ゆらゆら浦項(釜山旅行記その1)

 浦項を揺らせ。俺らの浦和レッズ。
 (ちなみに、チャントで世界を揺らすのか浦項を揺らすのか統一できてなくて声が分離してた)

0.打倒WeChat

 というわけで、2023年11月。地震をおこすなまずのごとく、浦項を揺らすために韓国に乗り込むことにしました。ACL23-24予選リーグ第4試合であります。予選リーグの前半戦についてはこちら

 2023年は夏休みを取っていないので、11月〜12月に夏休みを2分割して、浦和を追いかけることにしました。浦和のおかげで海外旅行の行き先が増えるのはありがたいことです。

 さて。韓国に行くのは2015年以来2回目。前回はフィリピンへの乗り継ぎがてらソウル競馬場に寄ったんですが、長期滞在は今回が初めてです。
 ACLの日程は早い段階で分かっていたので、準備万端。この旅行に備えて、海外用のスマホを新調(AQUOS Sense7)。これまで使っていた海外用SIMフリースマホはちょっと動きがもっさりで、海外用スマホに入れているWeChat(中国人との連絡用)の挙動が悪いのです。いや、もちろん怪しくデータ吸ってるから変な挙動するんだろ、という意見は正しいんですが、とはいえ連絡取らないといけない人や繋がっておきたい人がいるのも事実なので、仕方がないのであります。
 ところが。WeChatをインストールするも、なぜかログインできない。「ログインできません(2、−1)」という謎のエラーメッセージ。検索すればすぐになにか情報が出るだろ、と思って検索しても、情報が出てこない。既存のスマホからWeChatをアンインストールしてもダメ。ううむ、習近平の悪口は日々語ってるけど、どこで目をつけられたのか。
 とりあえず、数日放置したところ、ログインできるようになりました。この数日間、WeChatが私の新スマホの情報を抜いていたんじゃないかと予想しますが、実際のところどうなんでしょうか。やっぱりHUAWEIのスマホを使って日常的に個人情報を中国様に提供しておかないといけないのでしょうか。

 ちなみに、Air Busan、自分のクレジットカードでは決済できませんでした。理由は不明。仕方がないので、共同運航しているアシアナ航空で買いましたが、もちろんアシアナ経由だと高くつきます。なにやってんだろうか。

 続いて、韓国でのSIMカードはあらかじめネットで注文。韓国にいる友人とは最終日にソウルで落ち合う予定もセッティング完了。これで準備万端ですね。まあ、お隣韓国。困ったらお金で解決。困ったら友人がなんとかしてくれるはず。

1.成田空港

 てなわけで、成田空港です。11時5分発のAir Busanに乗るために、早朝からリムジンバスに乗ります。これ、次のハノイ遠征後に気付いたんですが、実はリムジンバスに乗るよりも電車で行った方が圧倒的に安いんですよね。羽田だとそんなに額に差がないんですが、成田だと結構違いがありました。これは次回(正確には既にハノイが終わってるので次々回)から要注意。

 今回は南ウイングでした。「南ウイング」という言葉を聞くと、織田哲郎さんの隠れた名曲(織田哲郎の歌で隠れてないのは「いつまでも〜」くらいな気もしますが)、Two Heartsの「南ウイングアナウンス流れて〜」というフレーズが思い出されます。これを書いてる今もそのフレーズが頭の中でループしております。
とりあえず空港に着いたら
これを撮ってしまう
カウンター 南ウイング出発便案内
出国手続後にあらためて時刻案内 適当に撮った空港写真 ラウンジ 出発です

2.釜山金浦空港

 飛行機は特になにも特別なこともなく、無事釜山に到着。そして、満を持して、韓国SIMの入った我らがAQUOSをオンにしたところ……電波は受信しているものの、データアクセスができない。なんだなんだ、想定外にもほどがあるぞ。色々いじくってはみたものの、反応がないまま飛行機を降ります。入国審査は難なく突破。こんにちは韓国。こんな状態で入国したくなかった。どうしたAQUOS。頑張れAQUOS。
 とりあえず、買ったSIMの復帰は諦めて、あらためてSIMを買うことにします。お金で解決できることはお金で解決。

 そのためにも、とりあえずキャッシングをしなければなりません。いくらおろすかはあまり考えてなかったんですが、とりあえず1万ウォンくらいおろしておくか……と思ってATMをいじっていたところ、ぱっと見「10万ウォン」のボタンがない。仕方がないので、7万ウォンを出そうと思って、ボタンを押したところ……なんかとんでもない量のウォン札が出てきました。そう、なんと、お馬鹿NPは7万ウォンではなく、70万ウォンを引き出してしまったのです。なにやってんだ。
 とにもかくにも、現金は手に入りました。韓国ならば近いので、今回使い切らずともまた使う場面もあるでしょう。なんなら、別の国に行ったときに直接ウォンからその国のお金に両替する作戦もあり得る。頼むから韓国経済は頑張って下さい。
 なお、無意味に財布が分厚いので、不必要な治安の不安を抱えることになったのではありますが、まあ韓国は治安がいいので、途中からはおびえることもなくなりました。

 で、続いて、メインイベント。SIMですよ、SIM。LG系列の店に行って、買いました。が、やはりデータが動きません。どういうことだ。
 仕方がないので、Wi-Fi機器をレンタルすることにしました(一旦払ったSIMカード代は不要となりました。ありがとう!)。これでこの旅に持ってきたAQUOSが無駄になったのと、Wi-Fi機器を入れるケース分荷物が増えました。今回は鞄1つで動きたかったんですが、どう頑張っても鞄2つないと動けない状態に。う〜ん、無念。
到着 PUSANでなくBUSANだということは今回の旅で知りました 到着便案内 引き出しすぎて
膨れ上がった財布
LGのお店
ご迷惑をおかけしました
Wi-Fi機器入れ
Power Bankまで入ってて、
負担重量も増加してます

 なにはともあれ、現金とWi-Fiは手に入れました。これで韓国で野垂れ死ぬことはなくなりました。
 続いて、移動のためのカードを買いに、コンビニへ。T-moneyカードをくれ、と言ったところ、Cash beeカードが出てきました。どういう違いがあるのか、素人の私には分かりませんが、とりあえず、たいした違いがないから確認されることもなくCashbeeが出てきたのでしょう(日本だとSuicaをくれ、と行ってPasmoを出すようなものでしょうね。私もイマイチ(JRと私鉄がやってるということ以外で)違いは分かってません。モバイルだと出来ることが違うのは分かるけど。ここにとりあえず若干のチャージをして貰って、行動開始です。

 交通関係で、もう1つ重要なのは、釜山空港から浦項まで直行するバスのチケット購入です。これを買えなかったらまたも窮地に陥ることになります(一旦釜山市内に出てバスに乗るか、タクシーで直行するか)。Informationで売り場を聞いたところ、一旦外に出て右手にいったところに売り場があるということでした。てことで、行ってみたところ、ビンゴ。発券機がいくつかあって、そのうちの1つでしか買えなかったんですが、いずれにしても買えたんだから文句はありません。
 ちなみに、金浦空港のウェイブサイトだと近隣都市への直行バスの案内がGoogle Mapに丸投げされており、特にコロナ禍で交通関係の減便処理などがなされている可能性もあるわけで、浦項行きのバスが出てるのか結構不安でした。検索してもなかなかヒットしないし。実は、私が乗り込んだ前日、エルゴラッソの浦和担当の沖永さんが同じルートで浦項入りしており、バスの到着時間までTweetしてくださったので、非常に助かりました。SNSって便利ですね。

何やらあっさりチケット買えました。。。金海国際空港から浦項市外バスセンターまで直通はありがたし。14,900ウォンと電車タクシー乗り継ぎや高速鉄道よりも安価。#浦項遠征 pic.twitter.com/t9CjKepYvi

— ジェイ(CV:沖永雄一郎) (@RMJ_muga) November 6, 2023


 あとは、バスの出発時間を待つのみです。ほかにも浦和サポっぽい方々がバス待ちしておられたので心強いです。アウェイの地で同じクラブのものを身につけた人を見るというのは、本当に心強いのです。
 バスは浦和サポが10人弱乗っているものの、ジモティーは少なく、満席にならず。ここの満席リスクはそれなりに怖れていたのですが、杞憂に終わりました。よかったよかった。というか、この浦項行きのバス、ちゃんと採算取れてますか?

Cashbee ここで浦項行きのチケットを買います バスチケット
英語があるから翻訳不要ですが、一応和訳してみた
バス時刻表
バス停まわりの様子 バスが到着 バス車内

3.浦項に到着

 そんなわけで、無事浦項に着きました。17時ちょっと前についているので、ほぼ2時間ですね。2時間座って寝てるだけで着くんだから楽なものです。
 浦項のバスターミナルはまた明日探索するとして、ホテルを目指します。今回のホテルはバスターミナルから歩いてすぐの場所。道を渡る場所を間違えてちょっと無駄な動きが入りましたが、特に困難もなく、ホテルに到着です。

到着しました バスターミナルの様子 出口へ
Google Mapさん作成のパノラマ 正面入口。意味もなく翻訳してみた

 今回のホテルはアップルツリーホテル。受付は経営者っぽいおじさん1人でした。特にパスポートをチェックすることもなくチェックイン。しかも、到着したてで小銭を持ってなかったため(上述の通り所持金額だけは凄いことになってるのだが)、宿泊代の端数をまけてもらいました。ありがとうございます。浦項と再戦することがあったらまた泊まります。今度は端数持っていきます。

キックボードの貸し出しポート バスターミナルを正面に見て左側 バスターミナル
ターミナルを正面に見て右側 裏側からホテルを発見 ホテル前の通り ホテル正面
ホテルの部屋。綺麗でした 廊下には大量にメダルが



浦和vs浦項へ


韓国旅行記2023(浦項遠征2023)


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