台湾旅行記その7

 この日はこのまま有名寺院めぐりを続けます。
 続いては,清水祖師廟を目指します。なお,有名かどうかというのはもちろんガイドブックに完全依拠です。

 とりあえず,近くのコンビニで牛乳購入。このあたりで,EasyCardが余ることがほぼ確実になってたからコンビニで使えばよかったんだよなあ。児童遊園で座って小休止しながら飲みます。児童遊園で一人ポツンと牛乳飲んでる30代のおっさんの姿。冷静に考えてみたらかなりもの悲しいな。


 この向かいにあるのが,清水祖師廟。山門をくぐると,広々とした敷地が広がります。
 廟の前の広々としたスペースがどことなく日本の神社に近いものを感じさせますが,廟の中はいたって台湾道教的です。
 ちょっと驚いたのが,日本語の解説があったことと,その日本語の解説が現地語に次いでナンバー2的な位置にあったこと。それだけ日本人が多いんでしょうが,ここ自体はそこまで著名な観光地とはいえない気がします。で,その解説によると,日本統治下では学校があったようですが,その間宗教施設としての祖師廟はどういう状態だったのかはちょっと気になりますな。にしても,学校を開くにはちょっとスペース狭くないだろうか。

外から門を見る 門をくぐる 廟へ 解説

 さて,内部は相変わらず非常に凝った造り。1枚の岩をこうやって彫るのにどれだけの費用と人員を要するのでしょうか……。

清水巌 相変わらず柱が凄い 壁も凄い 何かの神様でしょうか?
横にいる鳥のようなものは
想像上のものか?
五老仙

絵が綺麗
わりと最近描かれたのか?
これ,なんていう名前なんでしょうか… この女性も神様?
一緒にいる動物は
ぱっと見鹿に見えますが…
竹林七賢 荷車を引いてる動物は
なんなのだろうか…
正面を臨む 正面の神々
中心の3体の顔が黒い
斜め角度から天井方向
それにしても造形が細かい
脇に祀られていました
どっちかというと
仏教に近い雰囲気を感じます
それにしても天井の造形が凄い ドアに神様の絵
清玄法水 脇の出入り口は,寺院脇にあるお店方向に直結してます
描かれている神々の顔の造形がほかの道教寺院とはちょっと違う気がします
正面から

 そんなわけで,さらっと清水祖師廟の見学終了。先ほどの天后宮や,昨日の指南宮に比べると,全体的に聖天宮に近いような気がしました。近いからどうしたのか,と言われるとそれまでですが。
 で,道教寺院を見慣れてきて,基本的にはどこもそこまで大きくは違わないことは分かってはきました。が,まだまだ寺院見学は続くのであります。

 その前に腹ごしらえ。あちこちで売られている胡椒餅というのが気になったので買ってみました。袋の通り30元。あと,祖師廟脇に「饂飩」のお店があり,勝手にうどんだと思って,「台湾にも饂飩があるのか。食べてみようかなー」などと思っていたのですが……帰国後ワンタンだということが判明。なおさら食べてみればよかったと思うのでありました。最近ワンタン麺マイブームが復活中なのです(今は亡き本郷がんこのワンタン麺はよく食べたもんです)。


 そんなわけで,続いて青山宮。こちらは接近すると道路上に提灯が出迎えてくれます。
 そして,道路にかかるおおきな門を抜けてちょっと歩くと青山宮登場。

提灯がお出迎え 門がお出迎え さらに提灯

 ここもさきほどの祖師廟と同じくらいの場所かな,と思って入っていくと,3階構造のなかなか奥深い寺院でした。
 ここは天后宮同様,お線香と金紙の販売があります。天后宮と異なるのは,渡す係の人がおらず,皆が自由に思う金額を箱に入れていっていること。そして,例によって箱は透明です。ぱっと見,100元札が多く,小銭を払っている様子はありません。う〜ん,50ドルにしようかと思っていたのだが……。無駄に見栄を張って,100元入れてしまいました。

正面から 文化資産保存法によって
永久保存とされた様子
阿吽のかたちになってますね
台湾では珍しい気がします
ちゃんとついております
正面 横から入る 線香と金紙 自由にお金を入れる 天井
正面から 居並ぶ神々とお供え物。左側の神様の着ている服(まわしみたいなの)は人を馬鹿にしているようにしか見えない
あと,ピカピカ光るお供え物があるのが台湾っぽくていいな。

眉毛だけでなく,下も出している
なんだこれ……

 さらに,ここは奥にも拝殿があり,さらに2階3階もあります。後ろからほかのご家族も参拝に訪れておられたり,外国人(白人)一家も観光に訪れていたりと,静かではありますが人の出入りはある場所です。

奥へ なんか背が低い 凛々しい 正面から この穴にはどういう意味が… 奥には池も
見覚えのあるのが真ん中にいるんですが,
顔が大きいせいかどことなくかわいらしく見えます
その後ろ 2階・3階へ 2階から外を見る 細かいところまで凝ってます
←ここまで2階
(だんだん飽きてきた)
ここから3階→


ついていたのに削られた
ようにも見えますが…

北斗


手のかたちが面白いな

南斗

奥はやはりきれいとはいえない

 そして,例によって最後は金紙を金亭で燃やします。が,金亭が奥のさらに裏にあるため,NPを抜かした現地のご家族が金亭の場所を見つけられずに,NPに聞いて来ました(言葉は理解できないので,行動と雰囲気から推測)。現地の方に現地的なイベントのために話しかけられるってのは嬉しいですね。嬉しいのはいいんですが,話しかけられた時点でNPも金亭の場所を発見できていなかったために,答えられなかったのでした。無念。
 それにしても,奥の奥にあたかもトイレ(多分)と並んで矢印が出てるんだよなー。あまり大事じゃないんだろうか。

矢印 狭いスペースに金亭があります 金亭 これを燃やします 馬もおります
馬を神様にお供えするっていう
発想なのでしょうか…?
普段は←のような燃え方ですが
かきまぜて酸素を送り込むと
炎を上げて燃えます

 そんなわけで,いよいよメジャー観光スポットである龍山寺へ向かいます。ロンシャンを目指すのはオルフェーヴルだけではないのであります。

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