台湾旅行記その3

 続いて,木柵指南宮へ。台北最大級の道教寺院だとのこと。これは外せない。噂では,カップルで行くと分かれるという井の頭公園のボートのような噂もあるようですが,こちとら一人者。何も怖くありません。
 手には誠品で衝動買いした本があり,ホステルに置いていこうかとも思ったのですが,往復20〜30分程度が勿体ないのでこのまま持ち歩くことにしました。

 さて,動物園駅からロープウェーに乗ります。
 ロープウェーの駅は動物園からすぐそばなのかと思っていたのですが,歩いて5分くらいありました。なんで微妙な距離をつくったのか,おそらくは地権者との関係か既に建っていた建物との関係か……。
 猫空ロープウェーという名称だけを頼りにここまできておりますので,実際に乗るのがスキー場などによくあるタイプのゴンドラだと知ってちょっとびっくりです。基本的に5〜8人乗りで,無理に詰め込むことはしないものの,NPのような独り者を一人で乗せることもせず,相乗りとなりました。
 このゴンドラは2007年にできたようです。それにしても,観光目的なのでしょうが,こんなに輸送能力の低い乗り物を造るってのはけっこう賛否両論でて大変だったのではないでしょうか……。
 気のせいかもしれませんが,ゴンドラから外を眺めていて思ったこと。木の種類が日本と違わないでしょうか。もちろん気候が違うんだから結果として木の種類が異なるのは当然といえば当然なんでしょうが,なんとなく山を見下ろしたときの山の雰囲気が違う気がします。妙にもふもふしているというかなんというか。もしかしたら,日本の針葉樹林的なものがぜんぜんないのかもな…。これ以上書くと高校に入ってから生物に触れてなかったり高2以降地理にも触れてないがゆえにボロが出まくるのでここまでにしておきます。

駅への道 料金表
動物園内→指南宮まで
100m以上上がる仕組み
ここから乗る ゴンドラからの景色
遠くに例の高いビルが見えます

 空中にいる時間が長いからなのかなんなのか,途中に無人の,乗降できない停車場が設けられておりました。ネットを見ると,方向転換用との記載もありました。この手のロープウェーって駅を造らないと強度的に方向転換できないのかな?「文系にも3分で分かるロープウェーの仕組み」という本があったらどなたか貸してください。
 途中駅で降りるにはどうすればよいのか,相乗りと分かったあとは実はちょっとびくびくしておりましたが,なんのことはない,すべての駅ですべてのドアが勝手に開くので,降りたければ降りれば足りる仕組みです。そんなわけで,途中の指南宮駅で下車。降り場には係員が1名常駐しており,"Temple Station?"と確認されました。いえっさー。

おお,なんか面白そうなものが見える

 上からは何か面白そうな建物が見えておりましたが,どうも目的とする木柵指南宮は逆方向。というわけで,とりあえず矢印に従って歩きます。歩いていると,雨がぽつぽつと降ってきました。う〜ん,迷った結果荷物になるから折りたたみ傘はホステルに置いてきたんだよな。まあ,まだ本降りにはなってないようなので気にしないことにします。

 まず見えてきたのは,木にぶら下げられた金色のもの。見たところ,チェックリスト方式で願い事を記入する方式のようです。願いを書いてぶら下げるというのは日本でいうところの絵馬に近いものを感じますが,チェックリスト方式というのはなかなか斬新。といいますか,いきなり聖天宮で見てないものが出てきたのでちょっと興奮してしまいました。やはり本場は違いますね!

ぶら下がってます チェックする人もいればしない人もいる 逆側
こっちが表なのかな?

 さて,そんなわけで,いよいよ境内に入っていきます。よくわかってませんが,どうも本殿からみて脇から中に入っていったようです。考えてみたらこれは当然のことで,もともとロープウェーは存在せず,おそらく従来の参拝者は下から歩いていたのでしょうから,歩いて登ったら本殿正面に出るようになるようにつくられているのだと思います。

 そして,現われた凌霄寶殿(←日本人的にはリョウショウホウ殿でよいのでしょうか)。立派です。カラフルです。いや〜,台湾まで来たな,という感じです。
 が,雨のためなのか何なのか,想定していたよりも参拝者が少ないです。参拝者が少ないってことは,よくいえばゆっくりと眺められるということになりますが,弱点としては参拝方法を観察して正しいお祈りをすることができないともいえます。
 というかですね,数人の方がお祈りされているのを拝見したところ,聖天宮のように3本のお線香を持ってお祈りしてお線香を香炉に立てて再度膝をついて12回,なんてことをしている方が誰もおられないのです。こちとら予習万端でいざ出陣と意気込んで乗り込んできたのに,肩すかしったらありゃしません。う〜む,どうしようかと悩みつつ,とりあえず最大派閥であると思われる線香1本派に従ってお祈りしておきました。
 まあ,お祈りの仕方自体は自己紹介に始まって比較的詳しめに,というので間違いないかと思います。


 そして,見たところ中に入っても良さそうだったので,遠慮がちに中に入ることにします。
 裏手はきらきらと,凄いことになっていました。なんだこれは…。そんなわけで,ぐるっと裏を1周して,いろいろな解説を読んでいると,お寺の方に声を掛けられました。簡単な日本語も話せるようでしたが,寺院の解説は英語で,とのこと。そんなわけで,とりあえず,日本人らしく何を言っているのかよく分からなくても笑顔で頷いておくことにしました。よって,いまいち説明を理解できないまま本日に至っております。いや,こんなに大きな寺院,それも台湾道教の大本山とかなんとか言われているのだから,当然日本語でも詳細な解説を行ったウェブサイトがたくさん出てくると思ったのですよ。そしたら,Wikipediaを筆頭に,解説がいまいち。う〜ん,これは困った。
 そういえば,「道教の神々」の末尾に,ここ指南宮の神様の配置図が載っていたので,これを見ていたんですね。そしたら係員さんが声を掛けてきたんだった。そして,かなり怪訝な顔でNPが手に持っている怪しい文庫本を見てきたのでした。確かに,ここで日本人が手に持ってるものっていったらガイドブックばっかりだろうしなあ。
 とりあえず,案内していただいたところによれば,裏の太歳宝殿に祀られている神様は,それぞれの生年の人の守り神的存在のようです。そんなわけで,「生肖年」というのは,てっきり生まれた年と死んだ年かと思ってたら,どうもそうではなく,ここに書かれた年に生まれた人の守り神ですよ,という趣旨の数字とのことでした。どおりでみんな若いと思った。

 ここでは,鎮座されている神様の名前を書いた案内があります。日本だと,配置図には,お寺であれば「○○像」神社であれば「○○社」などと書かれたものがあることは珍しくないですが,像や社ではなく,神様の名前が直接的に書かれた配置図ってあまりないような気がします。どうでしょうか。おそらく台湾では「像」それ自体にはあまり重きをおいていないんじゃないかという気がします。
 あと,しばらくぼーっとしていると,音楽に乗せて読経のようなものが始まりました。言葉として発されているのが「経」なのかどうかは不明。観光サービス,ではないと思います。
 そうそう。お賽銭を入れる場所の上に鐘があります。解説によると,お金を入れて鐘を鳴らしてお祈りするとのこと。この鐘,弱い力で引いても結構大きな音がしてびっくりです。

 また,ここには2階があります。これは「道教の神々」を読んでなかったらそもそも気付かなかったかもな。日本の神社やお寺の拝殿・本堂で,2階に上がってお参りするってのはあまり印象にないなあ。都内のお寺だと1階住居で2階部分にお堂があるってのはあるけど,それとはまた意味が違うし。

脇から入っていく 下の景色 左斜め前には別の建物 まっすぐ香炉と本殿を 香炉
龍が上の部分を持ち上げている構図
(サザエさんを思い出すな…)
ということは,上蓋にも意味があるんだろうな
Lamplightの持つ意味について
ここで指されているLampがこれを意味するのかはイマイチわからず

そういえば,聖天宮ではこの手の提灯を見なかったような気がするな
賽銭箱は透明
小銭でごまかそうと思ってたら
札しか入ってないじゃないか…
天下第一霊山
The Mountain of the Highest
Sprituality in the World

中は太歳宝殿というようです
中の神様一覧図
太歳宝殿の様子。Heavenという言葉を使っておられました 北村宏・戸崎・加瀬世代はこれ!
2階
通天財神
神も虎も口を開けてます
2階の方がお賽銭が少ない お供え
スナック菓子が多いのが特徴
日本みたいにご飯を備えたり
しないのでしょうか?
お花もお供え
これは万国共通なのだろうか?
門の上にたたずむこれは,
ぱっと見おっさんの天使に見えます
背中のでっぱりはなんなのだろう?
1階に戻る お供え 神様一覧 おみくじ
これは聖天宮と一緒ですが
男女別になってませんね
北極の7星
(多分北斗七星)とのこと

日本や台湾も描かれてますが
星の位置に特に意味はないのだろうか
脇から 読経? 左の塔 最後に本殿を

 さて,本殿から見て右手,参拝者的には左手に,もう1つ建物があり,神様が祀られております。斗姥寶殿というらしいです。こっちはあまり仰々しくない見た目の建物。なんというか,ぱっと見観光寺院・観光神社の接待コーナーみたいな見た目です。
 それにしても,鼻毛と耳毛が異常に長い神々。眉毛が長いのはなんとなく現実にもそういう人がいるから(村山元総理とか)分かりますが,鼻毛と耳毛はギャグにしか見えません……。台湾では,鼻毛や耳毛が出てるってのは恥ではなく幸せのシルシだったりするのかな?

脇殿 神様一覧
斗姥天尊の姿がどことなく
仏教っぽい
正面から 見えづらいですが,
穴から煙が出ております

ところで,これが世界地図だとしたら
大陸脇の島は日本なのか
台湾なのか……
お賽銭が少ない…
透明だとこういう弊害が
ガメゴンにしか見えない
スクルトに注意!
本殿内
人は少ないですが,きれいです

 さて,観光コースに忠実に動くならこれで帰ってもいいのですが,先ほどの方の解説によると,ここには道教だけでなく儒教・仏教の3宗教の建物があるとのこと。たしかに,3つの建物の存在を示す地図がありました。これを指さして説明されたのですが,3つめがBuddismということしか分からず。まあ,消去法で2つめは儒教でしょう。雨が降ってテンションは上がりませんが,いかないわけにはいきませんね。
 てなわけで,次の建物を目指します。結構歩いているのでこの時点で体力がそこそこ削られております……。何がこわいって,次の建物に向かって坂を下りているのです。裏返すと,駅に戻るため坂を登らないといけない……。気が滅入るな。

斜め下から見上げる 電動カーみたいなものもあり
お年寄りは乗っておられました
欄干にはいろいろな絵がかかれておりますが
ちょっと消えかかっていました
有名な故事に由来する絵なんだろうな
慈功項 母子の像
下にいるのは鶏?
ガイドブックは多分ここから写真を撮ってるな ちょっとした庭園なのですが
雨が降っていて歩く気にならず
日本だとスタンプがありそうなところですが
ここでは鉛筆を使って自力です
庭園
雨じゃなければもう少し
歩いたけれど……

 さて,とぼとぼと歩いて行くと,人がたくさん。次の社殿であります。純陽寶殿というらしい。う〜ん,上記の通り,2つめは儒教だろうと思って乗り込んだのですが,雰囲気は完全に道教。あれれ,どういうことだ。(注:帰ってから調査したところ,別の場所(駅を挟んで反対側)に大成殿があったらしいです)
 それにしても,先ほどとはうってかわって,やけに人が多い。しかも,階段の下から続々と人がやってくる。どういうことだ。(注:帰ってから調べたところ,バスでやってくる場合はここから上がってくるルートになるとのこと。また,3つの社殿のうちここがメインだという説明も見たような。つまり,ロープウェーが出来る前はここから上がってくるのが正規ルートだった,ってことですね)

 人が多いのでいろいろ皆様の参拝方法を観察していたところ,得られた結論は「人それぞれ」。ううむ,どうすりゃいいんだ。ただ,一つだけいえるのは,聖天宮方式で参拝している人はいない,ということ。むう。予習の意味が全くないではないか。
 しばらく呆然としていると,おばさんが話しかけてきてくれて,参拝方法を教えてくれました。どうも,お線香は2本だとのこと。なんだってー。聞いてないよー。

 そんなこんなでお参りを終えると,先ほどのおばさんからお守りを勧められました。まあタダじゃなかろうけれど,教えてもらったし人助けだと思って(←お守りを買うのに人助けとか偉そうな発想を持っている時点で御利益が期待できないな),買ってみました。出来れば手渡す(正確には首にかけてもらいました)前に値段を言ってほしいところでしたが。100元。日本のお守りに比べたら安いけど,台湾では結構高い部類なんじゃなかろうか。

 ここは先ほどよりも人が多く,また皆さん熱心にお参りしている雰囲気なので,内部写真はほぼなし。
 ただ,石造りの建物や造形を見ているだけで面白いです。

 ちなみに,どうも聖天宮もそうだったようなのですが,台湾の向かって右側の獅子像にはチ○コがついています。左側にはついていません。左側の獅子を後ろから見るとマ○コがついているものもあるようですが,こっちはあまり調査しませんでした(壁際で見づらかったってのもありますが,後ろに回り込むのが面倒くさかったってのが大きい)。台湾の獅子はどっちも口を開けていて,日本の狛犬や仁王像のように阿吽になっておりませんが,日本と同様,右は雄・左は雌という区別はあるんですね。このあたりのルールも興味深いです。

階段は真ん中が出っ張って状弧になっております
歩きづらいけど,見た目には美しい!
街を見る






胸にもライオン
このライオンは獅子ではなく
アフリカ的ですね
香炉
ここでも龍が持ち上げてます
まんなかに穴
賑やか ぶれた 正面から いただいたお守り


「大成殿」とついていることに今これを打ちながら気付いた
ここから奥は儒教的なものってことでしょうか?
でも,特に儒教らしさは→の
筆にしか見いだせない…
功名榜
検索してもイマイチなんなのか
分かりません…
日本でいう筆塚的なものかと
思ったらそうでもなさそうだし
あれこれ
なんというか,祀り方に統一感がないような印象を受けます
この石で造った竹が
とても美しいと思う
純陽寶殿の裏手
七夕的にカラフルなお札が
ぶら下がってます
これはここでしか見なかったな
なんなんだろう??
これも1つの石を彫って
つくってるんだろうな

いやはや,凄い
香炉 どことなくコミカル
池真園…ではなく,園真池。右から読むんだった。
滝と石の配置はなにか意味があるのだろうか?
滝の上になにかあるのですが,現地では気付かずよく分からないままです
下の龍は水が結構強く当たってるので,定期的になんとかしないと削れていって大惨事になるような
見覚えのあるおじさん
あまりに不慣れな見た目の神様ばかりを見てきていたので
彼を見たときなぜかとても安心できました

尤も,彼が台湾でも布袋という名前なのかは未確認であります

 そんなこんなで,2つめも終わり。で,この次への道がどこか分からず,しばし迷子になりました。下に降りるのかと思ってちょっと降りようかとも思ったのですが,地図では下に降りるように見えないので途中で引き返したり。雨も降ってたので,ここらで引き返そうかとも思ったりもしましたが,3つめはほぼ確実に仏教寺院なので,やはりこれは見ておきたい。
 てなわけで,純陽寶殿の裏から右方向に進むと,ほどなくして見えてきました。その途中の商店街が完全に寂れていて,死にかかった競輪場の飲食店街の様相を呈していたのが気になりましたが……。

先ほどの布袋にしてもそうですが
見覚えのあるものが見えると
安心できますね
寂れている…

 それにしても,人が少ない。さっきのあの喧噪はいったいなんだったんだ……。それほどまでに道教と仏教の信徒が違うのだろうか。それとも,ここは道教の総本山である以上,わざわざここの仏教寺院に参拝するような人はいないってことなのかな。そもそも,道教→仏教とうれしそうに寺院を見て回ること自体,完全に無宗教の観光客がやる行動だもんな…。

 さて,こちとら最近この手の宗教施設をまわって喜ぶニワカ寺院マニアなのでありますが,宗教については全く分かっておりません。つまり,大乗仏教だ小乗仏教だ,大陸仏教だ日本仏教だと言われてもよく分かっていないのであります。それがどうしたのか,というと,ここには象の像があります。これを見て,「なんとなくタイっぽい」と思いました。しかしながら,タイの仏教がどういうもので,台湾の仏教がどういうものなのかを分かってないから,これ以上話が進みません。ほんと,無教養者が旅行しても教養ある人の半分くらいしか楽しめないよなあ。

 そんなわけで,本堂に入ると,目の前に見覚えのある姿の3人衆。その上にも,見覚えのある姿の3人衆。うん,仏教だ。
 いや〜,特にお釈迦様に思い入れがあるわけでもない不埒者ではあるんだけれど,やはり見知った顔を見ると安心できますね。
 左右にはそれぞれ道教の神様っぽいお姿の像が1体ずつ。特に解説はありません。この辺りは道仏習合的な雰囲気なのかな。探せばちゃんとした解説が見つかりそうだけれど,探す気力がありません。所詮ニワカ寺院マニアです。
 さて,一応ここにもお店はあり,お経が置かれておりました。ただ,NPがここに入ったときにおられた男性はお二人ともお経を読んだりせずに,ただ静かに瞑想?黙祷?しておられました。そもそも「お経を読む」というのが仏教的にどういう意味を持っているのかよく分かってなかったりするんですが,とにもかくにも,日本の寺院とは全く雰囲気が異なっておりました。
 本当に面白いなあ。きてよかった。


日本にあるような木の山門は
あまりないのかな?
景色 卍かと思ったら,逆だった
あれ,逆ってことはナチス党旗と
同じかたちか
門の中,左右は感じ それぞれ,どういう神様(仏様)なのかは不明
足元になにかいることは帰ってから写真見て気付いた
現地で気付けてれば…
香炉
日本仏教っぽさはないですね
ひょうたん 本堂
構造もさっきまでの道教寺院と一緒だな
向かって左 真ん中 向かって右
象の像
象がいるだけでなぜか「タイっぽい」と思ってしまった
タイと象ってそんなに密接不可分でもないんだが

ちなみに,象の足元は雲をイメージしてるのだろうか?
象のものがどれくらい大きいのか
想ゾウしたこともないので
これが象に対して失礼な大きさなのかどうかも
分からないな
弥勒仏は分かるけれど
ほかが分からない
3社殿の地図
逆側に大成殿があるな
香炉ごしに本堂
道教っぽいですね 誰だお前は お金が少ない
あと,上についてる鐘はほかと一緒です
正面を見る 2階の3人衆
1階の3人衆
前にいるのは誰だろう?

左右は道教の神様じゃないかと
思うんだけれど,どうなんだろう
南無南無 天井 斜めから
脇にはこんな道が 1つ1つはこうなってます こういうところに座ってお祈り 1つ200元らしいです 境内左手
こういう廃墟部分を隠そうとしない
のが,面白いですね
境内

 そんなわけで,木柵指南宮の3つのお堂を制覇しました!パチパチパチ。
 あとはもう一回ロープウェー駅を目指すのみ。さっき来た道を戻らずとも,地図上は駅に戻れるようになっております。そんなわけで,奥に向かって歩くと,確かに駅に行けるとの矢印が(日本人だから分かるけど,アルファベット人には分からんだろうな)。坂道を上がっていくので心が折れそうになりますが,程なくして駅に到着。よかったよかった。

駅への案内 脇から大雄宝殿をみる 荷物用のトロッコ電車が走るのかな? 坂を上がる

 さて,無事駅に着いたので,先ほど駅から反対側に見えた建物を見に行ってみます。結果として,役割も名前も分からず,コメントのつけようがありませんでした。池の真ん中に建物があるんですが,結局これは単なるオブジェなのか,宗教的意味があるのか……。
 そんなわけで,大成殿の存在にはこのとき気付いていないので,駅に戻って再度ロープウェーに乗ります。
 途中駅からは,駅員さんがゴンドラの混雑具合を見つつ適宜指示される形で乗り込みます。1人だからよかったけど,大人数での旅行だと大変だろうな。
 さて,何気なく乗せられたゴンドラの床がガラスでした。これが別枠設定されていたCrystal Gondolaだろうな。下の動物園駅ではこれに乗るために行列が出来ていたのに,特に並ばずにあっけなく乗ってしまってよかったんだろうか…。

結局なんなのか分からずじまい 結構急角度です 乗り場 下を見下ろす 面白そうな建物が見えるな

 そんなわけで,ロープウェーは終点の猫空駅に到着。猫空駅は混んでます。う〜ん,やはり観光地だからか…。
 昨夜買った手持ちの爽健美茶がなくなりかかっていたので,駅のコンビニでお茶を購入。せっかくなので現地のものを……と思って冬瓜のお茶を買ってみました。あわせて,海外旅行に行くたびに買ってるヨーグルト飲料も。
 で,てっきり駅のまわりに観光客向けのお茶っ葉屋が並んでるのかと思ったら,駅前は単なる観光客の溜まり場と化しておりました。う〜む,これは想定外。日本土産にお茶でも買ってこうかと思ってたのだが(あとから調べると,例の駅のコンビニにあったっぽい。盲点だった…)。
 そんなわけで,ロープウェーも混んでるし,日没前に至善園に着かないとなにしに台北に来たのか分からなくなるので,折り返すことに決定。おなか空いたのでとりあえず道ばたでフランクフルト(と,台湾でも呼ばれているかは不明)を買いました。1本30元・3本80元あたりの値段が一般的です。合わせて,さっき買った冬瓜茶を口に含むと……甘い!なんじゃこりゃ。中国茶は甘くないものと勝手に決めつけてた……。あまりに想定外過ぎて,改めて別のものを買おうとも思ったのですが,よくよく飲んでみると案外おいしい。黒糖的甘さで,くどい甘さではないんだな。ちゃんと想定していれば,これはこれでアリだな,という(上から目線な)結論に達しました。尤も,甘いのはヨーグルト飲料で足りるので,これからはびびって日本茶(爽健美茶と十六茶)にしか手を出さなくなったヘタレNPでした。

 それにしても,「猫空」っていい地名ですよね。日本で「猫」という漢字が入る地名ってどれくらいあるんだろうか。

ヨーグルト飲料 冬瓜茶 観光地 買い食い 駅には充電OKなコンセントも ゆるキャラ からくり時計

 いい加減おなかも空いたので,ロープウェー駅からMRT駅への道すがら,あいていたお店に入って牛肉麺を食しました。これはなんとなく有名ですね。僕でも知ってました。90元。観光地価格なのかどうかは不明です。想像を大きく超えることはなかったですが,期待を裏切ることもないおいしい麺であります。ごちそうさま。

牛肉麺 MRTの駅 多分パンダです
目の周りの黒い毛の部分をもうちょっと
なんとか出来なかったのだろうか
マクド 右のキャラはなんとなく覚えがあるけど
手前のポテトのキャラに全く思い当たらない
動物園駅 MRT文湖線
無人です
時刻表は存在せず,あと○分表示のみです
英語もあるのでストレスなし

 そんなわけで,台北に行ったら誰もが訪れる(と勝手に思い込んでましたが,そうでもないんかな?)故宮博物院へ。

その2その4

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