フィレンツェ競馬観戦記 9/28


 そもそもフィレンツェでは競馬に行く予定ではなかったのです。しかし、行くことになったのは停電でウィフィッツ美術館が開かなかったせいで大幅に予定がくるい時間が余ってしまったこと。もちろん時間が余ったら教会の1つか美術館の1つでも見ればいいのでしょうが、どうも1日にそんなに教会も美術館も見ることができない性格なのです。
 日程表を見てフィレンツェ競馬の開催日と判明し行くことを決意。まではいいのですが、場所がさっぱりわかりません。そして、ミラノの時と違って今回ばかりは地図にも載っていません。ただ1つのヒントは地球の歩き方の中にカッシーネ公園(地図外)の項目の中に競馬場があると記載されていたことでした。そのカッシーネ公園を探そうとまず思いました。
 少し大きな地図を見るとフィレンツェの右下にそれらしきものを発見。中央駅から1.5キロほどありますが貧乏人の僕は当然歩いていくことにします。そして、20分後くらいに公園の入口に到着。そこになんと矢印の標識が!!「Ippodromo→」こんな感じです。これは競馬場だなと思って、公園内の太い道(車道が片側2車線もある)をそっちの方向に歩いていきました。途中にテニスコート(なんと天然芝)があるのを傍目に見つつ徒歩10分、ようやく競馬場のはじっこが見えました。さらに歩き、少年達のフットサル大会ってる横を通り過ぎてさらに10分。ようやく入口につきました。
 フィレンツェでは入場料を取られました。3.5ユーロ。日本で考えたら高いです。でもしかたなく払って入場。やはり予想通り第1レースは15時すぎからでした。
 この日は日曜のせいかミラノと違い、馬券オヤジがあふれているということはなく家族連れが多かったです。そして、子供(小学生高学年)が普通に馬券を買ってあたったと騒いで親に自慢しているほほえましい光景がいたるところで広がっていました。
 フィレンツェ競馬場はターフビジョンどころか電光掲示板すらありませんでした。到達順位が確定すると係の人がプレートを枠にはめて、手動で高いところに上げてました。すごくほほえましいです。
 コースは右回りで当然芝コースだけで、1周1200メートルくらいと思います。馬券はあたりませんでした。ジョッキーではRossiという人が頑張ってました。
 途中から雨が降ってきて、気力減退。寒くもなってくるし。最終を待たずして、帰ることにしました。競馬場に歩いてくる人がいるという想定はしてないらしくバスくらいあったのかどうか・・・。みんな車で来てたようです。