7月7日初Zepp
相川七瀬 The Gig '02 LIVE IT NOW01.トラブルメーカー
02.midnight blue
MC
03.Trick
04.THE END
05.Sayonara
MC
06.Lovin' you
07.ChinaRose
08.恋心
09.SEVEN SEAS
10.Nostalgia
11.Party☆2001
12.シュガーベイビー
13.彼女と私の事情
14.BREAK OUT!
15.夢見る少女じゃいられない
MC
16.終わりない夢
Encore1
17.LIKE A HARD RAIN
18.Sweet Emotion
MC
19.今でも…
Encore2
20.トラブルメーカー
21.midnight blue
ライブの開始を待つ間、BGMが流れるのが常ですが、この日はエアロやガンズがかかっていたようで(僕自身はあまり聞いてなかったのでよく分からんです)、どうやらやはり相川さんの選曲だ、ということであります。
そして、この間、なぜか一瞬だけ"Nostalgia"のイントロが流れました。あれはなんだったんだろう…。
さて、相川さんは「せっかくだからライブを7時7分に始めようか」とラジオで言ってたらしいのですが、まあさすがにどこぞのプロデューサーのようにそこまで時間にはルーズではないようで、大体15分押しくらいの6時45分くらいにライブは始まりました。
1曲目は、トラブルメーカー。
ご存知の方もいるかもしれませんが、僕はこの曲の展開部が大好きなのです。う〜ん、久々(僕自身は相川さんのライブは4年ぶりなもんで)のライブでいきなりこの曲が出てくるとは…嬉しい限りです。
さて、会場は、というと、トラブルメーカー・midnight blueというスタートで始まったので、否が応にも盛り上がります。・・・が、僕自身はといいますと、とにかく4年ぶりなので振りが分からない!はい。これに尽きます。すいません。周りについていくのが精一杯でありました。はい。盛り上がる以前の問題でした。そして、僕が盛り上がりに欠けてた理由はもう1つあったのですが、それは後述。
え〜っと、MCが入ります。場が落ち着くと、まあ当然のごとく「ななせ〜〜!」という声が飛びます。一人ぐらい「相川〜!」と叫んでもいいような気がしますが、そんなことは起こりません。しかも常に呼び捨てです。ミスチルの桜井さんは常に「さくらいさ〜ん!」と呼ばれてたように記憶してるのですが、この違いはどこから来るんでしょうか。まあ、いいいです。
しかし、ここで違う声が飛んだのです。
「ひろし〜!!」
「ななせ〜!」という声の中、女性の方のこの声援は響き渡ります。恐ろしいくらいに。
で、「ひろし」と言うのは、ギタリストの柴崎浩さん、ご存知の方も多いでしょう、今は亡き人気バンド「WとS」の「S」の方でいらっしゃいます。
が・・・僕の周辺ではこの声援にひいておりました。「『ひろし』ってだれだよ」「しらける」エトセトラエトセトラ。結構コアなファンの方("今でも…"で泣いちゃうような方)でも「ひろし」が誰なのか知らないんだなあということに驚きつつ(一応新曲の作曲者なんだけど…)、柴崎さんのギターを楽しみにしてた人間としては、ちょっと残念でありました。
まあ、なんと言ってもこのライブは相川七瀬のライブなので、はっきりいって過度に「ひろし」を連呼するのはちょっとな…とは思いましたが。まあ、僕の中では許容範囲でした。ただ、周りの方々はかなりご立腹のようでありましたが(無理もないと思います)。
んで、序盤に僕が盛り上がれなかった理由はこの浩さんにありまして、僕は浩さんを見るのを結構楽しみにしとったのであります。で、序盤は柴崎さん(浩さんと書くのは自分でも変だと感じた)の方を注視して、ギター音に神経を注ぎ込んでたのでありました。
とはいえ、まあ僕の位置取りからでは肉眼ではあまりよく見えないので、オペラグラスの助けを借りねばならず、周りが手を振ったりして盛り上がってる中でこういうものを使うのは自分でもちょっと勇気のいる行動でありました。
で、なんか分かったような口調で柴崎に注目してた、とか書いてますが、まあぶっちゃけた話、ギターの音なんて聞いただけでは違いは(あの音とこの音は違う、ってな感じ)分かっても、「この音は○○さんのギターの音だ!」「○○さんはこれだからいい!」というようなことは全くわかっとらんのでありまして、まあ悪く言えば中途半端に通ぶってる、ともいえます。なので、柴崎の何がどうよくて、それが北島とどう違うのか説明しろ、などといわれたら僕はその場で「すいません」と謝って逃げ出します。
まあいい加減話をライブに戻しまして…当然のことながらメンバー紹介があるのでありますが、そのときにリズムにあわせて「Hey!」とか叫ぶんですね、客が。こういうのは初めてだったんで(4年前は絶対こんなことしなかった)、なんかとてもいい感じでした。ライブハウスの雰囲気、っていうのかな?多分違うな。
そして、バラードコーナーに入るのですが…今回のバラードコーナーは一風変わったアレンジでして…う〜ん、なんて説明すればよいのでしょう。う〜ん。僕の国語力の無さでは説明できません。強いていうなればジャズチック??違うな...
え〜っと、それで、そのバラードコーナーなんですが…"Lovin'you"ははっきり言って、ダメでした。いや、あくまで僕の主観なんであまり深く突っ込まれると困ってしまうのですが、いまいち。アレンジを変えたのが大失敗だと思いました…。一言で言うと、「下手」、ってことになります。ああ、言ってしまった。"China Rose"は、いい曲ですね。初めてライブで聞きましたが、いい曲です。「曲」を強調しているあたりに何か意味があるのか、というと、まあ無きにしも非ずですが、あまり突っ込まないで下さいますよう。いや、でも相川さんの声にマッチした曲だと思います。はい。あの声質と、曲と、詞がよくマッチしてると思います。うん。いや、でもこういうアレンジを聞けたのは本当に良かったです。これぞライブ。
で、"恋心"。これには手拍子が起こりまして、このことについて後日賛否両論噴出してましたが、個人的にはそれでよかったと思いますし、手拍子も含めていいアレンジになったのではないかと思います。
そして、再びシングル曲が続いていくわけですが…いやあ、一応ライブ前数日間は相川さんの曲を聞きまくって予習(ってか復習かな?)してはいたんですが、歌詞が飛んでる飛んでる。"Nostalgia"ではもう1番と2番がごちゃごちゃ。ああ、ちゃんと聞き込んでから行かないとダメですね…。
んで、"Purana"からの曲なのですが、個人的にこのアルバムは駄作だと思ってるんで、はっきり言ってどーでもよかったです。まあ、盛り上がることは盛り上がったし、その意味ではよかったと思いますが、う〜ん、やっぱり他の曲がよかったなあ。ま、贅沢言っちゃいけません。中途半端に文句を言うくらいなら、いっそのことステージに背を向けて、後ろを向いて「こんな曲聞いてたまるか!」の意思表示でもすりゃあよかったんでしょうが、そんな勇気もなく、まあ駄作、って言ってもそこまで嫌ってるわけでもないのでまあ回りに流される形でこっちも盛り上がってたのでありました。
そして、それからシングル曲4連発なのですが…老体にはこれは応えます。まあ、何とかかんとか、この4連発では死なずに済みました。ただ、僕は足でカバンをおさえてなきゃいけなかったので、ちょっと足に負担がかかってたんですね。変な格好になって。競馬で言うなれば、例えとしてはちょっとおかしいけれど、手前を変えられない、という感じでしょうか。イメージはつかめるでしょ?
ま、そんなこんなで、ボルテージは最高潮に達して、本編は終わりを告げたのでありました。
そして、アンコール1発目。またもシングルの連発です。
いつぞやの『白馬』に書いたとおり、僕は"LIKE A HARD RAIN"っつー曲は全く評価してないんですが(ひねりも何にも無いそのまんまな曲だから)、まあこういう場面ではこのひねりの無さが逆にいいんでしょうね。多分、それがライブでたびたび使われる所以なのでしょう。ま、"Sweet Emotion"の頃には肩も足もつらくなっていたのでありました。
そして、"今でも…"この曲では手を左右に振るのですが…4年前でさえ力尽きてるのに、今回元気にこなせるはずがありません。1番の途中で右手が力尽き、左手にバトンタッチしたものの、こちらもすぐに力尽き…最後はもう必死でした。曲を聞きに来てるんだか、腕振りのために来てるんだか、もう自分でもよく分からなくなっていたのでした。
そして、アンコールパート1も終了。
アンコールパート2へ。
どんな曲をやるのかと思いきや…また"トラブルメイカー"と"midnight blue"ときたもんだ。もうちょっと人の体をいたわりなさい。こっちはもう手も足も疲れ果てとるのです。
う〜ん、でも終わった直後はいい感じの疲労感ではありました。うん。全体的には満足満足大満足。6月28日にくらべりゃあ、そりゃあ全然こっちのほうがよかった…
ま、この疲れがこれから2日くらい続くのですが。
そうそう。なんか相川さんのMCを聞いてて思ったんですが、いい意味で初々しさが消えてるのはいいとして、お子さんが出来て、なんだかおばさんっぽくなってたように感じました。気のせいかなぁ。気のせいだろうなぁ。いや、別にいいとか悪いとかではないですよ、勿論。
終了後はまずドリンクを貰って、それからツアーパンフを購入。いつも思うのですが、これはもう少し安くならんのでしょうか??
『白馬』21(c)号掲載のものを一部加筆修正