アサノコーセイ

1 旭川へ

 とある人のお誘いを受け、とあるイベントに出席するために旭川に遠征です。なにやら、大きな全国大会が開かれるようでして、私は主催者の知り合いの知り合いということで予選突破です。
 てなわけで、品川経由で羽田空港。

品川の京急ホームのえきめんやさんが閉店してました 羽田空港
大型ビジョンが無くなるとかで話題になってましたね
空港到着

 そして、無事旭川に到着です。旭川は、2002年9月以来。あの当時はまだ旭川競馬場が現役でした。「あさひかわけいばじょうがげんえきでした」と書いて変換したら、「旭川競馬場が減益でした」と変換されたんですが、これはこれで正しいような気もするな。減益どころか真っ赤っかの赤字増大だったのかもしれんけど。
 初日は誘ってくれた人に紹介された居酒屋で飲んで、そのあとワインバーにお付き合いして、終了です。

2 旭川駅

 2日目は、翌日に全国大会を控え、各地で予選会が開かれているようです。が、主宰者推薦の私は予選会に興味も示さず、別行動を開始します。ちなみに、私を誘った人は士別の山奥に消えていきました。まずは旭川駅回り。駅回りにはイオンがあったりして、地方都市とは思えない盛り上がりでした。よくぞ駅前にイオンを作れる土地があいてたものです。

あさひかわ北彩都ガーデン 旭川駅からの眺め 駅構内 石北本線90周年 旭川駅の逆側に出ました

 ここから目指すは三浦綾子文学記念館。時間を選べばバスで到達できるようですが、例によって私は歩きます。
 旭川駅から三浦綾子記念館へ向かって歩くと渡る橋は、実は2本に分かれていて、駅側は北彩都橋、記念館側は氷点橋という名前のようです。この橋、2011年に架けられ、これによって駅アクセスが改善されたようであります。

忠別川沿い 氷点橋へ 氷点橋から見る旭川駅 忠別川 暗くて見づらいけれど
「氷点通り」とあります
ウォーキングコース

3 三浦綾子文学記念館

 旭川駅を出て約20分で三浦綾子文学記念館に到着です。北海道では、札幌の渡辺淳一記念館に行って以来の文学記念館であります。詳しいことは知りませんが、こういう文学記念館って著作権の相続とかの関係でつくってるんでしょうかね??

到着 石碑 「氷点」の舞台
本館 別館 入ります 陰陽石かと思ったんだけど
よく分からない
木の様子


 ちなみに。わざわざ三浦綾子記念館に行く位なのだから、さぞかし三浦綾子の作品が好きなのだろう、と思われそうですが……これまでに読んだ本は片手で数えられるレベルです。記憶にある限り、泥流地帯、細川ガラシャ夫人、広き迷路。家には塩狩峠が転がっているのは強く認識していますが、まだ読んでません。買ったのはいつぞやの新潮文庫の夏の100冊の景品に釣られたときですね。そして。先程来、なんかいも出てきている氷点は読んでおりません。買ってもいません。なので、氷点の舞台やらなんやらを見せられても、「ようこそ『氷点』の舞台へ」とか言われても、何の感慨もわかないのであります。困ったもんです。


 展示は、常設展、そして特別展的に生誕100年記念の企画展。そして、別館には氷点を書いたとされる書斎が再現されております。まあ、文学記念館って、どういう展示をするのがいいのか難しいですよね。作家さんの人生って、有名作家であればあるほど執筆に時間を取られるし、破天荒な作家さんの破天荒な部分はなかなか表に出しづらいし(例えば井上ひさしの展示で「井上ひさしとDV」なんてやるわけにもいかんしな)。

誕生からデビュー 氷点と続氷点 創作ノート 口述筆記した光世氏の現行の複製 展示の様子
第1期 第2期。歴史小説好きとしては、この時代の作品がやはり気になります。
利休とその妻は買ったような気がするのだけれど、ブクログ登録されてないな。また登録忘れたかもしえrない
命ある限り
友人から、氷点の受賞祝いに送られた短歌
オシャレなご友人もいたもんです
企画展「プリズム」 光世さんの辞職届 2階から 展示の様子
氷点原稿にまつわる謎2つ 作品を生み出した者として 困難を生き抜いた者として キリストを信じた者として 平和を実践した者として
歴史を書き遺す証言者 色紙2枚 道具類 別館の様子
ご夫婦がおられた姿を見られるというシステム 氷点受賞を報じる新聞 上の「謎」にもあった
挿入などがみられる原稿
買った本

 せっかくここまで来たのだからなにか買っていこう、というわけで、「新刊」を1冊買っていきました。こうしてまた鞄が重くなるのです。

 そんなわけで、三浦綾子さんの作品はほとんど読んでなかった自分ではありますが、基本的にキリスト教作家の本は好きなので(遠藤周作とか。私は、映画化前から、なにかにつけてオススメの本を聞かれると「沈黙」と答えてきた実績があります。)、今後しっかりと読んでいきたいと誓うのであります。

4 杜のSPA神楽

 続いての目的地は、杜のSPA神楽。やはり地方はスーパー銭湯の料金が安くていいですね。そのぶん、一般銭湯が壊滅してるんだけど。
 ちなみに、ここに向かって歩く間、フランス遠征中(この日は凱旋門賞直前でした)の友人とMessengerで話をしており、いい具合に時間を潰せました。文明の利器ってありがたいですね。

土手の上を歩きます 到着。左の建物はトラップです

5 上川神社

 せっかくなので、大きめの神社にも寄ります。上川神社であります。

鳥居 風車 神饌田
古代米、黒米
きたのむらさき
祓所玉垣 鳥居
上川離宮予定地。両側に同じ解説が書かれてた 神楽岡 御製碑
拝殿 御由緒 御神牛 旭川天満宮。雪よけで?覆われてます

 あまり下調べもせずに参拝しましたが、上川離宮の造営が予定されていたという、由緒正しき神社でありました。

続きます。


アサノシハク旧々旭川競馬場へ


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