ロシア旅行記その17

 めでたくサンクトペテルブルク2回目の朝を迎えました。地下鉄でVasileostrovskaya駅まで向かいます。長い駅名で日本人の私はやる気を喪失しますが,どうもこの名前はこの駅がある島(Vasilyevsky Island/ヴァシリエフスキー島)の名前からとっただけのようです。

 ところで,etcで書こうとも思ったのですが,こっちでサンクトペテルブルクの地下鉄について,思ったことをつらつら。
 サンクトペテルブルクでは一部路線にホームドアがついています。これがもう頑丈ったらなんの。爆発対策だとして,電車側とホーム側,どっちが爆破される予定になってるのでしょうかね。
 号車によって,電灯が異なります。白色灯と黄色灯。なぜこんなことになっているのか不明。安い方やあり合わせのものを使ってたりするのかな。それにしても,慣れればいいのかもしれんけど,目に悪い気がします。
 モスクワでは,足が挟まった人がいたときに,ドア横のインターホンを押して救出する方式でしたが,サンクトペテルブルクの地下鉄にはそういうシステムがありません。
 2分間隔での運転ってのは山手線もびっくりなレベルでして,どうやってるのか謎。容赦なくドアを閉めるのがいいのかもしれません。
 ホームドアは鉄扉で,見るからに頑丈。おそらく爆弾やガスにも対応できるんではないかと思われます。
 これだけ深いのに,空気取り入れ口はどこにあるんだろうか。かなり大変だよなあ。

今日の朝食 地下鉄車内 頑丈なホームドア
爆発しても大丈夫!?
Vasileostrovskaya駅

 地下鉄駅から適当に太陽の方向(東)に向かいます。駅前に馬車トラムの像。馬を見ると嬉しくなるお馬鹿NPでした。
 馬車と言えば,トラム。ここのトラムって,日本のものよりレールが浅い気がします。脱線しないんですかね。自転車とか乗る分には浅い方が安心だけど。

昔はこうして馬が公共交通を担っていた,ということなのでしょう
横の解説板を翻訳する気力はありませんが,
1872-1878という数字だけ読めるのでそこから勝手に考えると,その間に馬車運行があったということなのだろうか

 そこから,町歩きです。昨日よりも観光客向け感が少ない街です。新しい街なのかなんなのか,オサレ感が強いですね。

静かな通り。歩行者専用なのだろうか TAKAOの文字に惹かれた
台湾の高雄なのか
まったく関係ないのか
アサヒビールinロシア 誰だか知らんけど
大砲の上に座ってかっこつけてます
この国には「大砲の上に座ったらダメ」
というルールはないのでしょうか

 進むと教会が2つ。一つ目は外観のみでスルーして,2つめは観光客風の夫婦について中に入ってみました。見るからに現役の教会です。中は大聖堂一室のみ。夫婦が写真撮ってたのでこっちも釣られて写真撮ってしまいました。一応まあ,携帯禁止サインはあったけれど撮影禁止サインはなかったのですが,それは単に観光地化してないだけじゃないかという気もしなくも無いです。まあ,赤信号みんなで渡れば怖くないの精神です。とりあえず,夫婦ありがとう。
 それはいいんですが,地図を見ても,教会が出てくる余地がありません。いったいなにがおきているのか。
 というわけで,ここでようやくここでようやく居場所の間違いに気付きました。左折してボリショイ大通りに出ます。さっきのはSt.Andrewsという教会だったようです。

第1の教会 教会の名前なのか
なんなのか分からないが
とりあえず
撮ってみた
第2の教会 相変わらず
尖塔が美しい
例によって読めない 内部 ボリショイ大通りから

 場所が分かったので,安心して歩けます。ボリショイ大通りを進みます。
 まわりでは,こどもが楽しそう。どこかに幼稚園があるのかな。
 ところで,エカテリーナ教会を地図で見ていて,人生40年近く生きてきて初めて学んだことがあります。それは,エカテリーナとキャサリンが同じだということです。何を今更,って感じですが。
 緑の芝生はきれいですが,広すぎて掃除や手入れには限界があります。なかなかこういうところに人員を配置するのにも限界があるのでしょう。でも,鳩が多数いる割に,鳩の糞があまり落ちてないような気がする。気のせいかな。
 ついでに,近くの公園に寄ってみました。ステージがあったりして,ちょっと大きめの公園です。共産党がここに人を集めて何かしたりしたんでしょうかね。
 あと,びっくりしたのが公園のトイレ。ここでも有料!そして,こんなところにもお金回収係の人が配置されております。この人の人件費分はきちんと回収できてるのでしょうか……。そして,人が常置してる割にトイレがあまりきれいじゃないんですが,もうちょっとなんとかならんの?

こどもたち
近くに幼稚園か小学校が
あるのかな?
エカテリーナ教会 花壇
きれいですが,
相応に枯れてもおりますな
トロリーバスとトヨタ車 公園入口




真ん中の記念碑 精緻な彫刻 噴水 ステージ 20セントのトイレ

 で。川べりに出ました。いやあ気持ちいいですね。歩き方によれば,「大学河岸通り」というらしいです。
 人が少ないので気持ちよいです。いやあ,素晴らしい。

路面は結構ぼこぼこ ブラゴヴェシェンスキー橋 遠くに見える聖堂 対岸 芸術アカデミー
工事中です

 そして,突然現れるスフィンクス。いまいち歴史を理解していないので,なぜここにスフィンクスが現れるのかわかりません。歴史を理解すればスフィンクスとの繋がりを理解できるのかどうかも分かりませんが。適当に「サンクトペテルブルク スフィンクス」で検索したら,参考になりそうな2つのサイトを発見。あとで読むためにリンクだけ貼っておこう。ここ魚拓)とここ魚拓)。鹿島の方のサイトによると,エジプト橋の脇にもスフィンクスがいるみたいですな。



スフィンクス! 反対側 ネヴァ川 イヌ? 灯台? こんなスペースです

 てなわけで,ネヴァ河岸をもうちょっと歩きます。

水上レストラン メンシコフ宮殿 対岸のイサク大聖堂 本のモニュメント
多分大学の建物群 クンストカメラ

 さて。せっかくここまできたので,動物学博物館に入ってみます。いざマンモス!

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