NPの秋華賞予想

文章の特性上、無印にした馬のファンの方(および、その他の方)には大いに不快な文章になる
可能性があるものであることについて、あらかじめお詫びいたします。
特に、僕の興味がそれほどない馬については、戦績分析などで
かなりとんちんかんなことを書いてあるかと思いますが、ご了承ください。

 スプリンターズSのときとはうってかわって、簡単に予想を書きたいと思います。

 まず、このレースは「荒れるレース」として、エリザベス女王杯時代からその名をはせていたわけですが、その大きな特徴として、「逃げ切りより追い込みによる万券が多い」ということはよく知られています。
 さて、その中で忘れてはならないのは、昨年のヒシピナクル3着。どういうことかというと、「先行馬も捨てたもんじゃない(連はなくとも入着はある)」ということです。
 というわけで、ワイドの軸に最適なのがチアズグレイス。前走のような無様なレースをするとは考えにくいですし、1枠2番というのも好都合だと思います。
 問題なのはペースで、おそらくヤマカツスズランが先手を奪うのではないかと思いますが、一応、この馬が単騎で逃げる、と仮定した上で、昨年と比較すると、2番手以下は少なくとも昨年よりもハイペースになってしまうことはないのではないか、と考えます。ので、チアズグレイスはワイド軸、ってことで本命。もしかしたらチアズが本調子になくて、代わりにスパーブあたりが粘ってしまう可能性もなきにしもあらずだとは思いますが、多分、大丈夫。

 ワイドの軸が決まったところで、相手探しになるわけですが、チアズからシルク・スワンにワイドを流しても、得るものはほとんどないので、あえて無視。シルクは多分届かないと思うので、危険場に指名。スワンのほうは勢い的にもシルクより上のような気がします。が、ワイドの相手としては不適当でしょう。
 そこで、少し穴っぽいところで、トーワトレジャー。なんだかんだいってローズS3着。昨年のブゼンキャンドルと同じパターンですが、そこまで人気にはならないでしょう。なんといっても、エリ女時代にはトライアル勝ち馬の組み合わせで万馬券になったレースですし...。「死んだ馬の仔は走る」伝説もあることですし。そして、単穴にはマターラミツル。前走は直線で前がつまらなければもっといい勝負になってたらしいので、今回は前がつまらないことに期待。そして、ポンデローザ。この馬についてもマターラと同じことが言えます。カリスマサンオペラは春はG22着の実績があるのに、少し人気がなくなりすぎている気がするので、これも連下に加えて、最後にレディバラード。山内厩舎の三冠をこんな馬が飾ったら面白いかな、というノリで。意味がわかりませんね。
 本当はトリのPO馬のマニックサンデーにも印を打ちたかったのですが、田端調教助手の「状態は100点満点。でも長距離輸送と当日のいれ込みで10点ずつ引かれるから80点てところ」という、冷静な分析は(少し笑ってしまったのですが)、まあ、言っていることに説得力があるし、確かにそのとおりなので、無印に。グランパドドゥはエリモシックみたいになる可能性はあると思うのですが、なんとなく(←おい)無印。

東京障害特別予想

 ポイントは東京巧者のメイショウワカシオの取捨です。63.5キロと4ヶ月ぶり、これをどう判断するかですが、一応僕は対抗ということでお茶を濁しておきたいと思います。つまり、単勝を買うには忍びないけど、連軸ならいいんでない?という感じです。なんで秋華賞のワイド軸のチアズが本命で馬連の軸のワカシオが対抗なのか、という素朴な疑問が生まれてくるかと思いますが、そういう突込みには答えられません。なぜなら、答えがないからです。
 こんないいかげんな予想でいいのかいな?と自分でも不安になってしまうのですが、このまま不安がっていてもしょうがないので、先に進みます。本命はマキハタコンコルド。東京コースでは2戦2着2回と、ワカシオに比べて物足りない成績ではありますが、一回叩いていることに加え、何と言っても58キロが魅力。この斤量なら好勝負が期待できると思います。三浦騎手がこっちに乗るのは、チアズから降ろされたからなのか、それとも三浦騎手がこっちを選んだからなのか、それとも単に依頼の順番の問題なのかは分かりませんが、いずれにせよ、チアズには負けられないと思うので、がんばってもらいたいです。マル父好きとしては、母父シービークロスにも少し惹かれます。
 単穴にスチュードベーカー。バンケットで気を抜くくせがあるとのことで、東京になるのはプラスでしょう。バンケット嫌いといえばテンジンショウグンを思い出しますが、僕の目の前で落馬したあの馬のようにならないことを祈ります(落馬してほしくないのはこの馬に限ったことではないのですが)。
 そして、ヨイドレテンシ。この馬は直線までは酔いどれで、天使になるのは(?)最後だけ、という馬なので、直線の長い東京はベスト。あとは直線向いたときの先頭との差と、この馬の力量が全盛期に比べてどれくらいになっているか、という問題。
 マキシマムプレイズは春に4着していますが、今回はファンドリロバリーとつぶしあって、直線半ばで2頭そろって力尽きてくれることと期待します。チアズニューパワーはやはり中山のほうがいいのではないかと思います。

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