ウメノタマスダレ
またまた小石川後楽園。水戸といえば梅,後楽園といえば梅。梅の季節に後楽園が満開。
てなわけで,この時期の後楽園ではイベント目白押し。この日は玉すだれであります。
前日,向島百花園で南京玉すだれは拝見しましたが,この日は「大江戸玉すだれ」。まあ,前日見たから別にいいか,と悪魔が心の中でささやいてきたのも事実なのですが,夕方から用事があり,ちょうど時間があいたので見に行くことにしたのでした。
大江戸玉すだれ,演じるのは佃川燕也氏と佃川まつば氏。
まずはかっぽれ玉すだれ。そもそも現代人NPはかっぽれという踊り自体を知りません。そんな中でのかっぽれのリズムに乗った玉すだれであります。玉すだれといったら南京玉すだれしか知りませんので,新鮮です。さらにいえば,やっぱり家元とその直弟子さんです。いやはや,美しい。これ,2人の息が合わないといかんから大変だよなあ。
続いて,家元燕也氏によるかっぽれ。江戸の踊りです。普段競○場で見るステージは下衆なものばかりですので,このように粋なものはほんと新鮮です。
それから,観客を交えての玉すだれ挑戦&実演。曰く,玉すだれは「日本一敷居の低い伝統芸能」とのことであります。で,玉すだれの3つの基本形を示した上での演技。確かに,出すのは簡単そう。他方で,昨日も聞きましたが,玉すだれは戻すのが大変な様子。これは素人が下手に調子に乗ると入れられずにすだれをぶっ壊すことになるパターンだな。それはともかく,最後に色のついたカラフルなすだれも登場。なるほど,こういうカラフルなすだれもあるのね。そこでハートマークと蕎麦を作り出します。おお,すごい。なんというか,「伝統芸能の(節度を保った)近代化」とはまさにこのこと,という感じであります。
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かっぽれ |
誰にも出来る玉すだれ講座
普段カルチャーセンター等で教えているようなので,教え方が上手です |
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LOVE SOBA |
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最後に大江戸玉すだれ。基本的に旅をして各名所を玉すだれであらわすという方向性は南京も大江戸も変わっておりません。江戸時代には一般人からしたら絵の中の世界でしかなかった各名所をこうやって玉すだれで立体化することが凄かったんだろうな。今となっては簡単に移動できますし,写真やテレビ,ネット動画等で日本の各名所との距離が地が付いておりますので,将来的には全世界の名所をあらわすような玉すだれが生まれるんだと思います。
とりあえず,素晴らしいものを(無料で)見せていただいて感謝感謝であります。
さて,玉すだれを堪能したあとは梅園へ。先週よりは梅も咲いております。いよいよ満開も近い。
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梅園の様子 |
ミツクニ |
虎の尾 |
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ロウバイ |
冬至 |
春を待つ水田の様子 |
てなわけで,このあとは愛宕方面へ。
最後は東スポ映画祭。あわや入れないという大惨事になるかと思われましたが,Tさんのご配慮をいただいてなんとか潜入に成功しました。感謝感謝。
旅行記/テーマ別
2013年冬の花
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