ｔｏｔｏ

　完全に書くべきタイミングを逸してしまいました。ついに１等４万円が出てしまいましたね。当たった人も、あまりの安さにショックを受けている人も多いでしょう。３等は３７０円です。これも、全国のあちこちで桜の配当と比較されていることでしょう。しかし、これでも各地の信用金庫で換金しないとならないのでしょうか。こんなことになってしまったあとで、後追いになってしまいますが、totoについての考察をしたいと思います。

　まず、このtotoの購入者層はどうなっているのでしょうか。なにも調べていないので推測の域を出ませんが、まずはサッカーファン、あるいはナンバーズ、ロト６の愛好者だと思っています。競馬など、あまりギャンブル慣れしている人ばかりではないと考えています。ということは、あまり配当の妙味という考え方はせずに、純粋に強いと思っている方、また、勝ってほしい方をマークしていきます。その結果が、あれだけ偏った投票結果、そしてあれだけばらばらな当選金をうんでいるのです。ちなみに、静岡のみの発売を含めた過去全６回は、６００万、２０万、１億、２５０万、１億、４万です。ただ、この当選金の違いというのはある意味当たり前のことです。もともと、各チームの強さが違う、つまり勝つ確率が違うわけですから、それに伴って(オッズが発生し)当選金が変わるわけです。そのへんがナンバーズ、ロト６など宝くじとは違う点です。連動だとか、考える人にとっては違うんでしょうが、宝くじは、僕には全ての数字は当たる確率はいっしょです。ということは、少しでも買う人が少ないであろう数字を買うのが得策、つまり当たった時の当選金の高さを狙うくらいしか考えることはありません。どうせ当たりっこないと思っているし、それなら競馬でいう控除率が５０％もあるくじを買う必要は無いので、僕は一切のくじは買っていません。もちろんサッカーくじも買いません。話がそれました。なんでしたっけ？そう、当選金は変わるのが当たり前です。そこで、その当選金は適正なものかどうかの考察を始めましょう。
　とりあえず、今回、第６回の投票状況から、単純計算によって、当選金を計算してみました。それによると、当たる本数は１７８９口に１口、２９３１０６２３口売れたのですから１６３８４口当たることになります。実際は１６８９２口なので、ほぼ正しいといえるでしょう。これは、ずれてほしかったんですが、正しかったのでそのまま先に進むことにします。当選金も計算できるはずなんですが、計算したところ、実際の数字でやっても本来より少し高く出てしまったのでそれはやめました。売り上げの半分が払い戻しに使われ、そのうち５０％が１等、２０％、３０％がそれぞれ２等、３等にあてられているはずです。ですが、何かの経費かが含まれてしまっているのでしょうか。計算結果の方が実際の当選金よりもちょっとだけ高くなってしまいました。また、ついでなんで、第５回についても計算してみましょう。５２１６３２８口に１口、２４５３７６９１口売れたので、４．７口となります。実際は５口。またもぴったり。これだけ当選口数が少ないと、当たった人がいるかどうかなんで、引き分けねらいの人、とか好みの問題もあり、計算と実際には開きがあってもおかしくないと思っていてのですが、またぴったりになってしまいました。本当はここで、穴を狙って高額の当選金を得ようとする人と、とにかく強い、勝つと思うほうにマークして、当てにいく人(サッカーファン、サッカーを知っている人だとこっちになってしまうのかも)とに分かれるので、穴狙いの方が有利、と書こうとしていたんですが、全然そんなことはありませんでした。ここでその詳細な投票状況をのせておきましょう。そのままのせるのもどうかと思っていたんですが、ＮＰもいろいろやっているはずなので、どこかでなんか言われてから気にすることにします。第６回、今回のです。

　当選金額は適正なものか、なんてことを書いてましたね。そんな大それたことを書いてしまったことが失敗だったんですが、単純計算と同じ金額だった以上、それは個人の主観に任せるべきであろうということです。ただ、あえて言うならやはり今回の４万円は安過ぎでしょう。それは、僕の考えでは、上の数字ほど、Ｊリーグに差は無いからです。どちらかの勝ちが８０％、９０％を超えている試合もありますが、そこまでの差はあるんでしょうか。ただ、支持率８０％を超えると、さすがに波乱も少ないようですね、今までの試合では。ちなみに。全ての試合で各チームの力が五分で、勝つ確率が等しいとしたとき、また引き分ける確率を１０％を仮定したとき、引き分けが無かった場合の当選金の期待値は、約８０万円です。それに対しての今回の４万円。うーん、どうなんでしょう。

　配当の妙味なんて言葉を出しましたね。当然のことながら、人気だけあって実力が無いチームは格好の｢切り｣のチームです。また、地味で人気はあまり無いけれども、実力を秘めているチームは｢買い｣です。投票数によって｢配当金｣に違いが出るのですから、このへんは馬券と同じ考え方でいいはずです。やはり遊びの延長で買っている人が多いｔｏｔｏでは、競馬ファンほどシビアではなく、あまりこういうことを考えない人も多いと考えられます。また、１試合だけの勝ち負けを当てろ、でオッズが出てたりしたら、そこまで考えたくもなりますが、１３試合あって、それぞれをそこまでは考えられないのが実情ですので、そこのところはアバウトになってしまうでしょう。そう、競馬などとの大きな違いはオッズというものが｢存在する｣にもかかわらず｢公表されていない｣点です。どこかで発表されているのかもしれませんが、少なくとも僕は知りませんし、一般には知らされてないということでしょう。木曜までの投票状況、とか公開したらまた違ってくると思います。が、ギャンブル性が高まるので無理なんでしょう。さて、この妙味を考えたところで、今シーズン一番注目すべきチームは、これがタイミングを逃したと書いた理由の１番大きなもので、なにを今更と言われるのを承知で書きますが、横浜Ｆマリノスです。ここまで４試合ともかなりの人気を背負いながら、３敗１分け。引き分けも含めて、ｔｏｔｏの当選金の高騰によく貢献しています。ではこの結果は全くよめなかったのかと言えば、そうでもないのです。柳想鉄(→柏)、三浦淳宏(→東京Ｖ)など、主力が移籍でいなくなり、特に攻撃面では中村俊輔に頼らざるを得ない状況、それも生かしきれていない(僕としては城彰二にもがんばってほしいんですが)、去年とは違うチームになってしまっているのです。それが、去年ファーストステージの優勝実績、知名度、そしてその俊輔などスター性のある選手の多さから人気を集めてしまっているのです。これは典型的な｢切り｣のチームと思っていたところ、この成績。今回の浦和戦では、いいかげん支持率も下がるのかと思っていましたが、上を見ると６０％近くはありますね。今度こそは、ということだったんでしょうか。僕としても、今度、これを書いた途端勝たれるのは痛いですね。今度当たるジェフは、一応、応援しているチームではありますし。いいかげん、修正してくるでしょうからね。まあ、この妙味のあるチームは自分で検討してください。それがｔｏｔｏの醍醐味でしょうし、サッカーに詳しい人がこれを読んでいればわかるんでしょうが、僕はサッカーそのものは詳しいわけではないので。皆さん自身で、ｔｏｔｏの有効な利用法、サッカーの楽しみ方を考えてみてはいかがでしょうか。

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