ミレイからゴッホへ

10.那古屋神社

 土塁と外堀から外堀通りを挟んで反対側にあるのが那古屋神社。「那古屋」という名前を見ると、歴史と風情を感じてしまいますね。
 教育委員会の解説を見ると、911年創建で、1610年に遷座不可とされたためにそのまま城内に留まり、明治期に現在地に吹っ飛ばされたとのことです。Wikipediaを見ると、「津島牛頭天王社(つしまごずてんのうしゃ、現在の津島神社)を総本社とする天王社のひとつであった。つまり創建時、当社の祭神は牛頭天王であった。」「明治時代になると神仏分離によって祭神を牛頭天王から須佐之男命に代え、社名も須佐之男神社と改称した。」とされており、教育委員会の解説とは齟齬があります。まあ、細かいことは気にしない方がいいのでしょう。

鳥居 教育委員会の解説 由緒書き
織田信秀が再興したとのこと
拝殿 いただいた由緒書

 その他、厄除けのイチョウや、福神社、そして東照宮があります。名古屋東照宮も、名古屋城三の丸から当地に遷移されたようであります。そういえば、徳川園のまわりには東照宮的なものはなかったものな。

厄除の公孫樹 福神社
東照宮 尾張徳川文化をたどる 鳥居

 また、かつてここには明倫堂という藩校があったようです。現在残るのは石碑のみ。


11 桜天神社
11.1 時分鐘


 桜天神社の参道脇に、時分鐘があります。それ以上の感想はありません。


11.2 桜天神社

 そして、桜天神社。ビルの狭間に鎮座する、都会の神社です。

参道 由緒 神社敬称の由来
願の水の牛。柄杓には様々な願いが 拝殿を横から 拝殿 信長攻略 鷽の燈籠

12 福生寺
12.1 札の辻跡


 さらに南に進みます。札の辻跡。急いでいたので、案内板しか撮ってません。余裕があったら周辺の道路写真くらい撮ってると思うんだけど。
 さらに、歴史の十字まちしるべ。これ、つくって設置してるときはいいんだけど、一旦設置されちゃうと扱いに困るよなあ。


12.2 福生寺

 そして、福生寺。Google Mapだと区画の真ん中に案内が出てくるので、山門がどの道路に面しているか分かりません。名古屋の中ならたいして距離損はないのですが、田舎などで1ブロックが大きいところで山門の場所を外すと大回りするハメになって辛いですよね。
 てなわけで、ここの山門は南側、袋町通に面してました。
 ここは歓喜天のお寺。歓喜天(聖天)なので、巾着袋と大根が目立ちます。
 ここも非常に狭い場所を有効活用しております。

山門 お寺ですが、狛犬が守ります 境内

 正面が本堂。左右にも色々とお堂が並びます。

本堂 大根の描かれた巾着 仏手石 六角宝塔
福智地蔵 不動堂 出世大師 毘沙門天 出世天神と秋葉大権現

13 名古屋市美術館ゴッホ展

 元々miletさんのライブがおじゃんになったための1日であります。じつはこのあと、あえてライブ会場に行って記念撮影でもしてみるか、というプランもあったのですがそのために時間を使うのももったいないだろう、というわけで、何か無いかを検索したところ、ゴッホ展が見つかったのでいってみることにしました。ミレイに嫌われてからのゴッホです。ゴッホが嫌われ者だったという噂はなんども耳にしましたが、ミレイはどうだったんでしょうかね。

 東京展のときはスルーしてたのに、名古屋まで来てゴッホ展に行くのもどうなのか、という感じですが、まあほかに行く場所もないので行ってみます。

13.1 白川公園

 白川公園。さすが美術館が入ってるだけあって、オサレな公園です。

白川公園 石のまちかど 名古屋市科学館

13.2 ゴッホ展

 日時指定入場方式のゴッホ展。到着が15時15分頃で、15時30分〜の枠があいていたので15分ほど待ちます。


 ここで借りた音声ガイドから音が出ないという人生初の経験。電池切れでもなかったのに、そんなことがあるんですね。
 まあそれはさておき。とりあえずパンフと作品リスト。中の写真撮影は禁止であります。

チラシ
作品リスト 音声ガイド

 展覧会の表題からも明らかなとおり、とにかくゴッホゴッホした展覧会でした。
 1人の作家を最初から最後まで追いかけていくと成長や原点回帰の姿が見られて非常に面白い。
 また、モンマルトルに行ったことがあると非常に面白い、と当日メモにあるのですが、1年半経ちこれを書いている2023年9月現在、何が面白かったのかは記憶の外であります。
 なお、もっとも後でいくつかの YouTube を見てみると、ゴッホの人生については結構いいとこどりされて説明されていたような気がします。まあ、それは仕方のないところですね。

 いくつか、当日のメモより。
 42「森のはずれ」 思ったより小さい

 7「カフェにて」 ルノワールとすぐわかるのがすごい
 8「2月、日の出、バザンクール」 色使いがすごい。いい色
 10「ポルトリューの灯台、作品183」 技法もよいが、なにより明るいのがよい

 59「緑のブドウ園」 立体感がすごい
 58と56「種まく人」「レモンの籠と瓶」 やはり黄色にこだわりか
 60「サン=レミの療養院の庭」 これも立体感がすごい。アルル以降、ねっとりしたのか
 61「麦束のある月の出の風景」 ちと精神病感
 62「療養院の庭の小道」 色が暗い
 63「夕暮れの松の木」 枝だのりったいかん
 64「草地の木の幹」 幹がおかしい
 66「悲しむ老人(「永遠の門にて」)」 ここでオランダに戻るのが面白いし、収集家冥利につきるな

14 山本屋本店栄本町通店

 いいかげんおなかが減ったので(名古屋城以来何も食べてない)、名古屋名物みそ煮込みうどんを食べに行きます。人気店だと思いますが、時間が外れてるのですぐに座れました。

非常に近代的な外観 味噌煮込みうどん大盛 湯気でカメラが曇った

 非常に美味しかったのです。その一方で、近所にある三国一の味噌煮込みうどんが優秀なのがよく分かりました(三国一が名古屋の山本屋の味に寄せようとしてるのかどうかは分からんけど)。

三国一の味噌煮込みうどん

 なお、ホテルに向けて歩いていた帰りがけ、サテライト名古屋の前を通りました。


 このあとどこで何をしたか記憶にないのですが、多分どこかの喫茶店で時間を潰したのではないでしょうか。
 では、また明日。


メイジョウウエスト / メイケイヤトミ


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