2014年グランドフィナーレその1

 年末は公営競技に大レースが続きます。「年末の大レース全部行く」ことは一度はやってみたいと思っていました。
 今般,賞金王が平和島で行なわれるので,行くなら今しかない!ってことで(住之江賞金王は2010年に行っていて,雰囲気を味わっているので,大阪まで遠征するだけの気力がなかなかわいてこない)2014年末に全部乗り込むことにしました。なお,単純に全部行くことを思えば,住之江賞金王の年の方が,「30日に大阪日帰り」という無駄な作業をする必要が無いので楽だよな……ということに,30日になって気付きました。まあそれはテンションの問題ということで。

1.中山大障害

 中山大障害。今まで行ったことがありませんでした。障害は昔から好きであり,東京の襷コース最終開催日とかに行ったりもしてます。が,中山大障害についてはなんとなく,行かないことをヨシとしていたのでした。
 が,いつまでもつまらん意地を張っていても仕方がないですし,全部行くと決めたのは,大障害に行くのにいい機会だと思った,ってこともあります。

 そんなわけで,中山。久々すぎて(2012年の有馬以来),外から競馬用の階段でなく普通の階段をのぼってしまいました。せっかくなので外を散策。なんだかんだ,外から中山に行くことも結構多い気がしてきました。狙ってるのでは無く登る階段間違えてるだけのことが多いですが。
 そんななか,神社に寄るのは初めて。白幡神社という神社のようです。境内にはさすが中山だけ合って日蓮宗的髭文字。中山の法華経寺にはいつか行きたいと思ってるのだけれど,寝坊して行けてませぬ…。

 あと,正門の反対側になんかよくわからない構造物があることに初めて気付きました。どうも,「メモリアルゲート」といって,旧正門を復旧したもののようであります。復旧ってことは,そのまま移築保存したわけじゃなさそうだな。中山競馬場の沿革にきちんと大障害のことが載ってるのは嬉しいですな。


 そんなわけで,中山は例によってクリスマス的雰囲気を醸し出しております。そして,できたばかりのグランプリロードをチラ見して,地下の鳥千。何を隠そう,この有名な鳥千のチキンを食べるのは今回が初めてなのであります。今回は骨付きを食べてみました。



 さて,そんなわけで,中山を堪能したので続いて内馬場へ。まだ大障害まで時間はありますが,どんな状況なのか偵察であります。
 この時間だと,シートでの場所取りはあるものの,まあなんとかいい位置をキープできる感じですね。本気でいい場所でレースを見るのであれば,ここで待機すべきだな。
 なお,通常時は内馬場の半分が閉鎖されているのは知ってましたが,まさか大障害の日も閉鎖されてるとはね……なんとかならんかねえ。どうせ有馬の週は立入認めるわけで(実際立ち入った),一週早めてもバチはあたらんだろうに。

馬場内案内 上から見る大障害コース この時間は人はまばら 大土塁 大竹柵

 さてさて。内馬場で待機せずにパドックへ向かいます。そして,パドックは途中で抜け出して内馬場に向かいました。
 その結果,大障害観戦ポイントである売場の上の前から2列目くらいをとれました。まあ,前から2列目だと思ったら場所取り軍団が友達を呼び込んだりして計画が狂ったりもするわけですが……独り身は寂しいのう。

 各馬本馬場入場,そして,しばらくすると各馬が障害を見にやってきます。全馬無事越えてほしいなあ。レースに向けて緊張感が高まります。

 で,ファンファーレが遠くから聞こえてきます。残念ながら中山大障害は生演奏では無いのでまあ別にいいんですが,やっぱり音が遠いのは残念。でも,イントロから徐々に高まっていくファンファーレ音は内馬場にもしっかりと聞こえてきて,なんともいえない雰囲気であります。
 そして,スタート。ワンセグでレースを見ながら実際のレースも目で追いかけるという慌ただしい観戦スタイルを採用しました。ワンセグは若干遅れて入ってくるので,ベストとはいえない観戦方法ですが,まあ現状やむなしかな。
 そして,各馬が大障害コースに入ってきて,大竹柵!さらにもう1周して,バンケットをのぼってからの…大土塁!これが見たかった。一瞬ではあるけれど,踏み切ってジャンプ!の瞬間はやっぱり興奮します。そして,それよりも,バンケットをのぼってくる瞬間,大障害を目前にして馬群がやってくる瞬間ってのはやっぱりいいものです。丁度,最後の直線に向かう前の4コーナーの雰囲気ですね。長すぎる直線の東京はここがなんかイマイチだから嫌いなのです。

 まあそれはさておき,全馬大土塁の飛越を終えると,もうここには用は無い,とばかりに,民族大移動が始まり,みな一目散にモニターのある場所へと向かいます。人間版中山大障害というべきか。
 そして,モニタの先には,もちろん最後の直線があり,そこにやってきたのは……アポロマーベリック!を交わしてレッドキングダム!
 馬券は裏目でしたが,初めてこうしてナマで大障害を見られたのは非常にいい経験でした。今後はあえて大障害から遠ざかる必要もなくなったという意味も含め,今回見られたのは非常によかった。なお,クリノテンペスタの落馬に気付いたのはレース後でしたとさ。無事で何より。なお,クリノテンペスタはマル地であり,高橋さんに応援されてたりしてなかなか注目度高し。
 あと,大久保洋吉厩舎が最後の大障害にきちんと出走馬を出していたってのもちゃんと注目すべきだな。

メンバー レース20分前 ドリームセーリング到着 仲良く並んで セイエイ&サンレイデューク
バアゼルリバー&クリノテンペスタ 続いて,大竹柵前に集結。大竹柵がいかに高いかよく分かる
サンレイデューク 1周目 ぶれた(泣) このシーンに興奮! いざ
飛越後
完全に撮り損ねたお馬鹿でした
民族大移動 レッドキングダム先頭! 結果

 
着順 馬番 馬名 性齢 負担
重量
騎手 タイム 着差 平均
馬体重 調教師 単勝
人気
1 5 6 レッドキングダム 牡5 63.0 北沢伸也 4:41.0   13.7 466 -4 松永幹夫 4    
2 6 8 アポロマーベリック 牡5 63.0 五十嵐雄祐 4:41.5 13.7 530 0 堀井雅広 1    
3 3 3 サンレイデューク 牡6 63.0 難波剛健 4:42.3 13.8 462 +8 高橋義忠 3   
4 6 9 シャイニーブラック せん7 63.0 浜野谷憲尚 4:42.5 13.8 468 +4 伊藤伸一 10  
5 7 10 オースミムーン 牡5 63.0 中村将之 4:42.5 クビ 13.8 468 -10 小野幸治 2
6 8 12 ドリームセーリング 牡7 63.0 石神深一 4:42.9 2 1/2 13.8 486 +16 田島俊明 9  
7 4 4 ケイアイドウソジン 牡8 63.0 山本康志 4:43.5 3 1/2 13.8 500 0 田村康仁 5  
8 4 5 メイショウヨウドウ せん6 63.0 西谷誠 4:43.6 1/2 13.8 486 -2 池添兼雄 8  
9 1 1 セイエイ 牡6 63.0 高野和馬 4:43.6 クビ 13.8 532 +6 小桧山悟 12  
10 7 11 バアゼルリバー 牡8 63.0 熊沢重文 4:43.7 1/2 13.8 506 -2 松田博資 6  
11 2 2 リキアイクロフネ 牡7 63.0 横山義行 4:44.5 13.9 474 +2 田中剛 7  
12 8 13 メジロサンノウ 牡6 63.0 原田和真 4:46.9 大差 14.0 474 +6 大久保洋吉 11   
中止 5 7 クリノテンペスタ 牡7 63.0 植野貴也   492 +8 高橋義博 13   

 さて,急いで戻ったら表彰式に間に合いました。北沢騎手はこれでほぼリーディングを確定させるとともに,初の大障害制覇。初制覇ってのはびっくりです。
 どうでもいいですがこうして大障害を制しても,やはり北沢騎手といったらポジ−のイメージなのは僕だけでしょうか。

 あと,レッドキングダムの手綱を前走までとってきた西谷騎手が嬉しそうにレッドキングダムの手綱をひき,さらには口取りにも参加してました。負けた騎手が参加する口取りってのはかなり珍しいのではないかという気がします。一歩間違ったら方々からいろいろな批判が出そうなところですが,とりあえずメイショウに乗った時点で松本オーナー側は最終的にこうなってもOKだったのでしょうね。さすが障害レースだけあって,このことにケチつけてヤジ飛ばしてるファンもいませんでした。

 あと,やはりミッキーは人気ありますね。というか,北沢さんと松永さんとを見比べると,北沢騎手の方が10歳くらい年上に見えるんですが……。
 なんにせよ,関係者の皆様おめでとうございました!

おめでとうございます!
(西谷騎手も)
なかなか真ん中におさまらずに北沢騎手が心配している図 やっとおさまった おめでとう
表彰式 記念撮影 戻っていくアポロ
ここまで引っ張ってきたのは
右にいる西谷騎手であります
馬のくせにサンタのコスプレ
トナカイはちゃんとこいつの
言うことを聞いてくれるのだろうか

 そんなわけで,まずは1つめ終了であります。


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