松山旅行記その3
そんなわけで、再度路面電車に乗り込み、道後温泉を目指します。
その前に、湯築城趾に行くことに。時間は既に5時をまわりかけていて、湯築城の資料館は閉まっていますが、とりあえず遺構を散策しつつ、入浴前に汗を流そう、というもくろみであります。
てことで、公園前の電停で下車。道を渡って湯築城趾公園に入ります。
きれいな花が咲いております。博物館閉館の時間なので、職員の方々が帰っていきます。それを横目に中へ。
外堀
とりあえず、地図を見たところてっぺんに展望台があるみたいなので、展望台を目指すことにします。
山登り。いい運動にはなりますが、疲れます。ちょっと後悔。しかも、木の中を抜けていくので、虫が邪魔です。
最後のヤマ
しかし、老体にむち打ってなんとか登頂。さらに展望台に上るための階段があってちょっとげんなりしますが、ここまで来たからには上らないわけにはいきません。
ひーこらひーこら言いながら、運動不足の老体にむち打ってなんとか展望台のてっぺんへ。広がるのは360度のパノラマ!
……ですが、ちょっと木が景色を邪魔するのが玉に瑕。
とはいえ、登った甲斐は十分あったと思います。こっち(東)の角度からの松山城もいいものです。なんというか、市内どこからでもお城が見える、ってのはいいものですね(裏返せば市内どこにいてもお城から監視されてることになるのかもしれませんが)。
風も気持ちいいです。これが嬉しい。
奥に城が立っております
ちょっと木が邪魔かな?
遺構を見下ろす
さて、展望に満足したのちは、いよいよ、温泉です。
せっかくなので、登ってきたのとは違うルートで下りることにします。
ここで、僕はてっきり別ルートでももときたところに戻るものだと思ってたのですが、ところがどっこい、違うところに着いて、軽く道に迷いかけました。
岩崎神社
説明書き
まずは岩崎神社。説明は看板参照。しかし、説明を読んでも、蛇のたたりを恐れる人の気持ちは伝わってきますが、蛇を「ミイさん」と呼ぶ理由は不明ですし、神社を訪問した人に向かって「この神社をおまいりする女性もおられるようです」と書くのもどうなんでしょうか。「そりゃお参りする人がいるから自分は今ここにいるんだ!」と悪態つく女性が出てきてもおかしくない気がします。それに、男性はいったいどう反応すればいいんでしょうか。
……まあ、おそらく、どこかの資料の転載なんだろうけど。
岩崎神社を抜けると、そこは広場でした。親子連れが遊んでおります。楽しい週末夕方の一時ですね。
で、とりあえずここまで来たからには全国最古の?湯釜を見ないわけにはいきません。ということで、再度歩いて湯釜を目指します。それにしても、ずいぶん遠くにきちゃったなあ。はぁぁ。歩け歩け。
外堀
内堀
堀の両側を新緑が覆います
湯築城の遺構は、外堀・内堀の跡が残っています。また、公園内には庭園風景もあります。夕方時のため、ジョギング・ウォーキングをしている方もおられます。
ということで、早く温泉に行きたい気持ちを別にすれば、それなりにいい散歩コースであります。歩け歩け。
そして、湯釜前に到着。
でで〜ん、と、存在感があります。が、公園内で屋根の下に鎮座されると、湯釜なのかなんなのか、さっぱり分かりません。
日本最古だけに、もうちょっと盛り上がりがあるかと思いましたが、特に何も無し。まあ、「日本一!」と強調されたらそれはそれでどん引きですが。
でもって、これから温泉まで歩くか、元来た駅を目指すか、しばし迷いましたが再度公園前の電停を目指すことにしました。歩け歩け。
日本庭園風の場所もありました。きれいです。最近、日本庭園がマイブームです。年とった証拠だろ、とか言われると困るので、言わないでください。
屋根の下の湯釜
風化しないでほしいものです
松が見事
写真だと分かりにくいですが
花はきれいでした
真ん中の碑は伊佐庭如矢さんの碑
伊佐庭/如矢で「いさにわ ゆきや」
と読むらしいです。
初代道後湯之町町長。
武家屋敷
土塀
そして、よーやく、入口に復帰。せっかくなので武家屋敷を外から眺めます。文化的な知識は皆無なので、眺めただけでは何も分かりません。土塀についての説明書きがあったので、それだけ。
というわけで、湯築城公園の散策終了。
いや〜、疲れた。いい散歩でした。季節的・時間的に、涼しくて散歩向きの気候だったのがよかったです。まあ、スーツで散歩する場所ではないんでしょうが…。
そして、電停。この時間になると、電車の本数が減ります。一駅分くらい歩いてもいいんでしょうが(というか、さっきまで公園の反対側(=温泉の近く)にいて、そこから歩いたんですが)、もう歩く気力を失っているので、電車を待ちました。
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