切れずに福井競輪

 さて,無事にバスに乗ることができました。
 競輪場前を通るバスなので,競輪客もそこそこ積んでおります。競輪場の最寄りバス停はその名も「福井競輪場前」。ですが,その直前の「明里町」というバス停も事実上競輪場の目の前に停まるので(正確には,入口の目の前にバス停がなく,2つのバス停で入口を挟んでいる),ベテランは明里町で降りるようです。

真ん中に雪が積もらないのだろうか 入場口 特観は満員 場内案内図

 中に入ると,いきなり右手に人だかり。なにかと思ったら,長州小力のステージでした。この日は2回のステージが予定されており,その1回目。まあ次回しっかりみればよいか,という感じで遠くから見てました。長州小力には特に深い思い入れがあるわけでは無いのですがあ,友人の結婚式の2次会で,小力のパラパラをマスクかぶってブラつけて踊ったことがあり,非常に懐かしくNight on Fireの曲を聴いておりました。しかし,振り付けって忘れるもんですね……。

 さて。福井はなんだかんだいっても人口はそこまで多くありませんので,スタンドは基本的にメインのみ。あと,特観として1コーナーあたりにサイクルシアターがあります。メインスタンドは内部は広々空間。七夕っぽい飾り付けがされておりました。こういうのは健全ギャンブルとしての明るい雰囲気作りには欠かせません。ただ,色遣いが一見意味ありそうで全然意味がなく,枠の色に対応してなかったのは一体どういうことなんでしょうか。それなら番号を振らなけりゃいいのに。ちょっとよく分かりません。
 それはさておくとして,記念だけあってなかなかの人混み。まあエアコンはそこそこ強く効いておりましたので,椅子を確保できなくてもそこまできつくはなかったです。
 入口で新聞を買い忘れたので新聞購入。ここは中に独立の新聞ブースはなく,外向きと内向き共用になっております。

 で,食堂はメインスタンド裏手の食堂棟にまとまっております。中には3つの島。とりあえず,真ん中の島でかき揚げ丼と天ぷら。いわし天がなかったので代わりにイカ天になりました。イカ天にはつゆもかけてもらいましたが,天つゆではなく,出汁に近いつゆでした。でもまあ,かき揚げは具が盛りだくさんで,こういう場所のものとは思えないものでした。平塚の高原さんとこのかき揚げよりこっちの方が好きだな。
 ちなみに接客は昔ながらのてきとーな空気感で,こういう店にありがちな,「1000円出したときのお釣りの額を客に丸投げ」する店でした。いつも思うんだけれど,こういうどんぶり勘定のお店って税金どうしてるんでしょうか。あと,お酒を飲みながらゆっくり天ぷらを1品1品頼んでる方もおられました。お酒飲まないからあれだけれど,こういう楽しみ方できるのはよいですね。

廃墟となっている4コーナー下にて
なぜかここで昨日のレースが放映されておりました
新聞売店 湯茶接待所
紅茶があるのが特徴です
食堂入口

 で,食べるものを食べたので,あとはいつもどおり場内探索しつつ適宜車券を買ってイベントを見て,と,まったりと過ごします。記念の日は場内イベントが多いから飽きなくていいですね。まあ,そんなもんにとらわれずにもっと集中して予想しろや,と言われそうですが。


入ったときにやってた小力ステージ
大人気でありました


リンガに見えますね

スタンド入口
明るい赤っぽい色であります
 
入口の装飾
夏っぽい雰囲気であります

皆様と歩む福井競輪

高額払戻窓口は安っぽいつくり

ペット禁止だそうです
ほかの競輪場はどうだったかな

さびれている第4払戻所

無理に空いたスペースを埋めなくても
いいように思います
ちなみに,Welcomeのうしろに
toはいらないのでしょうか

ちょっとよく分からなかった看板
釣銭を出さない投票窓口ってどこかにあるのでしょうか??
しかも(これは一部削れてるけど)この看板,全般的に新しい
平成の世の中になって,釣り銭でトラブったのでしょうか??

公営競技事務所

裏門(南入場門)
帰りのバスはこっちから
なお,帰宅時のアナウンスでは
「みなみもん」ではなく
「なんもん」と呼ばれておりました

 で。やはりイベントのメインは長州小力なので,気合いを入れて2回目は前の方に陣取りました。いやでも,かつて踊ったはずなのに,完全にダンスを忘れてるんだよな。困ったもんだ。ちなみに,小力氏はなんか性格よろしくないだのという話をどこかで見た記憶もあるんですが,かなりサービス精神旺盛で(腹をアップにして撮るなとはおっしゃってましたが),場慣れしてるし客扱いも上手いし,素晴らしいステージでした。残り短いとされる人生が是非素晴らしいものにしてほしいと本当に願う次第です。
 合わせて支部長対談やご当地アイドルせのしすたぁさんのライブ,そして福商チアOGのチアショーと,いろいろなイベント。渡辺支部長は脇本と一緒に親王牌頑張ってきます,とおっしゃってましたが,親王牌は残念でしたね……。
 びっくりしたのが,せのしすたぁさん。まあこの手のライブは多摩川で何回か見たことはあるんですが,一部で盛り上がる熱狂的ファンとついていけないおっさんたち,というコントラストはまあいつものこととして,ステージから降りて客とタッチしてまわったりして,最終的にノってるおっちゃんなんかもおられました(考えてみたら,女の子とタッチなんて,この年で普通に生活してたらキャバクラにでもいかんと無理だよな)。ちなみに,こういうグループってもはや口パクは気にしないんでしょうね。普通に口からマイクを離して客とタッチしてまわってる間も歌が流れ続けてました。あとは,ここにいらしていたせのしすたぁのファンの皆様が少しでも車券を買っていただいていることを祈るばかりです。せのしすたぁのお2方自体はちゃんとブログで競輪に触れておられたのでよかったです。とりあえず,施行者も20オーバーの人を呼ぶようにした方がいいですね。
 あと,チアは,おそらく全ての客が想定していたよりも時間が短く,ちょっともったいなかった。1曲のみだと分かってたらもっとおっさんたちも相応の対処をしたんではないかと。


 さて,実はこの日は堅かったとはいえ車券が当たりまくるというよく分からない日でして,車券的にはとても楽しい1日でした。まあ,たまにはこんな日があってもいいでしょう。
 で,最期は脇本が圧勝して締めくくるという,福井的にも非常に美しい1日。まあ脇本はこの前の取手記念でも見てましてここに向けて調子を上げてきてるのはよく分かったしね。こういう流れだったから,親王牌の落車は残念。
 それにしても,まあ地元選手が記念を勝つと盛り上がりますね。SS11の自粛期間があったおかげもあるんだろうとは思いますが,まあこうやって脇本が地元記念で強さを見せられたのはよかったんじゃないかと思います。
 ちなみに,福井市長さんは最後の挨拶で「脇本」の名前を飛ばしておられました。まあ,臨機応変な挨拶を心がけるのはいいことだと思うんだけれど(小学校の運動会の閉会挨拶を任されたときに勝った組・負けた組の名を出すようにと言われたのを思い出した),他地域ならともかく地元の脇本の名前を飛ばしちゃいかんよなー。高額納税者だろうに。

  
バンク

敢闘門

スタンド出入口
 
選手入場

勝ってスタンドに一礼する脇本

市長

脇本&渡辺

1 2 脇本 雄太 25 福 井 94 S1 11.5 逃げ B
2 5 神山 拓弥 27 栃 木 91 S1 2 車身 11.3 差し
3 8 上原 龍 29 長 野 95 S1 1/4車輪 11.2
4 6 吉澤 純平 29 茨 城 101 S2 1 車輪 11.5 H
5 1 金子 貴志 38 愛 知 75 SS 3/4車身 11
6 7 兵藤 一也 36 群 馬 82 S1 1/2車輪 11.2
7 9 志智 俊夫 41 岐 阜 70 S1 1車身1/2 11.1
8 4 柴崎 淳 27 三 重 91 S1 1 車輪 11.4
9 3 新田 康仁 40 静 岡 74 S1 7 車身 12


 そんなわけで,脇本のみならずNPも圧勝した福井競輪。旅打ちで勝つと本当に気持ちいいですね。旅打ちに限らず勝つと気持ちいいですが。

 さて。続いて,近くにある銭湯へ。ここで運も洗い流したために寛仁親王牌でおけらったのではないかという疑問が残りますが,まあ気にしてはいけない。
 たきのゆです。土日は早朝7時から営業するという気合いの入った銭湯。福井ってなんでこんなに銭湯が多いんでしょうかね?そこまで古びた家ばかりってわけでもなく,家に風呂があっても良さそうなもんですが。
 このたきのゆは,中に子ども用プールがあったり,露天風呂がバスクリンワインの湯だったり,バスクリンだけでなく薬湯もあったりと,非常にやる気のある銭湯でした。子ども用プールを設置するのは面白いですね。
 で,ここの瓶牛乳も,昨日と同様に開けやすくなってない蓋の牛乳でした。油断してたので,本当に開けるのに失敗しそうになりましたよ。上の紙だけペリッと剥がれたときのあの気持ちを久々に思い出しました。そういえば,最近は給食で瓶牛乳が出ないという噂も耳にしたんですが,どうなんですかね。


出待ち?

大通りからも看板が見える


ぶれてますが,外観と入口

家族利用が多いようです
準スーパー銭湯って感じですね

 この日最後の訪問地は,さらにちょっと歩いた先にある総光寺。これはたまたまここを見ていて知った場所です。まさか丹羽長秀のお墓が福井にあったとは!本当に知りませんでした。しかも,柴田勝家の菩提寺から近い。なんといいますか,いろいろ紆余曲折あって,織田信長全盛期を支えた柴田と丹羽のお墓がここ福井に立つってのはなんとも歴史の因果を感じますね。
 このお寺自体は赤い鳥居がデデンと目立つ,また興味深いお寺でした。長秀のお墓は寺の裏。石が削れてたんですが,これは安い石を使ったから自然のいたずらであって,誰かがいたずらしたとか人為的なもんじゃないですよね?


鳥居が目立ちます
 
なにゆえこんな惨状なのか
ちょっと見ていていたたまれない

 で,有楽町バス停から福井駅に戻ります。「有楽町」って,東京の有楽町は有楽齋からとったことで知られてますが,ここの有楽町はどういう由来でついた地名なのでしょうか。
 最後に,福井駅に向かって歩いていると,小川家というソースカツ丼屋を発見したので(適当に検索したら駅の再開発の関係で駅前店がなくなってたんだと思ってたら,ちゃんとあった,というオチでした。駅地下にあることが分かってたら昨晩あえて歩いてヨーロッパ軒まで行かなかったんだけれど,昨晩ヨーロッパ軒に行ったおかげで2軒いけたのでこれはこれでよかったと考えることにします),入ってみることにしました。電車の時間まであまりなかったんですが,数分で出てきたので余裕で電車に間に合いました。これ,注文受けてから揚げてるわけじゃないのかな?
 ヨーロッパ軒に比べ,ソースが辛めでソースの味が強かったです。大盛りだとちょっときついかな。ところで,人生30年以上生きておりますが,未だにヒレとロースの区別がついてません。おそらくこのまま両者の区別をつけずに「安い方」を注文し続けて人生を全うするような気がします。


小川家のソースカツ丼

 てなわけで,彦根経由で帰宅しました。福井からの最短ルートはやはり彦根になるようです。彦根や長浜あたりが交通の要所だというのはよく分かります。そして,最終的にここを押さえられた秀吉が勝ったというのは納得。秀吉史観だと,長浜統治下の秀吉が優秀だったから云々という話ですが,実際はどうだったんでしょうかね?

福井市内観光

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