ってはない気がしますが。
 場所としては、木曽川河口にある、ゼロメートル地帯になります。小学校で勉強しましたね。
 弥富市にあるのに名古屋競馬場のままでいいのか、という意見もあるのかもしれませんが、よく考えたらメイケイの方の名古屋競馬株式会社も、(本社は名古屋市内のようですが)競馬場自体は豊明にあるわけで、まあ愛知県が名古屋県だと揶揄されるのも宜なるかな、という感じであります。

 この弥富、車を持っているトヨタ民ならば問題ないのですが、私のような旅行者がフラッと行こうと思うと大変です。観光客が大挙して乗り込むような観光地もなさそうだし、頻繁にバスを走らせるメリットもなさそうです。

 弥富トレセンに向かうバスは弥富市のコミュニティバス、通称きんちゃんバスです。これは近鉄弥富駅から左回り1日5本、右回り1日3本が弥富トレセン前のバス停に到達します。
 ちなみに、2022年9月版のルートマップを見ると、「トレーニングセンター」という名前のバス停は「名古屋競馬場」に変更されておりますが、基本的に本数は増えていません。
 なお、2022年9月版では名古屋競馬場に名前が変わったほか、愛知黎明高校前にバス停ができていたり、弥富市の歴史民俗資料館が移転した結果「主要観光施設」から歴史民俗資料館が落ちてバス停名も変更になっていたり、色々と変更がみられます。なお、名古屋競馬場が移転しても、「主要観光施設」に名古屋競馬場が入ることはありません。やはり競馬を観光施設とは見なしてくれないのか……。いっそ、「主要迷惑施設」として名前を出してほしいものです。
 まあ、真面目な話をすれば、愛知県競馬組合に(愛知県としては入っているけれど)弥富市が入っていないことが原因なんじゃないかと思います。トレセンに住んでる人からの住民税収入とかはそこそこありそうなもんだけど。

きんちゃんバス2019年4月版 きんちゃんバス2022年9月版

 さて、トレーニングセンターに向かうバスが少ないのはいいとして、ほかに弥富に行く方法はないのか。すると、横にある飛島村のコミュニティバスを利用するという作戦が浮上します。飛鳥ではなく飛島であるというのがポイントですね。ちなみに、飛島と言われてパッと思いつく飛島建設は福井の会社のようです。
 この飛島村、こんな場所にあって合併もせずに村として存続していることからして、おそらく名古屋港まわりの工業会社からの収入があるのでしょう。金魚で売る弥富よりもいっそう工業工業してそう。Wikipediaによると、北部では農業も盛んっぽですね。
 もちろん、村のコミュニティバスなので弥富市にまでは入ってくれませんが、トレーニングセンターから徒歩圏には入ってきてます。

蟹江線ルートマップ 名港線時刻表とルートマップ

 とりあえず今回の目的は「オープン前の弥富競馬場を見る」「弥富競馬場のまわりを歩く」ことにあったので、自分の睡眠時間的なことも加味して、蟹江から飛島村のバスで新政成バス停で降りて競馬場まで歩き、帰りは名港線で帰ることにしました。

 ちなみに、ほかに書く場所がないからここに書きますが、弥富の名古屋競馬場スタンドが建設されていく様子をTwitterにおさめたてててっててさんのTwitterは、とにかく一見の価値ありだと思います。
 よけいなつぶやきももなく、淡々と状況をアップし続けたのは本当に素晴らしい。角度的に名古屋競馬場の関係者の方だと推察しますが、本当に凄い。

新名古屋競馬場 場内 pic.twitter.com/JcAC7k2e9Y

— てててってて (@newnagoyarace) March 6, 2022


11.2 蟹江

 てなわけで、まずは蟹江駅へ。
 「尾張温泉」が非常に気になりますね(公式サイト)。日本の名湯百選にも入っている、非常にしっかりした温泉のようです。競馬場とは真逆の方向のようですが、頑張ってコラボして下さい。

近鉄名古屋駅
近鉄蟹江駅
歴史とロマンの町蟹江町 蟹江駅前 尾張温泉 蟹江駅 蟹江町観光マップ

 そして、しばらくしてバスがやってきたので、バスに乗り込みます。小さいバスを予想していたら、思ったよりもしっかりしたバスがやって来て、Suicaも使えました。これは助かる。


11.3 新政成→弥富トレセン

 新政成バス停で降りて、歩きます。さすがゼロメートル地帯というべきか、津波等の災害時の避難用の建物がありました。使う日が来ませんように。
 そして、新政成神社。新しそうな土地ですが、日露戦争の顕彰碑も残されていたので、古くからここにお住まいの方も多くおられるのでしょうね。

一時避難所 奥の建物が一時避難所 新政成神社 拝殿 本殿 殉国戦士之碑 日露戦役
戦捷記念碑

 トレセンに向けて歩きます。筏川を渡ろうとしているころ、奥の方で黒い煙が出ていました。さすが工業地帯だなあ、とのんびり見ていたのですが、消防車がやってくるわ、煙の量がちょっと尋常じゃ無さそうなレベルになるわで、もしかしたら出てはいけない煙だったのかもしれません。

道路は平坦なので助かります 奥田翁碑 筏川を渡ります
のんびり煙を見ていたら…… 消防車が煙の方向へ向かっていきました 大丈夫だったのかな??

 そして、また神社が登場します。
 ひとつの開拓区に1つ神社がある、ということなのでしょうね。これが明治期に区割りでつくられたのか、それよりも昔からあるのかどっちなのかは分かりません。社殿の豪華さは各区画のご予算の都合でしょうか。
 それにしても、この辺りの歴史のことはよく分かってないんですが、昭和50年代の時点で開墾100周年なんですね。

末広神明社 鳥居 拝殿 忠魂碑 振り返る 末広部落の案内
神明社 大谷新田開墾百周年記念碑 境内 拝殿

 段々農業地帯色から工業地帯色に変わってきました。今度こそ、イレギュラーなことはないはず。

田畑の奥に工場っぽい雰囲気 自由な駐車っぷり 競馬場方向。この時点ではどれがスタンドかよく分かってなかった 接近。スタンドが見えた

11.4 J-PLACE弥富/サンアール弥富場外

 さあ、いよいよやってきました。テンションが上がりますね。新政成バス停を降りてからここまで、おおよそ50分です。もちろん、私は神社を参拝したりしながらダラダラ歩いているので、ちゃんと真面目に歩けばもっと早く着きます。
 まず見えてくるのは、弥富のコミュニティバスのトレーニングセンターバス停です。これに乗ればこんなに歩く必要はなかった。

バス停

 そして、サンアール弥富場外の駐車場に入るための案内は、既に「名古屋競馬場」となっておりました。

駐車場入口の案内は名古屋競馬場 入っていきます 執務委員長からのお知らせ 駐車場入口を振り返る 駐車場は右です

 とりあえず、サンアール弥富場外へ。中は普通の場外です。
 大声での声援禁止の貼り紙はいいとして、公式に女性はちゃん付け、男性は呼び捨てという扱いの違いを見せているのが特徴であります。うるさい人に突っ込まれて撤去、とならないことを願うばかりです。

弥富場外外観 内部の様子
座席 様々な注意の貼り紙 大きな声での声援はお控え下さい
騎手名が出てるのは面白いですね
記入台と洗面台は使用中止 エチケットカードを使え、との指示が出てます
使用後は捨てろ、という指示があるかと思えば
裏面には連絡先の記入要請
この日の大井の出走表
12レースにランパクがおります
なんとなく買った馬券
検索した限りで、
馬主は弁護士では無さそう

11.5 名古屋競馬場予定地

 一般に、廃止間近の電車に乗りに行く人は葬式鉄と呼ばれているようです。なんとなく納得しかけてしましますが、死にかかってる電車に乗るんだから葬式ではなくICU鉄とか介護施設鉄とかいうのが正解なんじゃないかという気もします。上記の通り、私は足利競馬に関しては廃止直前に行きました。それ以外はあえて行くのは避けています。ちなみに、土古の名古屋競馬場についても、場内には既に別れを告げ終えております。
 では、葬式鉄とは逆に、これから走る新設電車の予定地を見に行く人のことは何というのでしょうか。生まれてないんだから妊娠鉄とかいうのでしょうか。丁度これを書いている2023年9月時点で、宇都宮のLRTが走り出してから間もない状況です。このLRTが正式に走り始める前に、例えば試運転しているLRTを見に行った鉄オタの方々も相当数おられると思いますが、彼らはなんと呼ばれてるのでしょうか。個人的には産科鉄といったあたりが響きとしても悪くない気がしてます。多分「酸化鉄」の影響でしょうけど。

 てなわけで。いよいよ弥富の名古屋競馬場を外から眺めます。まずはぐるっと。

ぐるりと

 この時点で1つ知識が更新されました。スタンドの右手にある建物、てっきり名古屋競馬場の立体駐車場かと思ってったんですが、名古屋競馬場とは全く関係のない、大和ハウスの建物だということが分かりました。
 ちなみに。全く関係ないと書きましたが、この弥富競馬場の建設にあたってはPFI方式(よく耳にするけれどなんなのかよく分かってない)が採用されたようで、その代表企業が大和リースだったようです(大和リースHP魚拓)。なので、関係あるといえば関係あります。

 そんなわけで、大和ハウス方向、つまりは名古屋競馬場の入口(予定地)へと接近していきます。
 一応、駐車場の競馬場側はパイプで仕切られていて、入ってくるなオーラが出ていたので、真面目な(小心者な)私は立ち入らずにいました。まあ、立ち入って歩くくらいなら実害ないだろうし、チェックしてる人もいないだろうから入ってもよかったのかもしれないけど。

スタンド 入場口。トラックが停まってたのでいろんな角度から 案内図を望遠で撮ってみる スタンドと入口

 駐車場側から見るだけなので、特になにか特別なことがあるわけではありません。あっさりと見終えます。ここまで50分かけて歩いてきて、こんなにあっさり終わるんだから、短い人生もっとやるべきことあるだろう、と我ながら思います。

パノラマ 場外 スタンド 駐車場

 そんなわけで、駐車場から外に出ます。中に入ってからここまで、弥富場外滞在時間を含めて15分程度でした。ほんと、人生大事にしろよ。

出口 競馬場方向を振り返る 大和ハウス こちらも新築工事中
競馬場前の道 またのお越しをお待ちしています なにやら案内を工事中
多分競馬場への案内じゃないかと思うんだけれど、
この前行ったときに確認し忘れました

 「またのお越しをお待ちしています」サインは大通りからは「J-PLACE弥富」のサインです。ということは県競馬組合ではなくJRAがつくったのだろうか。ということは、名古屋競馬場が動き出してからも表示は変わらないのだろうか。これもこの前行ったときに確認し忘れました。


11.6 トレセンまわりを歩く

 では、トレーニングセンターのまわりを一回り歩きます。
 とりあえず、大和ハウスの倉庫も新設工事中で、テナント募集中とのことです。みなさんせっかくなのでどうでしょうか。
 そして、大和ハウスの倉庫があることからもわかるとおり、競馬場の3〜4コーナーが道路に面していないことが分かります。倉庫の中からは気持ちよく競馬観戦できるかもしれません。


 そして、J-PLACE弥富への案内板。さっきから、J-PLACE弥富への案内板ばかりですが、サンアール弥富への案内というのは世の中に存在しないのでしょうか。また、名古屋競馬場ができたらこの辺の案内は変わるのでしょうかね。


 ここで左折。鳥獣保護区の案内板が錆びて朽ちかけておりました。まあ近くに弥富野鳥園のある場所なので、鳥が保護されるのはいいとして、問題は獣に馬が含まれるか、でありますね。まあ、含まれようが含まれまいが、そもそも鳥獣保護区であろうがなかろうが、馬は大事にしてほしいですね。
 そして、そのまま高速の下の道を歩きます。左を見ても、防風林なのか、一般の皆様に競馬などという薄汚れたものを見せないようにする工夫なのか、逆に一般の皆様から競馬・トレーニングを妨害されないようにする工夫なのか、とにかく木でガードされており、馬場はまったく見えません。
 というわけで、競馬場の反対側から競馬を見ることは、不可能なのでありました。

鳥獣保護区です 向正面の直線 駐車場は競馬と無関係 こんなところを進む
意味もなくパノラマがつくられた 左を見ても林しか見えない 高速の下

 しばらくすると、左方向に道が開けます。やってきました、弥富トレーニングセンター入口。先ほどの北側の入口は競馬ファン、またの名を養分が入るための入口でしたが、関係者は南側の門から入っていくことになります。
 さすが競馬のトレーニングセンターまわりだけあって、馬優先の看板があったり、「暴走禁止」の看板が出ていたり、ちょっとテンションが上がります。まあ、ここでテンション上げなきゃほかにテンションを上げる場所がないんだけど。
 なお、暴走禁止の看板は木の枝に隠れて事実上見えなくなっており、一体誰に向けたサインなのかイマイチ分かりませんでした。

トレセン入口。入る勇気がなかったので外から アップで撮った
馬優先の標識
暴走禁止の看板 正直、木の枝に隠れて見えない 振り返る

 さらに進みます。進むと,上を走っていた高速がちょっと離れて明るくなりましたが、状況に変化はなし。というか、さっきまでは木に遮られていたのが、今度はもっと生い茂ったなにかが、トレセンと道路の間を分断します。なにをどうしたらこんなのが育つのか。
 そして、ここで土手があるので左折します。果たして土手の上から厩舎は見えるのか!?

 ……土手の上から見えたのは、怪しげな車。小型バスというのでしょうか。
 そして、なにかと思って眺めたら……犬がいました。街中に犬がいるならいいんですが、こんな所にいる犬。それが吠えてくるのです。いや、そりゃあ日本は狂犬病を駆逐した国だと信じてますが、万に一つの可能性もあるわけで、怖すぎです。あとから写真を見ると鎖で繋がれているように見えなくもないのだけれど、そもそも吠えてきたのがこの写真に写ってる鎖で繋がれているように見える犬かどうかも分からんし、とにかく怖すぎです。なんで馬を見に来たのに犬に追い払われなければならんのよ。いや、犬からしたらゆっくり寝てたのに霊長類が邪魔しに来てふざけんな、ってことなんだろうけど。

厩舎区画方向には生い茂った何かが ここで土手方向に左折
土手からも全く見えません 怪しげなミニバンがいました
撮ってたら、思いっきり吠えられたので慌てて退散

 左回りにまわって、最後の直線。高い物見台が出てきました。競馬の監視塔というよりは、放馬や逃走馬が出たときのためにつくられたのでしょうかね?それとも、競馬とは無関係なのでしょうか。一応、競馬組合のアパートのような所の敷地内にあるように見えましたが……

物見台 建設省の堤防 組合から進入禁止のサインが出ているので、
おそらく、競馬関係者のマンション

 そして、最後にようやく、厩舎区画が見えてきました。一周回ってなにやってんだ、という感じですね。

厩舎区画が見えました 駐車場越しに見える厩舎区画

 さあ、ようやくゴールが近付いてきました。土手を歩き続けると、今度は競馬組合の建物?が見えてきます。

正面 振り返る 競馬組合の建物と、奥にスタンド
パノラマ ぐるりと撮影

 さあ、やってきました。ゴール。さきほどのバス停まで戻ってきました。

バス停が見えました 競馬場前の道 振り返ります ここにも馬優先の標識があったんですね クマもいました

 出口を出たのが13時11分、最後の熊谷組のクマの写真を撮ったのが14時04分。ダラダラ写真を取りながら歩いたので、1時間弱かかったことになります。我ながらヒマですね。

12 飛島村公民館分館へ

 バス停からトレセンまで50分、競馬場予定地まわりを50分。これまで2時間弱歩いたわけでして、メタボオヤジであるところの私の体力は限界です。しかし、ここで野垂れ死んだら「サンアールで全財産すって野垂れ死んだ人」と扱われてしまいます。こんなところで倒れるわけにはいかない。

 というわけで、飛島村コミュニティバスの公民館分館バス停を目指すことになります。
 今来た土手を戻って東方向に進まないといけないのがなんとも辛いですな。

競馬場・競馬組合・厩舎区画方向をぐるりと 東に向かって進みます。左は工場っぽい雰囲気 進みます

 土手の上をダラダラ歩きます。唯一の救いは、車通りがないこと。これで車の排気ガス直撃を食らってたらきつかった。車がいないから、警戒心を緩めて歩けるのも助かる。
 そして、しばらくすると、海と水門が見えてきます。景色に変化が出るとテンションが上がります。ここで渡ったのは筏川。来るときにも渡った川です。あの川でおぼれたらここに到達するわけですね。

水が見えてきた 水門 ウマ・クマときて
ライオンが登場
水門の内と外とで水の色が全然違いますね

 そして、楽しかった歩行者ボーナスタイムもここまで。ザ・工業地帯に到達です。行き交うトラック。もちろん、こんなところを競馬場からダラダラ歩く人間など想定されていませんから、信号がありません。運転手さんも、こんなところを歩いている人間など想定していないでしょうから、道を渡るのにも勇気が要ります。

急に車通りが増える 車の少なそうな道を選んで進みます 参議院議員さんの揮毫による
処理場の看板
処理場 工場地帯を進みます 一応白線はある 環状2号線の下に到着
反対側に公民館があるのだけれど渡る場所がない
道がガードレールで寸断されてました コロナに負けるな2020 ようやく信号と横断歩道に到達
使われていない?歩道橋

 と、いうわけで、ようやく公民館分館に到着しました。あとはバス停を見つけるだけです。どこだバス停。こんなところでバス停を見つけられずに力尽きたくないぞ。
 ……バス停は、公民館から道を挟んで北側、ENEOSの先にありました。いやはや、焦りますね。

南方向を見る 公民館分館。人とバス停の気配がありません 飛島バスのりば 駐輪場。綺麗にドミノ倒し
バス乗り場 時刻表。特に臨時休業の案内もありません。よかったよかった

 あらためて写真の時間を見ると、公民館分館到達が15時11分。追加で約1時間ですね。未オープンの競馬場まわりをただ歩くだけのために合計3時間。私は一体何をやってるんでしょうか。

 そんなわけで、バスに乗りました。文明の利器のありがたさを感じます。

バスは観光バスタイプでした 名港西大橋を渡ります 稲永駅に到着

 稲永駅に到着。さあもう一踏ん張りです。
 名古屋競馬場へ向かいます。


ミレイからゴッホへメイケイドンコ


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