京成杯AH、セントウルS
ビハインドザマスク。この馬は福永でさえなければ、ずっと本命を打ちつづけていたはずの馬です。それが、もうこれで4連勝。たまりません。この馬が「やばい」ほどの強さだと認識したのが、(今成績を調べてみると)北九州短距離Sです。逃げたサウンドワールド、ユメノセテコウユーが人気とはいえ一杯に粘るなか、1頭だけ後ろから飛んできました。使い古された表現をあえて使うと、1頭だけ次元の違う脚を使った、です。逃げ馬のペースで後方一気の差し切り。これはやばい、強すぎる、と思いました。それではなぜ僕は切ったのでしょう?理由を並べてみましょう。
えーっと、こじつけです。とにかく、福永で、それ以外にも切る理由が上のようにあったので切りました。別に武豊だから即切る、ではなくて、一応理由はあります。だから、たまには買うこともあります。福永はデビューの時からほとんど切っていて、その頃は明らかに人気過剰だったのでよかったのですが、最近は実力が追いついてきたような気がするので困っています。で、ビハインドザマスクの話ですが強いですねえ。直線、あのまま出てこないのかと思ったら、あっさりと抜け出してきました。毎レース毎レースあの脚を出してくるのですから、かなりのものです。次走、本番はどうでしょうか。たぶん僕は切るでしょう。上の、切った理由は一つも消えないからです。対照的にSAMは早々と本命を公言しています。最近好調の彼ですからわかりませんが、さすがにその頃は彼も落ち目でしょう。この馬にはとにかく人気になってからこけてくれることを願います。
この辺の言い訳を書きたかっただけなのであとはさらっと。
2着のブラックホーク。休み明け、59キロでもさすがこの距離では崩れません。ゴール前きっちりとスギノハヤカゼを差し切りました。当然本番も期待できますが、それ以上にやっかいなのが3着のスギノハヤカゼ。内の方をするするっと伸びてきて、一瞬勝ったと思わせるほど。やはり良馬場ではまだまだ走ります(前走は?小回り?)。しかも今回は59キロ。タイキシャトルの2着という実績のあるスプリンターズSでは待望の初GTの期待がかかります。あとは、あまり収穫のなかった4着のマイネルラヴより、長期休養明けで6着のワシントンカラーが気になります。が、これ以上悩むのも嫌なので、登録のある東京盃に行ってもらいたいです。ああ、あと(しぶしぶ)本命を打ったゲイリーイグリットですが、やはり少々太めであったことと、この時計勝負で大外を回っていては届かないでしょう。
ついでのセントウルS。どれかに本命を打たないといけないということから難しかったレース。この中に勝ち馬がいるのか疑わしかった。全馬それなりに不安を抱えているので、僕は、直線の坂や、荒れてきた馬場には目をつぶって、復調してきたリワードニンファを本命にしました。しかし見せ場無く敗退。4コーナーでごちゃついて力を出し切れなかったという後藤騎手のコメント。やはりこれが上に書いた牝馬たるところなのです。他の馬には触れずに終わり。
朝日CCのミッキーダンスですが、今回がピークと考えるのが無難かもしれません。今回、前走がピークと考えて評価を下げてしまったのですが、このまま天皇賞もというのは疑問符がつきます。紫苑Sは、展開に恵まれた感のあるメジロマリーより、ともに休み明け、プラス12キロで2、3着のジェミードレス、サニーサイドアップの方が楽しみだと思います。マニックサンデーはイレ込み過ぎ。返し馬の時に暴れるほどで、気性面の成長が待たれます。