釜山競馬場探訪記(釜山旅行記その7)

11.3 スタンドまでの様子・ミスターパークと釜山の名馬

 そんなわけで、中に入ります。入場券を見せるだけなので、言葉は要りません。
 中に入ると、スタンドまではだだっ広いスペースが広がっております。向かって左側にはやってるのかやってないのか分からない店舗街。なぜか伊勢崎オートを思い出しました。
 入ってからちょっと真っ直ぐ進むというのは高知もそんな感じだった気がしなくもありません。

入場口 場内側から見る入場口 ゴミ箱も馬です
入ってからぐるりと見回す
左手の店舗は営業してるのでしょうか……

 ゴミ箱のほかにも色々なオブジェがあったり、床に装飾があったりします。全てを網羅するのは不可能なのですが、ヒマなのでいくつか見てみました。なお、なぜか入場してからの眺めを動画撮影してました。競馬場に入った際の意味不明なテンションが分かりますね。

おしゃべり市場へようこそ
市場、というのはなにか意味があるわけでも無さそう
車両禁止はいいとして、
おそらくギャンブル中毒者対策の相談なんですが、
和訳の「競馬と人生肉が相談」とはなんぞや
正面にはスタンド 右手にはレストラン
馬の銅像。入場前にあったものと近い 馬車 床には名馬ミスターパークの紹介

 向かって左手の小高い丘には、おそらく誰かの顕彰碑が並んでいます。日付やらレース番号やら距離やらがあるので、なにかのレースの記念碑なんでしょうが(中京にある高松宮記念の顕彰コーナー的な)、それにしては扱いが悪い。枯葉に埋もれていたり、窮屈な場所にあったりして、大事にされている感がありません。
 あらためて帰国してGoogle翻訳さんにぶっ込んでみたところ、「栄光の名馬登山」と出ました。名馬の顕彰碑なのは間違いなさそうです。いかんせん私が釜山の重賞レースやレース体系をまったく理解していないので、レース名(っぽいもの)を見ても何も反応できないのでありました。
 一応、韓国競馬のWikipediaを見ると、「KNN杯」「釜山広域市長杯」などと、それっぽいものがあるので、重賞勝馬の顕彰碑で間違いないのではないかと思います。

栄光の名馬登山 薄くて何が書かれてるか不明 韓国マサ会長杯
何のレースか不明
おそらく第2回釜山広域市長杯 おそらく第2回KNN杯 第3回釜山広域市長杯
第11回コリアンダービー 場所が悪くて読めない……

 そして、いよいよスタンドへ接近。
 階段にはKRAの文字、階段中程にはゆるキャラがWelcomeの立て札を持って待ち構えております。
 階段を上ると、馬の像がお出迎え。これは特定の馬がモチーフなのではなく、馬をモチーフにした芸術作品のようですね。作者はGoogle翻訳情報ではキム・ソングさんのようです。検索してもそれっぽい人はヒットしなかったので、違うお名前かもしれません。


 そして、馬像と柱の絵でたびたび出てくるミスターパーク。この馬の人気が高いのがよく分かります。
 韓国競馬については、ほぼ知識はないので、ミスターパークという馬についても今回初めて知りました。ミスターパークの戦績はこちらから。どういうサイトかは分かりませんが、Wikiシステムを使った韓国系のサイトのようです。なお、英語だと、オーストラリア系のracingsportsに戦績がありますが、全戦績を見るためには課金が必要そうですね。
 韓国のグランプリについては日本語のWikipediaがありますが、残念ながらミスターパークについてはまとめられておりません。日本語話せるWikipedia編集癖のある韓国競馬ファンというのはいないのでしょうか。
 ミスターパークの戦績を見ると山本茜騎手が3回騎乗、楢崎功祐騎手が最後の騎乗となっております。これ、17連勝の歴史的名馬に山本騎手が乗って敗北し、最後楢崎騎手で競走中止からの予後不良というのは、一歩間違ったら国交断絶宣戦布告にもなりかねないと思うんですが、韓国の競馬ファンは理性的でなによりです。

 ちなみに、海外の昔の競馬といえばうみねこ博物館さんを思い浮かべますが、残念ながらミスターパークに関する記事はありませんでした。
 その代わりといってはなんですが、韓国で初めて勝利した日本人騎手は清田十一騎手であるとのことです(こちらの記事)。うみねこ博物館さんには、このほかにセガンジャという馬に関する記事がありました。

 ミスターパークで検索した結果出てきた関連しそうな記事としては、2chまとめサイト。2chの性質上対韓世論がきついのは全然構わないのですが、「なぜ国民的英雄の馬に日本人を乗せてるんだ?w」というコメントを見て、イクイノックスを見た直後の日本人としては、色々と複雑な気持になりますね。
 もう1つ出てきたのは、こちらの記事
 こちらは打って変わって対韓印象がプラスの韓流ドラマ界隈。韓流ドラマに、ミスターパークが登場したようです。海外に輸出されるレベルのドラマに登場するレベルの馬、ということですね。

 また、山本茜騎手の韓国遠征について触れた記事はWebFurlongから。楢崎騎手の韓国遠征話も出てますが、ミスターパークについては触れられず。
 山本騎手が騎乗したグランプリに関する日本語のブログはこちら。ブログ内に、YouTubeのレース動画へのリンクがありますが、こちらの動画が合法か違法かは私には分かりません。ただ、Mister Parkという動画リストも作っておられる方ですね。

最近はやりのハートマーク スタンド。垂れ幕を翻訳してみました もうちょっとワイドに Welcome Let's Run Park
階段上から入口方向 馬像 ゲートと馬のオブジェ。使い古しのゲートかな?
ゲートの7枠8枠が喫煙所になっています
Mister Park馬像 団子と心棒? あらためて馬形のゴミ箱
馬とウサギ 柱の絵 記念撮影コーナー 柱には釜山の名馬の案内(記事
당대불패は直訳で党大敗のようですが、日本ではタンデブルペという名でWikipediaがあります
ビワシンセイキ産駒
なお、翻訳の「大統領杯3連敗」は「大統領杯3連覇」の間違いでしょうが、
これは発音的にこうなっちゃうんでしょうか
ミスターパーク トリプルナイン
2015年から2018年まで大統領杯を3連覇しております
ルナ(記事
チャンプという映画の主役になったようです

11.4 スタンド

 では、スタンドへ。非常に豪華な大スタンドです。こんなにデカいスタンドが必要になるほどお客さんが入るのでしょうか。他人事ながら不安になります。

スタンド外観 GATE 1 点字案内。なぜGoogleが和訳すると魔会が出てくるのかは分かりませんが、
多分発音的に馬会と魔会を間違えたのだと思われます

 中に入ると、右手にカードラウンジ、さらにルーキーゾーンがあります。カードが何のカードなのか、プライオリティパスを持ってるといいことあるのか、ルーキーというのは日本で競馬歴ある人も含まれるのか日本で経験を積むと未勝利でなく500万条件(という表現は今はないのか)からなのか、などと気になる点はありますが、余計な会話をする語学力もコミュ力もないので、スルーします。変に人と話をして写真撮影場所を限定されたら面倒というのもあります。

入場! カードラウンジ ルーキーゾーン よく分からない掲示 貴重品BOX

 釜山競馬場の最大の特徴は、スタンド内部の窓口まわりの机つきの椅子の多さと、そこに集う人の多さです。コース側の座席よりも、場外を観戦しやすいスタンド内の座席の方が人気があります。こっちの方が暖かい、というのも大きいのかもしれません。こういう場所だと、常連が勝手に自分の場所を確保してそうで面倒なのですが、とりあえず自分が見てる限りそれっぽい場所はありませんでした。

座席配置図 座席

 2階に上がると、フォトスポット的なものも登場。令和なインスタ映えにも対応しております。また、Master's Loungeなるものも用意されており、おそらく回収率が200%を超えた馬券マスターと呼ばれる人のみが入れるようなスペシャルな場所なのではないかと思います。そして、そんな超人はいないせいか、閉まってました。
 2階にもコース側の椅子と、スタンド内の椅子が用意されております。コース側の椅子はプラスチック。座り心地を考えても、スタンド内の椅子席の方がいいですね。

エスカレーターをのぼったところ PHOTO ZONE
ルールを守って撮影しましょう
Master's Lounge
ぐるりと コース方向 2階の座席配置図

 そんなわけで、ここにきてようやく、コースが見られる場所にやって来ました。
 いや~、どこの競馬場に行っても、広々としたコースを見たときは興奮します。平坦なダートコース、そして内回りは調教馬場でしょうか(あとで色々と分かる)。

見下ろします プラスチックの座席
もうちょっと前の方から、コースをぐるりと見回す

 で、もうちょっと2階を歩きます。スタンド自体はスタンダードな構造なので、歩きやすい反面面白さは少ないです。面白いスタンドを求めてくる奴は基本的に一見さんな旅人なので、こういう奴の期待に応えるスタンドにしても意味がないですからね。
 そして、一番奥(4コーナー方向)に、食堂的なものを発見しました。3階の食堂も同じ場所にあります。

コース側のコンコース 様々な自販機
缶飲料も売られております
食堂と、座席 メニュー
磁場麺は多分ジャージャー麺的なものの翻訳ミスではないかと
ちゃんとしたら、の方が気になります

 2階の裏手、パドック側に出ると、喫煙所があります。ちゃんと分煙されてるのは吸わない人間としてはありがたい限り。

裏手に出て、ぐるりと 奥に厩舎があります

 なお、パドックに近付いたあたりは屋外でも禁煙です。



 おそらくこのあたりで済州競馬のパドックになったのでしょう、予想誌を翻訳してる写真が残ってます。


 そして、絵を眺めながら3階へ。

エスカレーター脇に展示されてた絵 別の場所にはこんな絵も

 3階も、基本的には構造は変わりません。変える理由もありません。いわゆる特観席的なものがあるのかは分かりません。1階で見たカードラウンジ的なものがなにか関係するのでしょうか。

3階に到着です 3階の様子
やはり椅子が多い
3階のフードコート
3店舗入っております
コース方向
ぐるりと見回す。やはり3階からだと見通しがよいですね
端っこから厩舎方向 野外飲みができそうな場所 端っこからぐるりと見回す

 とりあえず3階まで見て回ったので、トイレへ。競馬場のトイレは馬が注意をする、というのは日韓共通であります。ただ、トイレで健全な競馬文化とか言われてもねえ。
 注意事項が全部違ってることに今これを写真を見ていて気付きましたが、翻訳する気力がないのでスルーしておきます。

小便器 文字が全部違うことに今気付いた
馬の絵が違ってることにも今気付いた
健全な競馬文化 大便器
ウォシュレット付きです
紙はJRAでもよく見るタイプ 新聞入れ?
あると便利ではあります

 2階には売店があります。ここで、アイスコーヒーを購入。氷入りのカップと、コーヒーエキスをセットで購入するタイプのアイスコーヒーが売られておりました。
 これ、便利でいいな、と思ったんですが、入れた後のパックの捨て場に困るという弱点がありました。近くにゴミ箱がある場所じゃないとダメですね。

売店 コーヒーパック 氷入りカップとセットで 購入 入れました ここでペンの写真が
残ってるのだけど、
ここで買ったんだろうか

 1階には小倉競馬場の案内もあります。釜山と小倉といえば船で繋がってますからね。隣近所であります。小倉にも釜山競馬場の案内板が出ているようであります。小倉には10年くらい行ってない気がするので、今度行ったときに探してみます。

韓国語
日本語
韓国語
日本語

 そういえば、日本の競馬場にもあるようなご意見投書コーナーもありました。馬券のマークコーナーの上に申し訳程度に設置されているので、何か真っ当なものが期待されているのではないと思います。

 そして、済州競馬場の第2レースを眺めます。
 写真だとちょっと分かりづらいですが、白帽子のおじさんがビジョン前で身振り手振りを加えながら絶叫してました。いやあ、こういうおじさんがいると嬉しくなりますね。

パドック 2レース発走直前 2レーススタートしました ビジョン前にいる白帽子のおじさんが身振り手振りを加えて絶叫してました

 済州の2レースが終わり、いよいよ釜山の1レースのお時間であります。


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