9月6日
朝7時に宿を出発。白馬としてはこれは快挙なのだが、なにぶん宿の人には6時に出て行くかもという強気発言をしていたため、「少し寝坊したね」というお言葉をいただいた。目指す門別まで朝の国道を突っ走る。途中でよったセイコーマートでお客様カードを作ったりしながらひたすら門別まで。そういえば北海道にはやけにセイコーマートが多かった。帰ってから自宅のまわりを探したらようやく1軒だけ発見できた。これでセイコーカードをまた使える。
まずは日高農協門別種馬場へ。ここにはミホノブルボン、トウケイニセイなんかがいた。実はこの遠征記は資料なしで書いているので本当にそんな馬がいたか怪しい。なにしろどこで何を見たかごっちゃになってるし。間違っていたらごめんなさい。ブルボンは柵のそばでじっとしていた。触れそうだった。もちろん触っていないが。そういえば入って、すぐにニホンカイユーノスという馬がいた。知らない馬で誰に聞いてもわからなかった。後で調べたら、益田出身のアラブの英雄だった。アラブファンに知らなかったなんて言ったら殺されそう。
次はブリダーズSSへ。ここはまず停まっているレンタカーの数にびびった。どうやら見学時間が短いために集中するらしい。路駐がずらっと並んでいる。厳しい注意事項を聞いた後、見学。今年来たばかりのステイゴールドが圧倒的に人気だった。人だかりしていた。しかし白馬のお目当て(?)はもちろんスピードワールド。ところがいない。牧場の人の話ではスピードファームに送られてしまったらしい。残念。
見学時間が終わったので外へ。特に予定がなかったのにとあるアクシデントのため日高ケンタッキーファームに入ってしまった。入ったとたん、どこかの高校の修学旅行のバスが到着。どうやら昼食らしい。共学が1校、男子校が1校だった。うんざりである。しかしNPも高校時代修学旅行でここに泊まったらしいので何も言えない。ハエに付きまとわれながら食事をして、高校生を観察して、となりの牧場を展望台からぼーっと見て退散。
その後、白井牧場へ。ナリタタイシン、グルメフロンティア、ミスタートウジンがいた。っていうか正確に言うといたらしい。この時、雷をともなった雨がありその中の見学だったのがブルーだった。その上、自分には馬を見分ける能力がないため、どれがどの馬かさっぱりわからなかった。この牧場で印象に残ったのは若駒である。食欲旺盛で首をのばして、牧柵の外まで首を伸ばして草を食べていた。しかも器用に脚を折りたたんでいたので驚き。さらに若駒は好奇心旺盛でこっちが近づくと必ず近寄ってくるので面白い。
次に沖田牧場に行った。シリウスシンボリがいるはずなのだが、放牧に出ているということで帰ってくるまでの間、厩舎の中を見学させていただいた。それも繁殖牝馬が仔馬といる馬房でかなり貴重な体験である。母馬と仔馬が一緒に入っている様子は初めて見た。仔馬が母馬に甘えている。心和む光景である。しばらくするとシリウスが帰ってきた。ニンジンを1本ずつやることができすごくうれしかった。
もう1軒牧場を見ようとしたが失敗。新冠へ向かう。泊まるところはユースである。ここはすごかった。馬づくし。入ったとたん、ポスターが目に入ってくるし、部屋の名前は全部馬の名前だし(ちなみにレオダーバンに泊まった)、なによりもみんなで集まるパドックという部屋にある資料に量が半端ではなかった。ブック、ギャロップ、週間競馬報知のバックナンバーがずらり。その他にも海外の資料までそろっていた。すごい環境である。ただテレビがグリーンチャンネルしか映らないのは閉口したが。
夕食に回転寿司を食べ、レ・コードの湯という温泉に入り、1日は終わり。温泉は気持ちよかった。帰ってから、他の人と交流しようと思ったが、お馬さんの話にはついていけないし(だってマニアックすぎるんだもん)、NPは他の団体の発言に怒ってるし(岡って誰?とかこのレース何が勝ったんだっけ?という会話に)、おとなしく馬なり1ハロンを読んで、就寝。