2022年度白馬賞
賞 | 受賞者・馬 | その他の得票者・馬 太字は複数票入ったことを、 灰色はノミネートされるも得票ゼロだったことを表す) |
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馬事文化賞 | 映画「おれらの多度祭」 | アドマイヤジャパン | 藤澤和雄 最後の400日 | ココナラ法律相談。 | 大尾形展 | |
京都馬主協会主催の女性騎手座談会 | 高知競馬の一発逆転ファイナルレース | 荒尾競馬スタンド開放イベント | 上賀茂神社の競馬。 | |||
優秀騎手賞(勝利度数部門) | 川田将雅 | 渡邊竜也 | ||||
優秀騎手賞(勝率部門) | 川田将雅 | |||||
優秀騎手賞(賞金部門) | 川田将雅 | |||||
騎手大賞 | 川田将雅 | |||||
特別騎手賞 | 石神深一 | ホリー・ドイル | 柳田泰己 | 柴田善臣 | ミカエル・ミシェル | |
最優秀障害騎手賞 | 石神深一 | 五十嵐雄祐 | ||||
最優秀女性騎手賞(新設) | 今村聖奈 | ドイル | ||||
最優秀新人騎手賞 | 今村聖奈 | 角田大河 | ||||
最劣等騎手賞 | 西谷凜 | デットーリ | Mデムーロ | |||
最劣等新人騎手賞 | 佐々木大輔 | 該当無し | 分からない | |||
優秀調教師賞(勝利度数部門) | 矢作芳人 | |||||
優秀調教師賞(勝率部門) | 中内田充正 | |||||
優秀調教師賞(賞金部門) | 矢作芳人 | |||||
調教師大賞 | ||||||
特別調教師賞 | 林徹 五十嵐忠男 |
該当無し | ||||
最優秀新人調教師賞 | 嘉藤貴行 | |||||
劣等調教師賞 | 伊藤強一 | 分からない | ||||
最優秀生産者賞 | ノーザンファーム | 高山牧場 | ||||
最優秀馬主賞 | サンデーレーシング | ハデスキーパーの馬主 | スリーエイチレーシング | |||
カムバック賞 | オメガパフューム | 分からない | メイショウゲキリン | スーパーステション | ||
裏切り賞 | G1の1番人気 メドウランズ競馬場 |
藤田菜七子 | アルピニスタ | JRA最優秀障害馬で 該当馬なしに投票した8人 |
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引退特別賞 | エリザベス2世 | 競馬AIゆま | 田倉の予想の田倉 | 西谷凜 | 福原直英アナ | ボンネビルレコード |
お笑い大賞 | 集団制裁食らった障害騎手の皆様 (小牧加矢太・石神深一・草野太郎・森一馬・伴啓太) 炎上の岩田 |
お笑いトリオのじゃい氏 | パイロキネシスト | 山田敬士 | ||
フェアプレー賞 | 山林堂信彦 古川奈穂&永島まなみ |
パイロキネシストの平井裕オーナー |
大関隼アナウンサー | |||
ラフプレー賞 | スミヨン | エポカドーロに勝手に触る動画を流したツイッタラー | 御神本訓史 | ラブパイロー | 矢野貴之 | JRAのダービーの広告 |
西谷凜 | ケント・デザーモ DVでまた逮捕 |
サウンドビバーチェ | パスを目的外で使用して立入禁止区域に侵入して根岸Sの発走を遅らせた人 | |||
ベストレース賞 | 第166回天皇賞(秋) | 道営記念 | フジテレビ賞(大井) | |||
年度代表馬 | イクイノックス タイトルホルダー |
パンサラッサ | ||||
最優秀2歳牡馬 | ドルチェモア | ドゥラエレーデ | デルマソトガケ | |||
最優秀2歳牝馬 | リバティアイランド | |||||
最優秀3歳牡馬 | イクイノックス | ジオグリフ | ドウデュース | ダノンスコーピオン | アスクビクターモア | セリフォス |
最優秀3歳牝馬 | スターズオンアース | スタニングローズ | ||||
最優秀4歳上牡馬 | タイトルホルダー | カフェファラオ | ポタジェ | ヴェラアズール | ジュンライトボルト | パンサラッサ |
最優秀4歳上牝馬 | ジェラルディーナ | ウインマリリン | ソダシ | ショウナンナデシコ | ソングライン | |
最優秀高齢馬 | オジュウチョウサン | ヒカルアヤノヒメ | ||||
最優秀セン馬 | アフリカンゴールド | |||||
最優秀障害馬 | ニシノデイジー | オジュウチョウサン | ||||
最優秀ダート馬 | カフェファラオ | メイショウハリオ | ウシュバテソーロ | ジュンライトボルト | チュウワウィザード | |
最優秀短距離馬 | セリフォス | ダイアトニック | ジャンダルム | ナランフレグ | ソダシ | ソングライン |
最優秀父内国産馬 | 該当無し | |||||
最優秀持込馬 | 分からない | 該当無し | ||||
最優秀外国産馬 | カフェファラオ | ジャンダルム | ||||
最優秀逃げ馬 | パンサラッサ | 松永大介 | ジャックドール | |||
最優秀追込み馬 | リッチストライク | 分からない | シテイタイケツ | サリエラ | ||
最優秀サイアー | ハービンジャー | ディープインパクト | 分からない | |||
最優秀ファーストクロップサイアー | 今村調教助手 | マインドユアビスケッツ | ベストウォーリア | |||
最優秀メアー | ニシノヒナギク 吉田兄弟の母 |
分からない | ||||
最優秀ブルードメアサイアー | キングヘイロー | キングカメハメハ | ||||
最優秀内国産種牡馬 | 該当無し | |||||
特別馬賞 | スピードワールド | ハデスキーパー | ヒカルアヤノヒメ |
NPのコメント
めでたく第26回目を迎えた白馬賞。
今年度は,2023年1月某日、Google Meetで繋がっておこなわれた白馬新年会にて、選定されました。新年会はWeb開催の方が利便性が高いことに気付いてしまったのですが、新型コロナウィルスが落ち着いたときに備え、「歴史ある白馬賞選定が行われた店として宣伝してほしいので席を用意するから名前を出してくれ」という依頼は引き続き受け付けておりますので遠慮無くお申し付けください。
本年の新年会出席者はトリ,長老,BT、K氏そしてNP(書記)です。
今回も引き続き掲示板で随時ノミネートをおこなうという方式をとりました。これにより、「1〜2月のことを忘れる」「2019年に起きたことを2020年だと勘違いする」などのリスクが減ったと思われます。他方で、掲示板でノミネート漏れするとその後拾ってもらえなくなる確率が高い、という問題もあるので、ネットジャンキーに気に入られると受賞しやすくなります。
最近は馬事文化賞をラス前に決めることが多かったのですが、掲示板で随時ノミネート方式を採用したためにラス前にする意義が失われ、年度代表馬以外は上から順番に決定していく方式に戻りました。
毎年のことですが,一応ルールを確認。過半数であろうとなかろうと最多得票者・馬が受賞。最多得票が複数並んだ場合は同時受賞。但し、「該当なし」と特定の人・馬等が同数で並んだ場合、後者が優先されます。
また、「分からない」という項目はそのまま、「当該項目にふさわしい受賞者・馬が分からない」ことを意味するのですが、「該当なし」のように(この項目にふさわしい馬は存在しない!という)積極的な意味は持っておらず、ただ単に投票者の予習不足であることを示します。とはいえ、両者は結構ごちゃ混ぜになっている場合もあります。
なお、上記ルールの例外として、「会長特権」「書記特権」が発動される可能性があります(された場合は明示します)。
以上をふまえて、一部の項目についてコメントをつけたいと思います。コメントは(白馬の総意とは関係なく)完全にNPの独断と偏見に基づきます。関係者の皆々様におかれましては,コメントに対して深く突っ込まないようにお願いいたします。
馬事文化賞 JRA賞も2022年は映像作品が強かったのですが、白馬賞も映像作品が受賞。コロナ前の多度祭のリアルな姿を描いていた映画「おれらの多度祭」が受賞です。yogiboのCMに出て荒稼ぎをしたアドマイヤジャパン(人によってはAmazonプライムのCMに頻出するらしい)、JRA賞も獲ったNHKBSの「藤沢和雄
最後の400日」、京都馬主協会という予想外の主催によって実現したJRA女性騎手座談会にそれぞれ票が入りました。ココナラ法律相談は親切な弁護士が賭博罪について教えてくれるらしいですが、濫用はやめましょう。上賀茂神社の競馬はブラタモリで取り上げられたとのことです。
優秀騎手賞・騎手大賞 勝利度数部門は笠松新記録を達成した渡邊騎手にも票が入りましたが(諸事情あって笠松の騎手が減った影響はありそう)、それ以外は川田騎手が獲得。見事、2018年のルメール騎手以来史上2人目の騎手大賞獲得となりました。
特別騎手賞 障害全重賞+7場での重賞勝利を達成した石神騎手が受賞。仏オークスを制覇したドイル騎手、ニュージーランドで志半ばで亡くなった柳田騎手、黄綬褒章を受賞した柴田善騎手にも各1票。交際相手の存在を公にしながらも人気を得て、見事ゴールインしたミカエルミシェル騎手は伸び悩みました。アメリカで頑張って下さい。
最優秀女性騎手賞 昨年は設置が見送られたのですが、今年は異論なく新設されました。賞の新設は白馬賞初期(座談会期)を除き、2000年代になって初めてのことです。賞の存在それ自体が時代を反映するのであります。初代女性騎手賞は新人ながら大活躍を見せた今村騎手が受賞です。
最劣等騎手賞 保護ベストを不正改造して体重をごまかそうとした西谷騎手が受賞。競馬の安全にかかわる部分での不正はいけません。プリンスオブウェールズSでロードノースの目隠しを外すのに失敗し、大出遅れをかましたデットーリ、台風で新幹線が浜松に足止めで中山に行けず、もっと、早く出発しろよという多数の突っ込みを受けたミルコデムーロ騎手にも各1票。
最劣等新人騎手賞 名前負けしたのみならず、中途半端な人気の馬に乗って長老の馬券に悪影響を与えた佐々木騎手が受賞。該当無しにも複数票入りましたが、ルール上佐々木騎手の単独受賞です。
特別調教師賞 初G1制覇を果たした我らが林調教師と、障害全重賞に出走という怪挙を果たした五十嵐調教師がダブル受賞です。
劣等調教師賞 ゴールドタイタンが本来牡馬なのに騙馬として3レースに出走させた伊藤調教師が受賞。笠松はまだまだトラブルだらけです。なお、「分からない」が3票集めておりましたが、書記特権が発動されて伊藤調教師の受賞扱いになっています。近年は「分からない」以外に複数票入った場合はそちらが優先される傾向にあります。
最優秀生産者賞 高山牧場は年末にハデスキーパーが頑張りましたが、JRA首位のノーザンファームに1票及ばず。2017年以来の白馬賞受賞とはなりませんでした。
最優秀馬主賞 スリーエイチレーシングは最後に2歳G1を2つぶっこ抜きましたが、サンデーには及ばず。ハデスキーパー関連は継続的にNPが入れ続けています。
カムバック賞 一時は引退表明して退厩までしたのに戻ってアンタレスSを勝ったオメガパフュームが受賞。メイショウゲキリンはメイショウゲンリキと誤って競馬ブックが死亡報道を出し、あの世から帰ってきました。どちらかというと紛らわしい馬名をつけたメイショウさんの責任ではないか、という意見も強いです。スーパーステションはステージインパクトのライバルとして知られ、2年ぶりのレースで勝利しました。
裏切り賞 今年はG1の1番人気がとにかく飛びまくりました。平地ではワーストの16連敗。3着内率でもナリタブライアンとライデンリーダーが飛びまくった1995年に次ぐ悪さだとのことです。メドウランズ競馬場は、NPが近くに1泊3万のホテルを取って20年以上ぶりに訪れたのにまさかの雨天馬場悪化でレース中止という酷い結果に。栗東武者修行かと思ったら文春砲を食らった藤田菜七子は1票どまり。今村騎手に注目が集まった影響がここにも?アルピニスタはJCを回避して電撃引退。1票差となったJRA最優秀障害馬で該当無しに投票していた8人衆はもうちょっとなんとかならんのでしょうか。
引退特別賞 2022年に亡くなったエリザベス2世。引退とはちょっと違うのですが、ここでしか表彰できないのでここで受賞。エリザベス女王杯をJRAに下賜して日本の競馬のイメージアップに貢献しただけでなく、競馬大好きおばあちゃんとして多くの国にエリザベス女王杯を創設し、他方で馬主としても多くの大レースを制覇しました。あらためてご冥福をお祈りいたします。オッズにも大きな影響を与えていた競馬AIゆまが予測の公開を停止したのもインパクトが大きかったですね。西谷騎手は2冠を目指しましたが、得票なし。ボンネビルレコードは誘導馬引退です。福原アナはフジテレビを早期退職。このほうがやりたいことが出来そうですね。
お笑い大賞 障害騎手軍団が調整ルームへの入室時間に遅刻して集団制裁。おそらく石神騎手の障害重賞コンプリート祝勝会をやっていて新潟入りが遅れたのだと推測されています。炎上の岩田父は、若葉SからスプリングSでインタビュー芸を披露していました。お父さんはどこへ向かっていくのか。お笑いトリオのじゃい氏は国税から追徴課税されてました。パイロキネシストは
1/29佐賀7Rにて断然人気の2頭で抜け出していたところ、噛みつきに行ったために両者失速して圏外へ飛んでいきました。どこの若駒かと思ったらまさかの10歳でこれです。激戦のラフプレー賞を避けてこちらにノミネートしたんですが、残念ながら0票。山田敬士騎手は、新幹線が足止めを食らったために静岡から中京までタクシーを使うも1レースに間に合わず、乗る予定だった馬が見事1着になるという悲しい結果でした。
フェアプレー賞 山林堂騎手は矢部美穂氏と交際して結婚。きちんと責任を果たしたということでフェアプレー賞受賞となりました。古川&永島騎手は国税のe-taxの模擬体験会に参加。某オーナーのせいで税金面で騎手に疑いがかかる中のフェアプレーです。パイロキネシストの平井オーナーはTwitterでコンカラーに謝罪し、さらにこんなことは初めてなどと呟いて諸々の疑いを軽減し、調教再審査には「(?)」をつけて調教師にも配慮するという関係各方面に気を遣った素晴らしい発信。大関アナウンサーは年度代表馬でマルシュロレーヌに票を投じて偉業の記録を残しました。
ラフプレー賞 掲示板ノミネート方式をとると、ラフプレーが忘れられにくくなるためにこの賞が盛り上がるということがわかりました(同じことはフェアプレー賞とお笑い大賞にもいえます)。この激戦を制したのはスミヨン。レース中のエルボーで騎乗停止を食らいました。西谷騎手はここでは1票にとどまり、2冠ならず。エポカドーロのツイッタラーさんは平井オーナーを見習いましょう。やらかし常連の御神本ですが、今回は単に調整ルームへの入室遅延にとどまらず、その原因となった物損事故で精神的に不安定であったとして騎乗停止となりました。放馬2冠を達成したサウンドビバーチェ、オークスで原因となったラブパイローはともにノミネート止まり。オークスは関西地上波がレース途中で中継打ち切りになってしまいました。矢野貴之は通信機器を持ち込みましたが、ハデスキーパーで全て許しました。イケメンです。今年の根岸Sはパスの目的外使用者によって発走遅延。JRAはダービーの広告でジャングルポケットをとりあげたのはいいものの、「新時代への咆哮」というキャッチコピーとともになぜかジャパンカップに勝ったペリエが吠えている写真を掲載。ダービーどこいった。
ベストレース賞 パンサラッサの大逃げで盛り上がった天皇賞が受賞。天皇賞秋は白馬賞2年連続2回目の受賞です。道営記念は関係各方面から評価の高いレースです。
年度代表馬 白馬ではタイトルホルダーの評価が高く、イクイノックスと同時受賞となりました。どちらかというとパンサラッサに入れた奴がいけない気もしますが、2022年は年間を通してパンサラッサの逃げで盛り上がった年だと思うのであります。
最優秀高齢馬 オジュウチョウサンが2年連続3回目の受賞。オジュウチョウサンは白馬賞部門賞9つめの受賞です(さらにベストレースに関連レースが3つあります)。ヒカルアヤノヒメは日本最高齢出走記録を持ち、蟹江警察署で1日警察馬の大役を果たしました。
最優秀障害馬 オジュウチョウサンの10冠・最優秀障害馬7連覇を阻止したのはニシノデイジー。JRA賞では1票差で涙をのみましたが、白馬賞は圧勝でした。
最優秀父内国産馬・最優秀内国産種牡馬 最優秀女性騎手賞の創設の代わりにいい加減廃止した方がいいのではないかと言われておりますが、とりあえず残しておきます。
最優秀逃げ馬 もはや馬じゃなくてもノミネートが許されるようになりました。松永選手は世界陸上男子35km競歩で解説者が「サイレンススズカに中舘騎手が乗ったような大逃げ」と例えるほどの大逃げを見せました。
最優秀追込馬 リッチストライクはケンタッキーダービー補欠繰り上がりからの大波乱を巻き起こしました。シテイタイケツは新馬ながら大井Twitter公式が動画アップするくらいに盛り上がりを見せました。サリエラは
6月4日東京7レースで馬群の中を突く分かりやすいきれいな追い込みを見せました。
最優秀サイアー 牝系にセイウンスカイの入った血からG1馬を出したハービンジャーが受賞です。
最優秀ファーストクロップサイアー こちらも馬じゃなくてもノミネートが許されるように。ファーストクロップとはなんぞや、という疑問はありつつも、初年度から重賞勝ちを見せた今村騎手のお父さんが受賞。
最優秀メアー セイウンスカイの血からG1馬を出したニシノヒナギクと、今さらの吉田兄弟のお母様が受賞。これも馬じゃなくても許されるようになりました。横山母に期待がかかります。
特別馬賞 白馬の会の名前の由来となったスピードワールドが2022年に亡くなりました。その栄誉と感謝から特別賞受賞です。空気を読めずにハデスキーパーに入れた奴は何を考えているのでしょうか。