2010年代代表馬

2000年代代表馬を決めたのは(当然ですが)10年前。十年一昔とはよく言ったのもので,気付いたら日本の馬が海外で勝ちまくっております。
そんな2010年代の代表馬を選定してみました。2019年度白馬賞受賞馬選定後に選定しております。

受賞馬 次点 (参考)2000年代
年代代表馬 オルフェーヴル ロードカナロア ディープインパクト
最優秀2歳牡馬 ダノンプレミアム 該当無し アグネスタキオン
最優秀2歳牝馬 ソウルスターリング ジョワドヴィーヴル ブエナビスタ
最優秀3歳牡馬 オルフェーヴル ドゥラメンテ ディープインパクト
最優秀3歳牝馬 アーモンドアイ ジェンティルドンナ ダイワスカーレット
最優秀4歳上牡馬 スマートファルコン
ジャスタウェイ
オルフェーヴル
ゴールドシップ
ディープインパクト
最優秀4歳上牝馬 ブエナビスタ ジェンティルドンナ ダイワスカーレット
最優秀高齢馬 トウカイトリック フジノウェーブ カンパニー
最優秀セン馬 サウンドトゥルー ブラックステアマウンテン カラジ
最優秀障害馬 オジュウチョウサン 該当無し カラジ
最優秀ダート馬 ホッコータルマエ スマートファルコン クロフネ
最優秀短距離馬 ロードカナロア 該当無し デュランダル
最優秀逃げ馬 スマートファルコン シルポート ダイワスカーレット
最優秀追い込み馬 ハープスター オルフェーヴル ブロードアピール

 2010年代の代表馬に選ばれたのは,三冠馬にしてG1を6勝した名馬,オルフェーヴルです。関係者の皆様,おめでとうございます。これをご覧になっている方が道ばたでオルフェーヴルに会ったらおめでとうと伝えておいてください。


 以下NPの個人的なコメント。

 障害馬と短距離馬については,該当無しというよりも時間切れでそれ以上のことは考える余裕が無かった,という方が強いです。あしからず。
 古馬牡馬は予想以上に割れました。G1を6勝しているキタサンブラックが不人気なのがいけないのではないかと(逃げ馬の方でもランクインできていません)。
 そして,ブエナビスタが唯一両年代をまたいでランクイン。2000年代で最もインパクトを残した2歳牝馬でありつつ,2010年代に最もインパクトを残した古馬牝馬となったのでした。2000年代の際のコメントで,年代が別れるブエナビスタのような馬は不利,と書きましたが,不利をはねのけての受賞であります。ジェンティルドンナの印象が中途半端なのが原因とも思われますが。
 2010年代は牝馬三冠馬が3頭,ジャパンカップも牝馬が5勝というあたりが特徴。牝馬の調教技術が上がったせいなんでしょうかね?そして,牝馬が活躍する中,未だ1953年のレダ以来牝馬に勝ちを許していない天皇賞春の牙城は2020年代に崩れるのでしょうか……。
 あと,最近は社台系を筆頭に冠号のついた馬が減っておりますが,実は2010年代の方が冠号ついた馬が多いですね。たまたまでしょうが……。


 当別冊白馬も,2020年7月を以て開設20年となりました。だんだんと高齢化していっておりますが,最優秀高齢馬に負けないような活躍?をしていきたいところです。


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