今週の展望
(エリ女、他)GT反省記でも書こうかと思いましたが、ただの長老の嘆きになってしまうので、これからのことにしました。僕自身は人の馬券話、特に失敗談を読んだり聞いたりするのは好きなんですが、あまり読んだ人の気分を害するのもどうかと思うのでやめておきます。あと、たまたま今週は4つも重賞があるにもかかわらず、だいたいの予想は固まってきているので、書きやすかったということもあります。ただ、あくまで木曜時点での予想なので、変わることもありますけどね。ではGTから。
<エリザベス女王杯>
◎フサイチエアデール、○トゥザヴィクトリー。とにかくこの2頭です。フサイチエアデールは58キロを背負ったマーメイドSが圧巻でした。牡馬に換算すれば実質60キロを背負ってあっさりとトゥザヴィクトリーを差し切り。しかもこの時、トゥザヴィクトリーとの斤量差が3キロ。2千で勝ち、去年2着の実績から、距離面の不安も無いでしょう。休み明けの前走は、仕上げの不安もあり、展開面での不利もあったので許容範囲内。初GTが期待できます。対するトゥザヴィクトリーですが、大きすぎる期待に応えきれなかった4歳時からの成長が著しく、ここへ来て重賞2連勝。詰めの甘さが解消され、こちらも悲願のGT初Vは目前に迫っていると言えます。絡まれた時どうかですが、主導権にはこだわらないという池江調教師のコメントも頼もしく、今の充実ぶりなら問題ないでしょう。この2頭でほぼ決まりだと思っています。他の古馬ではファレノプシスがいますが、近走から魅力は感じられず、これで人気を集めるようならば、買うわけにはいかないでしょう。実績馬ウメノファイバーは、馬体が絞れず、陣営の弱気なコメントも気になりますし、プリモディーネも長期休養明けではさすがにきつそうです。クリスマスツリー、エイダイクインは前走の差をうめるのは難しいでしょう。となると、レベルが低いといわれる4歳馬です。まずは、前残りの前走で、内から鋭く伸びたトーワトレジャー。これは古馬との差さえどうにかなれば、いい勝負ができそうです。そして、まだ見限れないのが前走で◎を打ったサニーサイドアップ。その秋華賞ではあまりにひどすぎましたが、まったく競馬をしていなく、また、体重が増えていたのも今回には好材料。切れる脚はないので、前で競馬をして欲しいのですが
(特に前走)、今回はどうするのでしょう。4歳は他にも魅力のある馬がいますが、今回は古馬との差が大きいとみているのでここまでにします。<京都ハイジャンプ>
このHP上では京都大障害になっています。登録馬を見る限りいいメンバーがそろい、少頭数ながら非常に難解なレースだと思います。昨年の覇者ロードアトラスや、中山大障害を勝っているゴッドスピード、まだまだ見限れないファンドリロバリー、メイショウワカシオ、未勝利から一気に重賞まで勝ったテイエムダイオーがいますが、面白いのは、ヨイドレテンシ。長丁場は得意なので、またファンドリロバリーとマキシマムプレイズがやりあってくれればあっと言わせるかもしれません。問題なのは、今年あまりに僕が障害重賞当たっていないことです。傾向としては、軸馬は勝つんですが、相手の馬が連対どころか、掲示板にさえいないといった感じで
(人気的にもヒモ荒れのレースが多いこともありますが)、それを阻止する意味でもヨイドレテンシから流すのはいいかもしれません。まあ、このレースはもう一度ゆっくり考え直すでしょう。<根岸S>
セントウルSの内容から、ワシントンカラーはまだまだ走れると思います。前走の東京盃は大井の深い砂が合わなかっただけで、今回はベストの条件。見直しが必要です。その前走で圧倒的な強さを見せつけたのがベラミロード。持ったまま5馬身近くちぎり捨てての逃げ切りで、そのタイムが、トゥインクルのために砂を入れ替えてから、もう出ることはないといわれていたレコードに並ぶタイレコード。前走ではまだ距離に不安を感じたので、一応本命でしたがボックスにしてしまい、結局他の買った馬は見せ場も無かったのですが、今回はもう不安はありません。まともに走ればこの2頭以外の馬に出番はありません。
<京王杯3歳S>
毎回3歳重賞の予想には苦労するんですが、今回はほぼ本命が決まっていたので楽です。前走いちょうSではスタート大きく出遅れながら直線追い上げ、勝ち馬トラストファイヤーから1
3/4馬身差の4着でゴールしたマチカネイサリビ。まともにスタートしたのが過去3戦のうち1回だけなので今回もどうなるかわかりませんが、そこはペリエ騎手の腕を信じます。ほぼ完敗ですね。かろうじて、上の通り考え直した京都大障害は本命をメイショウワカシオに打って△◎でぎりぎり的中したものの、この文章としては完敗です。あと、印だけ見れば、エリザベス女王杯も上の4頭以外にファレノプシスにだけ△を打っていたので(当然馬券にはなっていませんが)、当たったといえるのでしょうか。根岸Sはあれだけの脚を見せつけられては文句の言いようがありません。ほんと、いいものを見せてもらいました、という感じです。あっ、いかんいかん。しっかり反省しなければいけませんね。