バース競馬へのバスへ
さて。Rotherhamで止まったのはFernlea Hotelという名前のホテル。ホテルという名前がついてはいるものの,いわゆるB&B。
ところで,「ビービー○○」というと,ぱっと浮かぶのがビービーバーニングなんですが,今netkeibaで調べたら「ビービー○○」の中でビービーバーニングは獲得賞金額3番手でした。トップはというと,ビービーガルダン。短距離で一線級の活躍をしたんだからそりゃそうか。抜けた賞金額でした。次点がビービートルネード。ダービー馬です。完全に忘れてた。4番手はビービーファルコン。全く記憶にない馬だ……。5番手がビービースカット。障害重賞でも入着歴あり。ここまでがオープンですね。6番手のビービートレイターが準オープン現役なので,今後に期待です。
閑話休題。
Fernlea Hotelまでどうやって行くか,ちょっと迷ったのですが,夜ということもあるし,おとなしくバスを使いました。もっとも,Rotherham駅からバスターミナルまでもちょっと距離があるんだけれど。まあ,夜とはいえ,まだまだ早いので,特に怖い思いもなく。
バスで到着すると,そこは真っ暗な住宅街でした。ああ,これはバスで来てよかった。こんなところ,夜に長々と歩きたくない。それにしても,こんな場所にただ1軒ホテル営業して客が来るんだな。いや,現に自分が泊まってる訳なのだが。
とまあ,そんなことを思いながら,ホテルのベルを鳴らします。登場したのは,いかつくごついおじさん。そして,このおじさんがフレンドリー。なんか漫画でよく見るぞ,こういうおじさん。なお,翌朝はちゃんと奥様(らしき人)が登場しましたので,いろいろご安心めされ。
てな具合に就寝。朝食付きでして,ご夫妻が料理してくれました。それにしても,「ベーコンサンド」って本当にベーコンしかサンドしないんだな……おそるべしイギリス。
なお,朝食会場に一番乗りしておじさんと1対1になりまして,これからこの人のよさそうなおじさんが仲良く話しかけてきてなかなか解放されなかったらどうしよう,と地味におびえておりましたが,ほかのお客が登場してくれたおかげでそんなこともなく,普通にホテルをあとにできました。しかし,こんな場所のホテルにほかにも宿泊客がいるんだな。自分も泊まっておいてなんだけれど,どういう人が泊まるのだろうか。
|
|
|
|
|
|
RotherhamのBusStation |
バス停
バスがいってしまうと真っ暗 |
暗い中,ホテルに到着 |
部屋
思ったより広くて悪くない |
|
|
|
|
|
|
朝食メニュー
もちろんシリアルは自由 |
本当にベーコンしか
挟まれておりません |
朝食会場 |
明るくなって
あらためてホテル外観 |
こんな通りにありました
完全な住宅街です |
さて,Rotherhamの街は気になるものの,電車までの時間もないので全てパス。
イギリスはどんな街にも印象的な教会があるから凄いです。まあ,外国人からしてみたら「日本はどこに行っても神社と寺がある」という話になるわけで,ただ建物がごついかごつくないかだけの違いに過ぎんのでしょうが。
|
|
|
|
|
|
駅へは坂を下っていく |
右に見えた教会 |
左に見えた教会 |
さらに見えた教会
これはちょっと中に入りたかったけど
時間がなかった |
あらためて,Rotherham Central駅 |
無事電車に間に合いまして(これ乗り遅れたらなんのためにRotherhamに泊まったのかということから考え直さないといけなくなる),電車はBristol
Temple Meadsに到着。ここでBath Spaを通る電車に乗り換えます。
ところで,イギリスってBristolの駅にBristol Temple Meadsと名付けたりして,この名付けのセンスが面白い。実はこのあたりをふらふらしている際,近くでDismalandというネズミーランドをパロったアトラクションが期間限定開催されており,これのチケットを狙ってたりもしたんですが(転売屋のおもちゃになったりなんだりして,結局断念),これが開催されていた都市がWeston-Super-Mareという都市でした。この3単語からなる地名・駅名って,なんか響きがよくて好きです。
なお,"Meads"は「メッズ」だと信じて疑っていなかったんですが,現地に行ったところ「ミーズ」と発音されておりました。語源はMeadowじゃないのだろうか……。
このBristol Temple Meads,自分にとっては非常に印象深い駅です。なぜかというと,ここの地下道にあるAMTというカフェ(どうも鉄道系の店っぽい)に,アイスコーヒーがあったのです!AMTのページを見る限り,アイスコーヒーというか,エスプレッソ+氷+牛乳という感じの商品ではありますが,それでもこの国でアイスコーヒーに出会えたのがうれしくて仕方がない。
まあ,一応Costaのページとか見てるとIcedAmericano自体はあるんだけど,なんか店のメニューにないんだよな。言ったら出てくるんだろうか。
(追記。その後,ちゃんとIced LatteでCostaとスタバでアイスコーヒーをゲットできました。ただ,店員によっては商品の存在それ自体に慣れてなくて反応がないこともあったりします。ただ,IcedAmericanoはなぜか上手くいかない)
そんなわけで,電車でBathへ。このBathSpaを通る電車なんですが,ドアが手動です。まあ,イギリス全般的に完全自動ドアというのは少なく,基本的にはボタンを押して開けるタイプばかりなんですが,それはいいとして,このドア,内側から開かないというなかなか強烈な仕様になっており,窓から外に手を出して開けなければなりません。なんとハイレベルな能力を要求するのだ。
|
|
|
|
|
|
ドア |
引き手かと思ったら
そうではない |
ドアの開け方
窓を開けて
外に腕を出す |
トイレ |
電車はBathSpaに着きました
電車のドアを閉めるのは係員の仕事です |
そんなわけで,無事電車はBathSpaに到着。到着してドアが開くと(開けたのは駅で電車を待ってた人),目の前に"dashi"といういよく分からない店がありました。日本食屋かとおもいきや,外のガラスには「Our
Coffee is organic」とかあるし,いったいなんなんだ。この国は普通の料理に出汁をとらないくせに,コーヒーに出汁をとるのか。よくもまあこんなわけ分からん店が一級観光地の駅構内にあるもんだ。
とまあ,気になりはするものの,競馬の方がもっと気になるので無視して外に出ます。
この国に来て,初めて改札が動いてました。さすが観光地というべきか。そして,石造りの駅に風情を壊さないように設置されたガラス張りの増築部分(おそらく出口と入口の改札を完全に分離するために増築したと思われる)。なんかイギリス的新旧混合で面白いですな。
|
|
|
|
|
出汁dashi |
ここからLondonにも
Southamptonにも行ける |
出口 |
正面から見ると
出口が見えない |
で。次の作業は,バス停を見つけることです。
BathRacecourceは,バス停の場所を写真付きで載せるという親切設計をしており(こちら),非常に分かりやすい。さすが,観光地にある競馬場というべきか。
そして,この場所もあっさり発見できました。本当に駅の目の前。わかりやすすぎる。
GateOpenが12:00で,バスが来るのが13:00。ここに着いたのが12:20ころでして,あとはバス停が見える範囲で小休止して,10分くらい前にバス停に行きます。
|
|
|
|
|
|
バスの案内ページ |
道路の反対側から |
ホームページに近い角度で |
逆側から
空港行きのバスが止まってます |
12:55ころの写真
こいつらも競馬組かな,
などと考えてました |
……だけんども,しかし。
どうも話がうまく行き過ぎていると思った。NPの旅行がこんなにスムーズにいくはずがありません。
バスが来ない!!
再度公式ページを確認しましたが,やはりバスの時間に変更はなさそう。いったいどうしたというのか。
しばらく待ちましたが,やはりバスが来ない。仲間だと思っていた人達も,気付いたらいません。もともと仲間じゃなかったのかもしれないし,よく分からん。
ちょっとこれ以上待っていられないので,やむなく駅前にいたタクシーに乗ります。心の準備が出来てなさ過ぎて,イギリスのタクシーって助手席に乗るのか後ろに乗るのか,また,チップがいるのかどうかも全く分かってなかった。
なお,駅から競馬場までの実績値は12.3ポンドでした。テンパっててチップは渡してません。
というわけで,なにはともあれ,競馬場に到着です。車がたくさんいて,明らかに開催日です。「バスが来ないのは競馬が開催されてないからだ」という最悪の事態はなんとか回避されました。
ドンカスターグレイハウンド/バース競馬その1
イギリス第1週/旅行記TOP/旅打ち