最期の荒尾その3

11.パドックを見下ろす橋

 では、一旦外に出て2階に上ります。大牟田のおじさんによると、増える客に対応するため、あとから作られたとされる橋です。

スタンド裏から上がります 入場口方向を見下ろす

 で、橋からスタンド方向を見てみます。なんか気分が乗ってたのでパノラマも撮っていたようです。

橋からぐるりと スタンド入口
橋からパノラマ。パドックも入るように撮ってみた スタンドだけをパノラマで

 そして、パドックを見下ろします。今は馬の歩いていないパドックです。

ちょっとパノラマ 色々な角度から

12.スタンド2階(パドック側)

 スタンド2階に入ります。まずは通路を回ります。様々な掲示が残されていますが、それぞれフォントが異なっており興味深いです。

橋の上は禁煙なので
喫煙所は別途案内が出ています
複勝式オッズの見方 入場口方向 奥方向 奥方向の窓口側
テーブルの下に隠されていた
馬券の売り上げの使途
65周年ということは1993年のものでしょうか
この当時は売り上げよかったはずですね
誰が飲んだのか
清酒のケース
窓からパドック方向
当然スタンドからもパドックを見下ろせます
確定後しか返還しません
「返還金の」のあとの「、」が
特徴的な案内文です
第2発払所まわりを撮影 発売中のレースなどを
伝えていたと思われます
払い戻し所。JRAでもよく見た機械ですが、ここではJRAの払い戻しは出来ません
案内窓口 お願い オッズ表示は1分前まで 一番奥側からぐるりと
階段塔からの出入り口 3月30日に閉鎖となりました
何年かは書かれてませんが、
おそらく、2012年のことだと思います
1階にもあった注意書き ノミ行為禁止の注意書き
フォントが綺麗
荒尾競馬では
締切時間を厳守し
定時発走を行っております
まるで締切を厳守してない
競馬場があるかのような表現ですが
「ほかではやってもらえた」とか言う
クレーマーがいたのでしょうか
かつては開催予定表が
入っていたと思われます
別のところに
ケースが現存してるものがあった
2階トイレは使用禁止 別のところにあった注意書き
オッズの和訳は「概算配当率」です
2番、例とある部分がその上の例になってないんですが
これでよかったんでしょうか
あらお
うまかもんガイド

13.第2発払所

 第2発払所はちょっとだけ覗くことが出来ました。
 ここを見せてくれるだけでもかなり親切だと思います。こういう地味なサービス精神が嬉しいです。やる気がある人もいるのです。

 こちらは靴箱の多くに名前が残されていたり、就業規則の改訂案内があったりして、なお従業員の夢の跡感がありますね。

第2発払所に入ります 第2発払所 おそらく新年用の門松がこんなところに 移動して奥の方を撮影
フラッシュを焚いたり焚かなかったり
自動券売機・払戻機が並びます 硬貨投入口が開いた図 硬貨投入口が閉じてます
ここにも顧客対応時の注意が
人が対応する馬券発売機だと思われます
机の上に残された機械
なにかの印刷に使うんだと思いますが、
なんでしょうかね?
オペーレータへの注意事項
3分前の券交換には注意!
就業規則が変更されています
子の看護休暇や介護休暇が
付け加わっております
壁際の下駄箱
個人名が残されたままですが、
名字だけなので気にしないことにします
サンダルなどを入れっぱなしの人がいますね
発売機と払い戻し機かな?
どの機械がどういう役割か、窓の外から見てた記憶も今となったは遠くなってしまいました
これ、競馬博物館に飾られてたりするんでしょうか

14.スタンド2階(馬場側)

 さて、第2発払所を出て、探索を続けます。
 小倉競馬場のコーンがありますが、これはJRA発売コーナー用に持ってきたものなのでしょうかね??

小倉競馬場のコーンで隔離された物置スペース 馬場側の通路を進んでいきます
特観席への階段
思いっきりピンボケ
中央通路 ゴミ箱
館内喫煙OKな時代に設置されたようですが上部の灰皿部分は封鎖されております
荒尾競馬サポータークラブのポスター
QRコードからメールを送って登録する流れのようです
さらに進んで第5発払所側へ
第5発払所の窓口 マークカードの記入が困難な方
というオブラートに包んだ口頭窓口
学生生徒も馬券を
買えない時代の注意書
暴力追放楽しい競馬
奥に到着
旧サービスコーナー
ということは、湯茶接待所ですね
かつては公衆電話もあったようです
奥の通路
パドック側方向
第5発払所入口かと思ったら、
控室(1)と控室(2)とありました
特観席への階段
非常階段も兼ねていたようです
トイレ 非常階段案内 尻馬に乗る

15.スタンド2階(旧立喰コーナー周囲など)

 そして、再びパドック側へ。
 パドック側・入口側の角には、かつては飲食店がありました。かつての場内案内では「立喰コーナー」とありました。「立食」ではなく「立喰」なのがなんかいいですね。意地でも「りっしょく」とは呼ばせないぞ感があります。
 前回私が荒尾に行ったときは、ここでラーメンを食べたはずです。懐かしいです、といいたいところですが、残念ながらまったく記憶にないのでありました……。

奥の角から第5発払所方向 シャッターの下りた旧立喰コーナー 電気がないので普通に奥方向を撮るとこんな感じ
立喰コーナーの向かいには変電室 奥の窓から見下ろした図 浦和でおなじみ文化シヤッター様のシャッターです 旧飲食物を捨てるためのゴミ箱?
奥側から第5発払所方向 ここから外の食堂街へも階段ですぐに出られます 外側からも「立喰コーナー」の案内

 んで、最後に第5発払所まわりをあらためて。
 このまわりには色々と懐かしいものが並んでいましたが、なんといっても風の騎士岸滋彦。言うまでもなく、岸騎手は上村騎手アイルランド遠征に伴ってナムラコクオーの第2主戦となった騎手であります。そのことがきっかけで私は岸騎手を応援するようになり、インターネットにおける個人サイト全盛期には岸騎手のファンページにも出入りしておりました。そこから梅田厩舎応援、さらに岸騎手が引退後に所属した北出厩舎応援というかたちに発展していっていたような記憶があります。今5分ほど検索したら、当時お名前をお見かけしていたいちきしさんのTwitterを発見できました(裏付け)。あちらからは私のことなど記憶にないと思われるところ、一方的に知った気になるというネットの恐ろしさと合わせて、荒尾競馬とともに、ちょっと懐かしい気持ちになったのでした。

立喰コーナーへの案内を見ながら中へ ここにも2階閉鎖の案内 風の騎士 岸滋彦 奥方向
灰皿やら机やら椅子やらがまとめられております
窓から食堂街を見下ろす 平成23年3月改正の
荒尾駅の時刻表
まとめて放置されていた出走表
平成21年12月16日のものです
荒尾競馬廃止の2年前のものであり、なぜこれがここにあるのかは完全に謎
職員さんが我々のためにあえてゴミを置いておいてくれたのでしょうか???

 というわけで、スタンド2階の探索終了。
 続いて3階へ。3階は旧特観席です。

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