松山旅行記その5
3日目。
今日は松山城登城です。
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ゆるキャラ
加藤嘉明くん(正式名称不知) |
開放感あるリフトです |
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天守が見えます |
松山大学が見えます |
ロープウェー通りを進むと,ロープウェー&リフト乗り場に到着。とりあえず片道切符を購入して,乗り場へ。ここはロープウェーとリフトの2種類の上り方がある(高尾山みたいですな)のですが,やっぱり開放感あるリフトがいいよね!というわけで,リフトを選択。
スキー以外の用途にリフトを使うのは,おそらく高尾山以来です。一体何年ぶりのことなのか……。
このリフト,このあと不慮の自体で友人を松山に迎えるに当たって3回乗りましたが,すいているじきだとリフトにサンタさんが乗ってたりします。こういう遊び心は大事ですね。関係者の皆様の人の良さが伝わってきます(スタッフブログも非常に雰囲気がよいです)。
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松山城古図 |
そんなわけで,楽しいリフトの旅も終了。ここからは自力で登らなければなりません。しかしまあ,丸亀に比べたらゆるいゆるい!空元気で登ります。
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石垣! |
大手門跡
復元する予算は…なさそうですな |
こういう石垣の構造美はなんともいえない |
石垣と櫓 |
天守が見えます
ゴールが見えると元気になりますね |
さて。松山城。ここにくるまでは「現存天守である」ということ以外に特に予備知識はなく(強いて挙げるなら松前城→松山城に移ったということくらい),そんなに時間を掛ける予定も無かったのであります。
しかし。この松山城,門が素晴らしい。大手門が復元されてないことなど問題ではない。現在,NPは急造お城マニア(=にわかお城ファン)になってますが,その主な要因はこの松山城の戸無門→筒井門→隠門の3つの門の流れに感動したからです。
その後,不慮の自体で友人を3回ここに招待して,そのたびにNPは喜々としてこの3つの門の流れを語ってるわけですが,そのたびに冷たい目で見られて寂しい思いをしております。というわけで,ここでは淡々と。
まずは戸無門!
そして,戸無門をくぐり抜けると,筒井門!
その奥にまさかの隠門!
(これだけもんもん続くと「ドラえもん!」と書きたくなってしまいます)
この流れ,戸無門で安心させて筒井門に突撃させ,そこを隠門から挟撃するという流れ,素晴らしいです。松山城は,このほかにも門と櫓が多く残っていて,「いかにして上手く敵を攻撃するか」「どうやって相手をだまくらかして油断させるか」という構造が非常に分かりやすくなっています。姫路城ほど規模も大きくなく,コンパクトにまとまっているので,その点からも歩き回りやすくてナイスです。
よく言われるとおり,松山城天守は背が低くてずんぐりむっくり体型なので,姫路城ほど見栄えがよくなく(愛媛県では天守それ自体の見栄えはやっぱり大洲城がトップだと思う),その意味で天守ファンからは評判がイマイチだという噂もありますが(おぎやはぎの小木が松山でライブしたときに松山城に低評価を下していたのがネタでなく本音だとしたら,原因はそこだと思う),個人的には,松山城は天守よりもその周囲の構造こそが売りだと思います。はい。そもそも,加藤嘉明のころは五層だったのに松平定行が三層で再建したのが悲劇なだけだしね。
観光客の中には,隠門に目もくれない(気付いていない?)方も多く,個人的にはそれを見るにつけ悲しくなるのであります。もちろん,何を目的にお城を訪れるかは個人の自由なのですが。井戸マニアからしたら井戸を簡単にスルーするNPなど愚の骨頂だろうしね。
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戸無門(重文)。両側から。 |
筒井門。
昭和24年2月消失,昭和46年3月再建 |
隠門(重文) |
筒井門の奥に隠門
本当に隠れてます |
でもって,戸無門をぬけたところからも松山市街地を展望できます。この展望の存在が観光客に隠門の存在を軽くする/気付かせない要因になってると思います。
松山城の特徴として,上に挙げたとおり櫓が多く残っていて,どこからどうやって敵を狙い撃とうとしていたのかがよく分かることが挙げられると思います。この筒井門・隠門も,ちゃんと櫓が残っているのが嬉しいですね。
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筒井門を抜けた虎口 |
筒井門 |
筒井門と櫓 |
隠門続櫓 |
隠門 |
隠門続櫓 |
筒井門と隠門 |
続いて太鼓門。本丸への道は長く険しい。
というわけで,ようやく本丸であります。
後半へ続く。
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