Trip to Parisその3

 2日目。ヴァンセンヌ競馬場へ向かいます。東へ東へ。
 せっかくなので,早い時間からあいている観光地として,モンマルトルを目指します。
 なお,実はモンマルトルというのはもうちょっと広域を指しており,そもそもムーランルージュ周りもモンマルトル地域であることを知ったのはこれを書いているたった今のことであり,いまさら昨日からモンマルトルにいたことを前提とした文章は書けないので,サクレクール寺院まわりのことをモンマルトルだと思っていたというNPのご認識をふまえてご覧ください。
 なお,あらためてネットを見ていると,サクレクール寺院がある丘を「モンマルトルの丘」と呼んでいる方が多いようなので,今後はとりあえず「モンマルトルの丘」という言葉を使うことにします。

今回泊まったFiatHotel 地下鉄Blanche駅入口
オシャレ!
でも,分かりづらいよ!
Blanche駅 公演の案内

 と,いうわけで,Anvers駅に到着しました。まだ時間が早いためか,全体的に店は閉まっております。
 が,朝食売ってる店があったので購入。クロワッサンとカフェという,おしゃれな組み合わせです。なお,この国で”カフェ”と言ったらエスプレッソになって出てくるということは,ここで初めて知りました。自分は基本的にエスプレッソ文化に染まることなく生きてきましたので,なにかとエスプレッソが出てくるヨーロッパ文化には結局なじめなかったんですが,何はともあれカフェインが体内に入って目を覚ますことができれば当座の目的は達成されたのであります。

駅改札口 店はまだほとんど閉まってます パンをゲット

 さて,商店街を抜けると,いよいよ見えてきましたサクレクール寺院。ところで,なんとはなしにサクレクール寺院と呼んでおりますが,なんで「寺院」なんですかね。Basilicaって聖堂と訳したらいかんのでしょうか。

 ネットを見ると,昼には大変な盛り上がりを見せている場所のようですが,朝っぱらは閑散としています。メリーゴーランドも止まっており,馬にモンキー乗りしているアホな少年もおりません。ランニングしている方がいるなど,「朝のパリ」感がありますね。この階段を毎日上り下りしてたら足腰はかなり鍛えられそうです。

 さて。ここサクレクール寺院。注意が必要です。極めて悪名高いミサンガ売りがいるのです。どこでこの情報を手に入れたか自分でも忘れましたが,とりあえずなんとなく「ここにはミサンガ売りがいるので注意」ということはなんとなく頭の片隅にありました。
 どこにいるのか,日によって異なるのかもしれませんが,とりあえずこの日はメリーゴーランドなどがある階層の1つ上の階層でした。
 そして,何に驚くって,こいつら単にミサンガを売りつけてくるだけじゃないのです。普通なら「ミサンガ買わないか。買ったら万馬券ざっくざくやで」とある程度つきまとってくるだけだと思うじゃないですか。でもこいつらは違います。なんと,腕をつかんで無理にミサンガを結びつけようとするのです。これは怖い。
 まあ,おそらく彼らが本気を出したらそれこそひ弱なNPなど抵抗できないでしょうから,一種の脅し的な感じなんでしょうが,それにしたってこれはかなりびっくり。冬だからこっちはコート着て手はポケットに突っ込んでおり,手首は露出しておりませんでした。そのため,手を出さずに振り払うようにして事なきを得たわけですが,何度も書くけどこれこいつらが本気を出して僕の手をつかんで引っ張ったら勝ち目はないわけで,いったいどうなってるのここ。
 というかですね,ちょっと下でメリーゴーランドとその関係者以外商売しちゃダメって書いてたでしょ。そして,もうネットを見てたらここでの被害者なんていくらでも出てくるわけですよ。てことはこれ,警察なり寺院なりが事実上公認(黙認)してるってことですよね。こんなん警察が本気出せばすぐにでもなんとかなるだろ。手のつかみ方を考えるに,「多少なら手をつかむところまでOK」って警察から許可出てるんじゃないかと疑いたくなります。いやほんとこれどうなってるんすか。

 なお,場所が場所だけに,上りだけでなく下りでも彼らに出会います。帰りも無事突破しましたが,やはり腕をつかんできました。いやほんとこれ,パリはどうなってるんすか。

 で,ここを突破するとあとは平和です。こいつら2階部分にしかいないのはやっぱり警察から「2階ならやってていいよ」とでも言われてるんじゃないのか。

見えてきた 注意書き
まだまだパリでは
日本語は健在です
メリーゴーランドとその店
メリーゴーランドは2階建てです
2階部分から上を見る 2階部分から下を見る
黙々と走っておられます 奥に見える2人組が
ミサンガの押し売りです
3階部分から下を見る 噴水?
パリの景色
朝靄の中で,あまりきれいではない
左の写真の真ん中の奥の森が自分の中では今日の目的地のヴァンセンヌの森ってことになってます
寺院を見上げる

 さて,いよいよ寺院です。中は写真撮影禁止であります。ので,さくさくいきます。先の予定が詰まってるだけに,写真で時間をロスしないのは非常に重要。
 で,イギリス式の聖堂に慣れきった身としてこの手の教会は久々だったはずなんですが,いかんせんその後いろいろ行きまくったせいで完全にここの記憶が吹っ飛んでおります・・・・・・やはり写真は大事だな。


 で,上にも書いたとおり,帰りもミサンガ売りが腕をつかんできました。いやはや,なんなんだここは。
 
 で,駅に戻り,北駅で乗り換えて,さらにChatlet-Les Halls(どうもこの駅名の発音が想定と違ってて納得いかない)でも乗り換えて,ヴァンセンヌへと向かうのでした。

商店街 電車内 駅売店 乗り換えます 北駅 オサレな計算式 おそらくその解説
ピントはずれて
なにがなんだか
駅自販機 エヴィアン1.8ユーロ
日本より産地に近いのに
なんだこの値段は
キットカットは1.2ユーロ
悪名高きイギリスより
高いような気がする
センチリットルという単位は
なかなか見ない
電車案内 電車到着 2階建てです
隙間は結構大きい 電車の路線案内 TGVですよTGV!! ドアはボタンで開く Chatelet-Les Hallsで乗り換えます
なんかこの駅名の発音が自分の想定と違ってた
乗ってきた電車
乗換案内 RERのA線に乗ります 停車駅案内 駅売店

 いまいちRERがなんなのかとか分かってませんが,多分郊外線がこれなんではないかと思います。
 いずれにしても,無事ヴァンセンヌ駅に到達できそうで我ながらなによりであります。


Trip to Parisその2ヴァンセンヌ城登城記


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